JR九州バス 直方線

仕事が速めに終わったので…
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国鉄バスの頃から走る伝統的な路線で、これまで通しで乗ったことはなかったので、今回じっくり観察することにしました。
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直方駅のロータリー内で休憩していた真っ赤なバスが12時47分、横付けされ博多駅行きになりました。
7名ほどが乗り込み定刻に発車。
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市街地をぐるっと廻って、殿町の先でJR筑豊線と平成筑豊鉄道を越えました。鞍手高校前で下校の高校生が数人乗車…
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百合野で初の降車。その後も乗降はひとケタ台ながらもコンスタントに続き、
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粥田橋の先で左折。バイパスを行くのではなく、旧道の市街地を結ぶ、といえことなのでしょう。
本城で比較的多く乗り込んできて、車内は空席をわずかに残してほぼ埋まりました。
JRバスの一般路線なんて青息吐息なのがデフォなのですが、直方線は沿線民からしっかり支えられているようです。
13時11分、宮田着。
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バス停ですが、まるで鉄道駅のような立派な待合室。廃止された宮田線のものでしょうか…ここでも乗降は多く、車内がほぼ満席なのは変わらず…
芹田大谷で本線へ。
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宮田をすぎるとまさに田園地帯…
13時22分、福丸着。
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ここは大きなバスターミナルで変わった形の待合室があってそれなりに目立ってたのですが、いつの間にか取り壊され…
直方から宮田くらいまでの乗客がごっそり降りて、新たに乗り込んできたのは数人…
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犬鳴川沿いに遡上し、少しウトウトしていると
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左右似揺れるな…と思ったら犬鳴ダムの近くを走っており、
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新犬鳴トンネルへ突入…「筑豊」から「福岡」へ入りました。
驚いたのはその筑豊から福岡へ向かう人の数。満員ではありませんが10人ほどが車内に居た点。何となくこういう山越え区間ってガラガラじゃないかなーって思ってただけに意外でした。
道は下りになり、やはり右左に振られながら降りていき、
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同社の転回場で待機する赤バスを横目に山の神に停車。後ろに付いていた一般車をやり過ごし、再び本線へ。
筑前蒲田の手前で九州道をくぐり、
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粕屋町に入ったところの山の鼻を過ぎる頃には、車窓はすっかり福岡都市近郊に…
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多々良ではバス待ちの客がいましたが、どうやら並行する西鉄バスの客の模様…JRバスは福岡都市圏ではやや肩身が狭そうです。
松島付近で国道3号バイパスを横断。直方線は福岡市内ではひたすら県道21号を、わき目もふらず邁進しております。
やや渋滞に巻き込まれながら、
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鹿児島線と接続する箱崎駅西口には14時23分着。2人ほど降りていきました。
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馬出付近で細路地に入り、どちらかというと九大病院寄りの県庁前を過ぎ、
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千代町に到着。西鉄バスのバス停に着いたので、何となく西鉄バスに乗ってるかのような錯覚に…
大博通りに出て、呉服町、祇園町と過ぎ
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終点・博多バスターミナルには14時43分に到着しました。

並行する西鉄バスだと本当に数停留所だけしか乗らない短距離の利用者が大半ですが、直方線は直方からの通しの客こそいませんでしたが、宮田や福丸から博多まで通しで、という利用者が結構居てJRらしい雰囲気がありました。
昨今では久山やら山の神までの区間便が増え、また福津への路線廃止など、博多直方間の「大運転」系統が大半だった頃から比べると見る影もありませんが、今回乗ってみて国鉄バス時代からの「鉄道線の短絡」の使命に則った利用者層に、それなりに支えられてる路線なんだなと思いました。

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