(乗継元:神戸市交通局21系統)
【路線データ】
- 事業者:神戸市交通局
- 路線名:6系統
- 車両型:日野ブルーリボンシティ
- 路線型:一般路線バス(循環線)
- 乗車日:平成30年1月7日
- 乗車区間:松原通5~兵庫駅~長田神社~房王寺町5~新開地~兵庫駅
【乗車記】
濃緑色のBRC、今や希少種となったワンステップ車です。しかも今流行のオートマではなくFSシフト。運転席の横にクレーンの操作レバーのようなものがちょこんと鎮座していました。
13時23分、乗ったのは僕一人で入線してまもなく発車。しばらくは町工場の集まったところを走るが正月気分の抜けない界隈はどこかのんびり。客もあまり乗ってこない状況とあってはバスも早着気味らしく出だし早々の西柳原で時間調整の停車がありました。
あと数日もしたら大勢の参拝客で賑わう柳原えびす神社の横を抜けJRの高架をくぐり左折。兵庫駅で数人が乗り込みようやく車内はそれらしいサマになりました。県名にもなったところなのですが駅舎、駅前はどことなく昭和の昔日の雰囲気が残っていて、そこへ市電以来のカラーリングをした市バスがいるという風景は「これぞ神戸」といった風情だと自負しています。
大開通と水木通に挟まれたところで広い道路に出ました。国道28号なのだが「神戸高速鉄道の上」といった方が理解が早いと思います。ここは1・17の震災で崩壊した箇所。今やその痕跡はほぼ消えて完全に生活道路の一部となりました。そんな国道28号を西へ進み地下鉄長田に到着。ちょうど長田神社への参道が始まる大鳥居を正面に見るようなスタイルです。
13時42分に出発するとちょうど僚車がやってきました。鳥居をくぐるバスというのもなかなかユニークだ。こちらは鳥居手前で右折し五番町へ。このまままっすぐ行けば湊川公園だが途中で左折し住宅地の中へ。今まで大通りを走ってきた目には2車線であってもずいぶん狭く感じるから不思議なものですね・・・
俄かに急になった坂を登り、神戸電鉄の高架をくぐると房王寺町5のバス停で別の市道に合流。ここで180度の方向転換。ここまでで車内は半分ほどの入り。兵庫駅やら地下鉄長田でまとまった乗降はあったものの、途中の乗降はそれほどありませんでした。といいますか、いつの間にか乗っていた、というのが正直な感想です。
夢野町に入ったあたりから徐々に下りはじめ、三宮からの7系統が走る山手筋の市道と合流。眼下に新開地の街並みが見え始め「神戸らしさ」を堪能。車内は立客も多く熊野町~湊川公園西口・新開地がピークといったところでしょうか。
その新開地を過ぎると半分以下の入りになり、あとは消化試合のような趣で南下。30分ほど前に見かけたJRの高架に再び沿って走り14時05分、終点の兵庫駅に着きました。
(令和元年5月9日記事構成変更)
(乗継先:神戸市交通局7系統)