東京出張の帰りの足、色々迷った結果ひさしぶりにこの列車に乗ることにしました。
「こだま」や「のぞみ」は割とよく乗ってる感じで、「ひかり」は学生時代によく乗ったきり...
考えてみたら時間優先か、安さ優先かでこの2列車に集中する訳で...
* * *
昨日から関ヶ原あたりは大雪で、幹線も遅れるかな...と思ったら
やはり、というか名古屋~京都は雪のため徐行した遅れているとの事。まあ運休になるよりはマシですかね。
グランスタで昼飯とお酒を買い込みホームに上がるとややあって「こだま710号」か入線。
これが折り返し乗車する「ひかり643号」になるようです。
ひさしぶりの「ひかり」なので
グリーン車を奢ってみたり...まあ「こだま」の時に何度か乗ったのてすが、種別が違うだけで何となく気分が改まります。
定刻は12時33分発車なのですが、「こだま」が遅れて着いた関係で2分遅れで発車。
品川を出てほどなく多摩川を渡り東京脱出。
ちなみにここまでのグリーン車のノリホは6人...静かです。
新横浜を出て車内放送...
「...岐阜羽島までは定刻の予定ですが、米原地区の大雪の影響で遅れる見込みです...」
こういう案内を聞くのは初めてで、不謹慎ながらちょっとワクワクしています。
厚木あたりは結構いい天気なんですけどねぇ...
13時過ぎに小田原で「こだま」を追い抜く。「のぞみ」の下位互換になったとは言えN700系ですからね...
東京駅で買った駅弁に舌鼓をうっていたらいつの間にか静岡付近に...まだ天気は大丈夫です。
掛川で2本目の「こだま」を追い越し...ちょっと雲が増えて来ましたかね...
13時40分、天竜川を通過。川の奥の方が心なしか厚い雲に覆われているような...
浜名湖を過ぎ、行程の半分を過ぎたことを実感。
「びゅわーん、びゅわーん、はしる青いひかりの超特急...」
の歌があるくらい「超特急」といえば「ひかり号」の代名詞になっていた時代がありましたが、 昨今では「のぞみ号」が台頭する中にあってなかなか出番の無い列車になった感すらあります。それでもN700系という最新の電車をあてがわれた現在では、少し時間のかかる事さえ我慢すればそれほど混みもしておらずなかなか快適な列車と言えます。
13時53分、豊橋に停車。
自由、指定席ともに多くの利用者が降りていきましたが、グリーン車からは1人が降りていっただけ...そして「のぞみ」の待避もなく発車...
14時13分、名古屋着。到着する手前くらいから路面が濡れてましたが雨でも降ったのかな...ここで5分停車。
...前言撤回。
雪降ってきました。関ヶ原から風に運ばれてきたのでしょうか...そしてここからは各駅停車になり、実質「こだま号」に。
一宮あたりは明るかったのですが、
29分、岐阜羽島着。
バラスト(道床)が白いです...ここでも5分停車。特に通過待ちをするでもなく発車。
「このさき大雪のため速度を落として運行いたしますため、20分ほど遅れる見込みです...」
まあこうも雪景色だと走ってくれるだけマシなのかもしれませんね...
体感速度としては100キロ以上は出てそうですが、普段の1/3程度だとするとやはり「ゆっくり」です。
わかりにくいかもしれませんが、スプリンクラーが洗車機の如く活躍しています。
関ヶ原が近づくにつれ景色もそれらしくなり、バラストの雪も厚くなってきました。
冬の東海道新幹線って乗ったことは何度もありますが、ここまで雪にまみれるというのは初めてだったりします。
15時過ぎに米原着。
ここでまとまった数の降車があり、一気に寂しく...関ヶ原ほどではないにせよ、やはり降ってます。
それでも彦根付近まで来ると、
スプリンクラーの活躍でバラストに積雪はなく、速度も平時に近い速度に復帰。
近江八幡まで来ると雪なんて何処の世界の出来事なのか?と思うくらい快晴でした。
本当に岐阜羽島~米原間だけが雪に降られており、天候の目まぐるしさを肌で実感します。
25分、京都着。もちろん快晴です。
終点の新大阪には13分遅れ。雪だからもっと遅れるのではと不安でしたが、この程度なら個人的にはまったく問題はありません。
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ひさしぶりに「ひかり号」に乗った訳ですが、車両が「のぞみ」と共通化されているため特に劣るようなポイントは無く、時間かある人ならば案外快適に東海道を移動できるツールなのでは、と思いました。
そして雪に対するJR東海の執念の凄まじさが並々ならぬものがある、ということを付け加えておきます。