旅する炭屋~炭屋さんだって旅したい~

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ハーバーライナー 松山市駅~神戸三宮 伊予鉄道

(乗継元:松山観光港リムジンバス 松山観光港~松山市駅

■プロローグ

松山観光港からのリムジンバスが松山市駅に着いたのが5時40分。そしてこれから乗る神戸行き高速バスの発車時刻が6時。時刻表の上では間に合うのだがイザ実際に乗り継ごうとすると何となく落ち着かない。

もしリムジンバスが途中で故障したら?乗降に手間取って大幅遅延なんかしたりしたら・・・?心配しだしたらキリがないのだが、乗りバスを趣味とする人間に共通の、乗り継ぎ時間の短さという悩みのタネがあると思われる。実際は間に合ったのでそんな心配は杞憂に終わったのだが、たぶんこの心配からはこの先も逃れられないように思う。

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 ■松山市駅~川内インター

近くのコンビニで朝食を仕入れ乗り場へ。すでにバスは入線していたがこれは神戸行きの1本前を走る大阪梅田行き「オレンジライナーえひめ号」だ。

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伊予鉄道の高速バスと言えばまさにこのカラーリングで、伊予鉄道には申し訳ないのだがオレンジ一色よりは、長く見慣れたこちらの方が会社を代表するカラーとしてふさわしいような気がするのだが・・・

5時50分に大阪行きが出発。しばらくしてやってきたのが、

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・・・やはりこのカラーリングか。うむ、しつこくは言うまい。先程のカラーリングからの脱却(イメージの定着)には時間がかかると思うが、ぜひ伊予鉄道にはこのカラーリングを途中で捨てることなくどこまでも貫き通してほしい。

ざっと見で15名ほどが乗車。アサインされた席は最前列の運転席通路側。別に狙った訳ではない。乗車前にコンビニ発券で出てきた券面を見てびっくりしたくらいだ。松山市駅を定刻に発車。

 

「失礼いたします。このバスは神戸三宮へ参ります、ハーバーライナー号です・・・」

 

運転士さんのアナウンスは至って丁寧だ。何よりも案内の口上がお定まりの「ご乗車ありがとうございます」ではなく「失礼いたします」というのが新鮮に感じた。伊予鉄道担当便だけの口上なのだろうか。とにかく興味深い。

大型車同士ならすれ違いもままならなさそうな狭い道を進み、気が付いたら国道33号に出ていた。そして松山インター口で乗車扱い。

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まさに目と鼻の先に松山道のインターがある。市街地南部の利用者への利便を図った停留所のようだ。バス停近くにクルマが多く停まっていたので、おそらく車利用での送迎がメインの乗降個所なのだろう。ここで7名ほどが乗車。今のところ隣席は空いたまま・・・発車するとすぐに松山道へ。

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市駅を出て20分もかからずに高速道路に乗れている計算になり、あっという間にハイウェイクルージングに移行したといってもいい。松山の地図を見れば判るが、下道をあまり走らず高速に乗れるというロケーションの良さを実感する。

6時半になる前に川内インターで一旦高速を「離脱」

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そしてランプウェイ下のバス停に入って乗車扱い。ここで満席になった。もちろん僕の隣も、である。うーん、空席で2席を占領しゆったりとした旅を・・・と目論んでいたが、考えてみれば休日の朝の関西向け路線である。空席であるハズがないのだ。もろくも僕の願望が崩れ去り、車内は満員御礼状態で発車した。

 

■川内インター~板野インター

しばらくは桜三里はどこかなと窓ごしに目を凝らしてみたり、ゆっくり近づいてくる今治小松道路を眺めたりしていたのだが瞼は重く・・・いよ西条のインターを示す看板は見たように思うのだが、川之江JCTも川之江東JCTも気づかずに徳島道に入っていた。むぅ残念・・・

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「こちら、吉野川サービスエリアで休憩を取ります・・・」

そういう風な案内で目が覚めた。やれやれ、前夜のフェリーではよく寝たつもりだったんだがなぁ・・・

外に出てみると、先程松山市駅で見た大阪便が横に停まっていた。明石海峡大橋までは同じルートだから不思議な事ではないのだが、関西行きのバスが10分ほどの間をおいて雁行しているというサマがなんとなく痛快だ。

