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西日本JRバス 北陸ドリーム四国1号

開設されたと聞いた時は「いつ乗れるだろうか」と何か遠い先の話のように感じたものですが、機会を作り乗ってみました。

【路線データ】

  • 事業者:西日本JRバス
  • 路線名:北陸ドリーム四国1号
  • 車両型:日野セレガ
  • 路線型:都市間高速バス
  • 乗車日:令和元年11月2日
  • 乗車区間:富山駅~高知駅バスターミナル

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 【乗車記】

新幹線開業で「エキナカ」が充実した富山駅。夕食を済ませて、ほろ酔い気分で行きかうバスを眺めて

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20時に1台のJRバスが滑り込んできました。今夜の宿の「北陸ドリーム四国1号」です。富山駅で西日本JRバスは大阪行きで見かけますが、このバスの行き先は・・・四国の高知です。

要するに大阪~富山の路線と大阪~高知の路線をつなげた感じでしょうか。しかし北陸と四国、果たしてどういう「使われ方」をしているのか大いに興味のあるところです。

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車内は独立3列シートで、標準的な夜行路線のシート配置ですが、

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厚めのシート、いわゆる「クレイドルシート」タイプの座席です。以前「東海道昼特急」で乗った時に試したシートですが、やたら大きく通路の移動に狭い思いをしてイメージは悪いのですが、今回は少しスマートになったような気がします。

今は「グランドリーム」に使われているシート、と聞いています。

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3人が乗り込んできましたが、2人はどうやら「飛び込み」(未予約)のようで乗務員さんが乗車券作成にてんてこ舞い状態・・・どうにか処理は済んだようで20時11分に発車。

ゆっくりと国道41号を南下。2日ほど見慣れた風景のはずですが夜行バスから見ると別の場所の風景を見ているような感じがします。

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富山インターから北陸道へ。3人しかいない車内は極めて静かでこのまま高知までこんな状況なのかな・・・と思うとちょっと肩透かしな気がしないでも。ただこの先金沢や福井も停まるのでこのままではないだろうとは思うのですが、いかんせん富山~高知という運行区間ゆえにどういった利用があるのか掴めません。

うとうとしているうちに石川県に入っており20時58分、金沢東インターで一般道へ下りました。高速沿いに国道8号を進み田中交差点で市街地へ左折。

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21時09分、金沢駅に到着。9人が乗ってきました。これが多いのか少ないのか・・・やはり判断するには難しいですね。ここで乗務員さんが交代しました。金沢営業所の方同士での交代のようです。

21時20分に発車。ここで初めて乗務員さんから案内がありました。それによると京都まで乗務されるとの事、途中2か所ほどのサービスエリアで休憩をとるとの事で

「終点の高知駅には・・・」

の案内を聞き、改めて遠くまで行くんだなぁと実感しました。

再び国道8号に戻り、金沢西インターから再び北陸道へ。

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次の松任海浜公園では停車するものの乗車はゼロ。その後に停まった北陸小松も乗車はなく石川県内の乗車は金沢駅だけに・・・カーブが増えて22時13分、福井県へ。

福井インターで再び高速を降りて、国道158号を西へ進み22時44分、今夜最後の乗車地・福井駅東口に到着。

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福井から四国へ夜行で行く利用者なんているのかなぁ・・・と思ってましたが何と2人が乗車。街にこまめに立ち寄れる、バスだからできる芸当ではありますが一方で需要なんてどこにあるのか、一見ではわからないものであることを思い知らされました。

昼間は名古屋や大阪へ向かう高速バスが発着するバスターミナルですが、この便が本日最後の発車のようで、乗車が済むとターミナルは人気が無くなりました。

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発車直前にカーテンが閉められ、22時50分、発車。

国道158号を走行中に消灯されて、いよいよ夜行バスらしい雰囲気に・・・23時を少し過ぎたところで北陸道へ。北陸道を3回も乗り降りする路線って初めて乗ったような気がします。

妙なもので消灯された車内なのに、心はわくわくしており眠気が不思議となく、20分ほど走った南条サービスエリアまで目はばっちり(笑)

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 車内は暑いくらいで外に出たとたんにキンと冷えた夜の風が心地よく、カットを数枚撮りながら涼んでいました。半分くらいの客が降りたでしょうか。中には土産物を品定めしている人も。四国へ北陸土産がバスで渡るシチュエーションはなかなか新鮮です。

