サンデン交通 ふくふく号

ふくふく号、と言えば東京と下関を結ぶ夜行バスの愛称でしたが、今は福岡と下関を結ぶ昼行高速バスの愛称になっています。

JRを乗り継いで下関駅へ。乗り場は…と案内所で聞くとエラく奥にありそうな感じ。

駅の裏路地を歩くこと数分。

ありました…や、本当に裏手にある寂しいトコロです(笑)

確かにバス停はありましたが、福岡へ行くバスがこんな寂しいところから、とちょっと意外な気がしました。

ベンチでぽつねんと佇むこと20分。

17時発の福岡行き「ふくふく号」、サンデン交通担当便です(いすゞエルガ)

西工車を期待していたのですが、そう当たりませんよね(笑)

車内は4列シートが並ぶ標準的仕様。4人が乗って定刻に発車。

国道9号を東へ進み、

10分ほどで最初の乗車地、唐戸着。親子連れ3人が乗ってきました。

「次は東駅」と出ていたので、はて?下関駅の東だから?と思ったら、ここが長州鉄道の東下関駅だったから、という事だそうで。

なるほど、実際に行ってみないと解らないものですね。

ちょっとしたバスターミナルになっていて、ここでも5〜6人が乗車。

最後の乗車地、宝蔵寺でも1人乗車…

28分、下関インターから関門道へ。

関門の夕焼けは絵になりますねぇ…そして、あっという間に九州入りしました。

北九州の市街地を避けるように走る九州道は渋滞とは無縁で、車内に差し込む黄昏の夕焼け風景をじっくりと楽しめます。

小倉南を過ぎて軽く眼をつぶったつもりが、結構寝入ってしまい気がついたら

若宮から古賀の坂を下っているあたりでした。夕暮の玄海灘もなかなか美しいです。

18時24分、福岡インターで九州道をout。

続いて都市高速へ。下の国道は渋滞だらけですが、こちらは快適…と思ったらこちらも貝塚付近からノロノロ。

千鳥橋JCT手前でようやく流れ、41分に呉服町ランプで高速をout。確かこの時間には天神に着いてるはずなんですが…

最初の降車地・蔵本は降車なく通過。

次の中洲で3人下車。やにわに万札で払おうとする利用者がいて乗務員さんもびっくり…

天神中央郵便局前は降車なく通過。

57分、終点の西鉄天神高速バスターミナルに到着。各方面からの高速バスの中の1台ではあるものの、側面のフグをデザインした車体は結構目立っていました。

* * *

ふくふく号はJRよりも200円ほど高いのですが、福岡の中心地へダイレクトなのと着席がさほど苦労せずに可能というのは魅力です。時間帯によっては渋滞がややキツいかもしれませんが…

一方で博多駅付近の開け具合とオプションさえ払えば、下関〜博多を1時間ほどで移動出来るJRも捨てがたく、高速バスとJRはいい感じで棲み分けがなされているように思います。

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