JR西日本 ひかり594号

九州出張の帰り、ということで新大阪行きの「終電」に乗ってみました。

駅近くの居酒屋で軽く飲んだつもりが、ホームに立つと結構ヘロヘロ…

で、鹿児島中央方よりやってきたトンガリ顔を見て「ああいつものN700かあ」と思ったら、

まさかの「Supreme」…しかもJR西日本編成です。酔いが一気に吹っ飛びました(笑)

旅行会社の企画商品「バリとくこだま」でチョイスできたひかり号で、グリーン席をオプションで選んでたので、

「Supreme」のグリーン車初乗車に…

色々ドギマギしながら辺りを見ていたら20時52分、定刻に発車。

7割ほどの入りでしょうか。まあ日曜夜の新大阪への「最終」ですから、直前の駆け込みで予約した人もいるでしょう。

それにしても、まだ新車の香りが残ってます・・・

21時8分、小倉着。

ここからも数人が乗り込んできて、窓側はほとんど埋まった感じ。博多発車時点でも、ここ小倉からも家族連れか結構いるのが特徴的です。

新山口着、

心なしか照明が明るくなったような気がします。という事は気づかない程度に走行中は暗かったわけで・・・「Supreme」だけの機能でしょうか。

コンビナートが見えた頃、幾分か速度を落として

構内が緩く湾曲している徳山を通過。

最新型とは言え、やはり速度を落としますね…

59分、広島着。

新山口に停まって、なおかつ1時間ちょいで博多から広島って…やっぱりN700系は足が早いです。ここからもグリーン車に乗車があったり…

東広島通過までは記憶がありますが、そこから先は居眠りをして

福山着。

この写真を撮った直後、下り「のぞみ」が通過…広島行きでしょうか。

40分、岡山着。

普通車からの降車が結構あった模様ですが、グリーン車は動きナシ。

ここまでのグリーン席の座り心地ですが、意外と硬く細かな振動を感じます。

が、決して不快なものではなく背中を包み込まれているような感じでリラックス出来ているので不思議です。

100系や300系の柔らかな感じとは対照的ですが、座り心地も時代と共に変わるのでしょう。

55分、相生通過。福岡から2時間ちょっとで兵庫県入り。やっぱり速いですわ…

23時2分、姫路着。

向かいの下りホームの乗車案内は岡山行きの案内ばかり…もうすぐ新幹線の一日が終わります。

「…山陽新幹線をご利用頂きましてありがとうございます。お客様に申し上げます。〜号車喫煙ルームにて福山からの乗車券をお預かりしております。お心あたりの方は‥」

新幹線の車内できっぷの忘れ物とは初めて聞きましたが、こういう案内までするとはカレチ(車掌)さんの職掌って改めて広い事を思い知らされます。

西明石を過ぎ須磨、神戸の長大トンネルを抜けて、

23時19分、最後の停車駅・新神戸着。

普通、グリーンともにまとまった降車がありました。夜風がいい感じに涼しいです。

32分、終点の新大阪に到着。

終電が近いせいか、降車客の足取りは一様に速いのが印象的でした。

 

* * * *

特に意図とせず「Supreme」の「山陽ひかり号」に乗った訳ですが、停車駅的にはかつての「ひかりレールスター」のパターンを踏襲しているものの、博多発車時点で10分ほどの間を置いて追いかける後続の「みずほ」(N700)が迫っているにも関わらず、新大阪では5分の差で逃げ切っています。

年々「のぞみ」に置き換えられている「ひかり」ですが、国鉄時代の新幹線速達便の代名詞にふさわしい走りをしており、「ひかり」の「伝統」を最新型の新幹線電車が守っていることを誇りに思っています。

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