20分ほど停まって23時41分発車。

まだわくわくしてて目は固く開いているつもりでしたが、敦賀を過ぎたあたりで意識が「トンで」しまって、気が付いたら何処かに停まっていました。

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エンジンは止まっており車内は異様なほどに静かです。スマホの地図を確認したら、西日本JRバスの京都営業所でした。「車庫」で乗務員交替が行われていました。

実は路線開設された際に乗った「有志」が「JRバスの車庫で運転士の交代がある」と教えてくれましたが、実際自分の目でこういった風景を見ると唸ってしまいました。今は無き「山陽道昼特急博多号」は途中の広島市内のパーキングエリアで西日本JR→JR九州の乗務員交替をしていましたが、「車庫」での事例は初めて見ました。

ここでJR四国バスの乗務員さんが乗り込みエンジン再始動。2時06分、発車。金沢のJRバスのハンドルを四国のJRバスの乗務員さんが握っている、というシチュエーションはこれまた新鮮です。

東寺前で右折し、ほどなく名神高速の京都南インターへ。新名神に入り地元のインターは2時半頃に通過。それを見届けて寝ました。

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減速の気配で目が覚め、4時半頃に鳴門インターで高速を降り徳島市内へ。北陸から本当に四国へ来てしまいました。

「京都で乗務員交替しまして、高知まではJR四国バス高知営業所のコウミ(仮名)が担当しております。まもなく松茂に到着します・・・」

こういう「おはよう放送」も初めて聞きました。金沢→高知の乗務員交替だったようです。

その松茂では3人が下車。時刻は4時36分・・・福井からの客がここで降りたとするなら睡眠時間は5時間・・・いやはや。

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4時55分、徳島駅に到着。駅前はまだ真っ暗ですがここで6名が下車しました。前夜の乗車数からすると半数がここで降りた勘定になる訳でちょっと意外でした。

徳島駅を出ると今度は徳島道へ入り、藍住インターで降りて一般道に降り板野インターで今度は高松道へ。昨夜の北陸道の乗り降りの多さも戸惑いましたが、徳島県内もなかなか「忙しく」乗り降りしていました。

次の降車地・高速大内は降車ゼロ。

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5時38分、津田の松原サービスエリアで2回目の休憩のため停車しました。西日本JRバスをこのサービスエリアで見かけるというのはレアかもしれません(大抵は神戸淡路鳴門道の室津PA)

昨夜の南条サービスエリアはよく冷えていた、といった感じでしたがここ津田の松原サービスエリアは冷たさの中にも何となく「湿気の多さ」があるような気がします。それだけ南下したって事なんでしょうね。

サービスエリアを出ると次第に空が白じんできて、さぬき三木を過ぎるころにはすっかり「朝」に。

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6時15分、高松中央インターバスターミナルにさしかかるも降車はなく通過。四国の首都的存在である高松地区で降車がないというのもこれまた驚きです。

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再び高松道に乗り、西へ。高速道路の「途中下車」はもう何回目ですかね・・・

津田の松原サービスエリアを出る前に再びカーテンが閉じられたので今どのあたり」を走っているかは分かりづらく、スマホの地図で追いかけるしかありません。

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それでもカーテンの隙間からそっと外を眺めていたら、ちょうど川之江ジャンクションで高知道へ進んでおり、ここまで来たら高知はもうそれほど遠くないところまで来てます。

かつては対面通行の高知道でしたが、4車線化が済んでハイペースで走っており7時40分には高知インターにたどり着いていました。最後の降車地・高知インターバスターミナルも降車ナシ・・・

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7時53分、終点の高知駅バスターミナルに到着。降りたのは僕を含め数人だけでした。高知駅と西日本JRバスの組み合わせも、大阪行きであれば当たり前に見れる風景ですが「金沢ナンバー」のバスとなると・・・これまた唸ってしまいました。

 

乗った日の感触では金沢~徳島間の利用が多かったような気がしますが、これまで「北陸から四国、または四国から北陸への利用なんてないだろ」という固定観念があっただけに、「フタを開けたら」何が当たるかわからない・・・高知到着までそれをずっと痛感してました。今後もこういった意外な都市間の組み合わせが出来るかと思うとこれまたわくわくします。

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