トイレに行ったり、売店で菓子などを買って戻るとちょうど大阪便が出ていくところだった。そしてこちらもそろそろ発車・・・という段になって、

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JR四国バスが2台滑り込んできた。ルートと時間的なものから察するに松山か高知からの関西方面行きの便だろう。競合関係にある路線だがどちらも盛況なのは嬉しい限り。もっともこのような状況から察するに、鉄道での松山~関西間の利用率はいかほどなものなのだろうか・・・と考えたりすると暗澹たる気分になってしまう。やめよう、不吉な事は。7時50分発車。

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剣山山麓を遠くに見ながら車窓は雄大な景色が広がる。一方、徳島道は対面通行区間(上り1車線/下り1車線)がまだまだ多く、足の遅い乗用車が居たりすると「大名行列」が出来てしまう。そしてその車がゆずり車線に入ったら踏みこんで加速、追い抜きが済んで対面区間に入ってしばらくしたらまた遅い車が・・・松山道も最初はそんな感じだったのだが、いつの間にか4車線化が完了していたのでスムーズだ。徳島道もいずれは・・・と思うのだがはてさて、どうなることか。

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そんなこんなを繰り返し8時半過ぎ、藍住インターで徳島道を降りて一般道へ。県道を北上し高松道の板野インターを目指す。徳島道が高松道と物理的に接続していなかった頃に、高知や松山から関西を目指す高速バスが比較的スムーズに走るための「苦肉の策」として生み出されたルートだ。もっとも接続成った現在においてもこのルートが選ばれているあたり、正規ルートとしてすっかり定着したということなのだろう。

 

■板野インター~神戸三宮

板野インターから高松道に入ったがここも対面通行区間が残っており、それでいて交通量は結構多い。乗務員さんも車間距離には神経を尖らせているようで、不意にブレーキを踏む一般車を前にいささか疲れ気味な様子だ。

鳴門の料金所を横目に神戸淡路鳴門道へ。松山から関西に行くバスなのに徳島付近を走っているというのは鉄道好きのアタマでは信じられない事だが、四国の高速道路網を思い浮かべれば納得する。クルマ移動ではこれが「最短コース」なのだ。

またもや眠くなり、次に気が付いたのが明石海峡大橋だった。

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大鳴門橋を渡っているところまでは覚えていたのだが・・・相当に寝不足だったようだ。ほどなく最初の降車地・高速舞子に到着。

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この下を走るJR神戸線や山陽電鉄で明石や姫路からの利用を見込んでの停車、なのかもしれないが、一方で高速道路渋滞時の京阪神方面への鉄道利用によるバイパス的な役割を担わせているのだろう。4人が降りた。

長いトンネルを抜け、垂水JCTへ。

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ここからは阪神高速湾岸線に入るが、阪神高速は1キロちょいほどで終わりすぐさま第二神明に入る。その第二神明も数キロで終わり、次は阪神高速神戸線へ。本当にコロコロと高速道路の名前が変わりあわただしい限りだが、月見山トンネルを抜けて眼前に広がる大阪湾を見ると何とも言えない開放感が味わえる。神戸発着の昼行高速バスの「特権」である。が、便や渋滞状況によっては垂水で降りず、布施畑ランプ~阪神高速北神戸線~新神戸トンネルで三宮市街地、というルートを取る事があるのでその場合はひたすら山の中とトンネルだけになるのでご注意を。

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三宮の喧噪を遠目に生田川ランプで阪神高速を出る。市道を廻ってポートライナーの高架下をゆっくり進み、10時11分、三宮の神姫バスターミナルに到着。

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ご覧の通り、JRのガード下に「格納庫」スタイルの駐車場が並んでおり、到着したバスは誘導員さんが示す番号札に従い、そこでバックで車庫入れよろしくバスをリヤから押し込む。共同運行先の神戸発着路線の乗務員さんの、最後の「難関」がこの駐車場のようだ。本当にご苦労様です。

 

■エピローグ

伊予鉄道のバスの色に関してはちょっと苦言を呈してしまったが、基本的に乗務員さんの接遇とか運転技量はこれまで乗ってきた高速バスの中でも、上位に食い込むんじゃないかと思うくらい洗練されているように思った。文中でも書いたが高速走行の区間が必然的に長くなる事と路面環境が目まぐるしく変わるのが、結果的に乗務員さんにとって運転技量の向上につながっているのだと思う。

路線そのものは大阪線と伍して利用は多そうに見える。「JR組」が神戸経由の大阪・京都行きという具合に一本化しているのに対し、「民鉄組」の神姫・伊予鉄が独立した路線にしているというあたりが、JR組とは違う戦略で集客するという意志を見せているかのようで興味深い。今しばらくはこのままで推移していくものと思われる。

(2017年9月23日乗車)

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