という訳で、出張移動に便乗しつつ未乗の列車に乗車してみました。
駅近くの牛丼屋で朝定食をかっこみ近鉄の大阪難波駅へ。
ホームに出てこのサイトの準備をしていると、
桜川方からやってきました。7時半発の特急107列車、アーバンライナーネクストです。アーバンライナー自体は何回か乗ってますが、先頭が茶色に塗られたネクスト車は初めてです。
そしてデラックスシートも初だったり…
2-1シートも高速バスでは比較的よく目にしますが、私鉄特急では少数派じゃないでしょうか。車幅が広い分ゆったりしています。
この車両に乗るには「デラックス券」という料金券が必要なのですが、520円の追い銭でこのゆったり感が買えるのであればなかなかお得かと。
定刻に大阪難波を発車。ここからのデラックス車への乗車は僕1人…
7時36分、鶴橋着。ラッシュらしくホームは鈴なりでしたが、こちらに乗ってくる客は1人…ラッシュを横目にリクライニングシートでまったり、というのは有料特急列車の「特権」ですね。
出張中の資料に目を通したり、片付けをしていたら
大阪と奈良の県境にさしかかってました。車窓から目を離していたのは20分。あっという間です。
大和八木からも1人乗車。そして急行の名張行きと接続…ラッシュは幾分か落ち着きましたでしょうか。
大阪難波から1時間かからずにこんな風景を見れるところまで…
ところで名阪特急(甲特急)は鶴橋、大和八木、津、四日市が基本的な停車駅ですが、今乗っている107列車は名張、伊賀神戸、白子、桑名が加わるという「乙特急」仕様…ノンストップ色の濃いアーバンライナーにあって異色の存在と言えましょう。
(かつては鶴橋~名古屋が本当にノンストップだった時代がありましたが…)
その名張で五十鈴川行き急行と接続しつつ、乗務員(運転)交代。
数分走って停まった伊賀神戸は伊賀鉄道の乗り換え駅ですが特に乗降客はなく…ではなくデラックス車に1人乗車。途中乗車が結構ありますね…
大阪線の「秘境駅」である西青山を過ぎて青山トンネルへ突入。これを抜けるといよいよ東海地方…
8時48分、中川連絡線を通って名古屋線へ。毎回ここを通るときはワクワクします。
津で乗務員(運転)交代…よく交代する列車です。
9時8分、白子着。
ここからデラックス車に1人乗車…終点まで40分ほどですが、「静寂」を求めるお客は割と近場でも居るようです。
次の四日市では3人乗車…関西エリアよりも東海エリアで人気がありますね。
最後の停車駅・桑名では…さすがに乗車はありませんでした。
揖斐、長良、木曽の「木曽三川」を渡り、伊勢から尾張へ…
しばらくは田園地帯と住宅地の混在した郊外という雰囲気でしたが、
八田付近からは名古屋駅付近のビル街が見えて…
9時53分、終点の近鉄名古屋に到着。
「ひのとり」に比べるとアコモはやや陳腐かなと思いつつも、「ゆったり感」は遜色なく名阪間の移動の選択肢として十分足る存在と思いました。