号台風の接近する中ですが、乗ってみました。
かつて山陽本線では、山陽新幹線開通で急行が無くなった代わりに速達列車として、岡山~広島~下関に快速列車が多数設定されていましたが民営化までに粗方廃止され、永らく普通列車ばかり・・・それが最近になって、区間限定で快速が再設定されるように...
10時8分頃、神戸方からやってきました。遠目には京阪神間のT電(快速)っぽくも...
227系もだいぶ見慣れてきました。
115系の頃の、国鉄然とした雰囲気を見慣れた目にはやや無個性に見えなくもありませんが、地元利用の人が快適ならば外野は何も言いません。
12分、発車。
ゆっくりとですが、最初の新白島を通過。そして横川停車。からの、西広島は通過...ホントに快速に乗ってるんだなぁと実感。
広電の車庫が見えて新井口...には停まらず、次に停まったのは次の五日市。
佐伯区の玄関口なので妥当なところかも知れませんが、利用者が期待できそうな新興住宅地が集まる新井口を通過したのは、意外なダイヤ設定だなと思ったり。
今乗ってるハコ(車両)で10人ちょっと。連休真ん中で10時過ぎ、それでもって台風接近とくれば乗車率もそんなものですかね...
景勝地・宮島の主峰である、弥山のそそりたつ姿が見えて宮島口着。
広島からここまで20分...ゆっくり走っているように見えていたのですが、気づいたら結構遠くまで来ていた...そんな感じです。
降車もまとまってあって、観光客風な利用者が大半でした。
宮内串戸は通過し、大野浦着。
ここからは各駅停車に...隣には大野浦折り返しの白市行きが発車待ちしていました。
国鉄時代の「ひろしまシティ電車」の施策で一躍有名になった白市駅ですが、JRになった現在でもこの大野浦駅と共に「広島シティネットワーク」の区切りの駅として存在感を増しています。
小瀬川を渡り、和木で山口県入り。
「この列車は快速シティーライナー、岩国行きです」
の自動放送に思わず「次で終わりや」と突っ込みそうになりつつ、
終点・岩国には10時53分着。
幕は折り返しの糸崎行きに切り替えられていました。
* * * *
唐突に乗車してみましたが、土日運転と大野浦以遠各駅停車、となっているあたりにこの列車の主たるターゲットは広島と宮島口を行き来する観光客のように見えます。
快速というとラッシュ時にあるもの、と思われがちですが、快速にこういう性格付けしているあたりに広島支社「らしさ」を見たような気がします。