JR九州 さくら410号

「始発」で来たのなら、「終発」で帰るというのもまた一興という事で、乗ってみました。
f:id:tabisuru_sumiya:20210716221557j:plain
鹿児島市内でしたたかに飲み、フラフラのコンディションで新幹線ホームへ。
f:id:tabisuru_sumiya:20210716220013j:plain
お茶をがぶ飲みしなんとか目を覚ますと、21時57分に「みずほ613号」が到着。ややあってサイドの表示幕が「さくら」になりました。
22時15分に清掃が終わり、客扱い開始。
f:id:tabisuru_sumiya:20210716221744j:plain
博多行きの「終列車」とあってもう少し混むかな…と思いましたが、出発直前でもがら空き。この後に熊本行き「つばめ」もあるのでこんなものなのかも知れません。
ちなみにJR西日本編成のN700系。九州の果てで地元の車両に乗れるというのもなかなか面白いです。
22時19分、発車。
f:id:tabisuru_sumiya:20210716222658j:plain
しばらくは街灯りが見えてましたが、程なくトンネルへ。
トンネルを出たり入ったりして気がついたら、
f:id:tabisuru_sumiya:20210716223349j:plain
最初の停車駅・川内に到着。自由席からどっと客が降りていきました。鹿児島中央~川内が10分強ですからね…
ちなみにこの列車、熊本までは各駅停車で後は久留米と新鳥栖に停まるという「区間快速」的な列車です。
出水でも自由席からは降車がありましたが、指定席は動きナシ。
f:id:tabisuru_sumiya:20210716225600j:plain
熊本県に入った新水俣では自由席からの動きもナシ。ジュースを買いに自由席車内を通り抜けましたが空席の方が目立ちます。
f:id:tabisuru_sumiya:20210716225812j:plain
そういえば6月末で新幹線の車内公衆電話ってサービスを取りやめてたんでしたっけ…使われなくなった公衆電話の姿は何となく物寂しさを感じさせます。
しかしトンネルばかりとは言え、鹿児島から30分かからずに熊本県入りとは…やはり新幹線の威力は絶大ですね。
23時を過ぎた新八代で指定席から1人下車…お疲れ様です。
f:id:tabisuru_sumiya:20210716231851j:plain
23時17分、熊本着。
指定席と自由席に動きがあり、少しは乗り込んだ模様。
熊本からの利用者にとってもこの列車が博多への最終列車、という事もあるのでしょう。
それでもがら空き基調、は変わりませんが…
新玉名、新大牟田、筑後船小屋は流すように通過し、
f:id:tabisuru_sumiya:20210716233945j:plain
38分、久留米着。
自由席はそれなりに乗ってきましたが、指定席は数人が乗ってきただけ…といいますか、20分足らずの乗車時間なのに指定席を取る利用者がいることに驚きました。
f:id:tabisuru_sumiya:20210716234324j:plain
最後の停車駅・新鳥栖は自由席から2人降りただけ…もっと驚いたのは、こんな時間ですが長崎本線の接続列車があるという点で、新幹線が福岡都市圏を広げたのかも知れません。
トンネルを抜けるとそこは
f:id:tabisuru_sumiya:20210716235032j:plain
新幹線の博多総合車両所で、ほどなく終点の博多に到着。
f:id:tabisuru_sumiya:20210717000030j:plain
23時55分…かろうじて「日着」です…

新幹線の「終電」に初めて乗りましたが、鹿児島近郊で大きな動きがあった以外はほぼ全区間にわたって静かな車内でした。

Ⓒ2017 「乗ってみました」編集管理・電話番