「乗ってみました」と「電話番@note」共同企画、第二弾です
ここまでは、こちらをご覧下さい。
今まで、福岡から宮崎というと「フェニックス」か、鹿児島まで新幹線で出てそれから・・・という感じでしたが、今回はものは試しという訳で・・・
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博多からの「つばめ309号」を降りると、既にターミナルに入線していました。
九州産交担当の「B&Sみやざき309号」
「つばめ」と同じ号数という事は、接続列車を表しているのでしょうか。
八代営業所のセレガHDで4列シート車です。えんじ色のシートが明るく、今までの産交車とは違うような雰囲気です。
7時53分、発車。15〜6名が乗車。
自動放送のあと、乗務員さんからの案内が流れる。完結に、かつ必要な情報だけ・・・
九州新幹線の高架と別れて国道3号線へ。
軽いラッシュは始まっているが、概ね順調に流れて、
8時1分、八代インターから九州道へ。途端に大粒の雨がフロントガラスを叩きます。
これからトンネル群だからよかったものの、この先の道路状況に一抹の不安がよぎります。
トンネルを抜けるたびにバタバタバタッと雨が叩きつけ・・・
球磨川の流れを撮ろうにも、ガラスの雨粒に焦点が合ってしまい辛いです(笑)
坂本バス停を過ぎたあたりで、雨が小康状態になったので再度トライ。
黒々とした、と言ったほうがいいのか、とにかく「濃い」緑が目に飛び込んできます。
鮎帰バス停を過ぎ、全長6.3キロの肥後トンネルへ。
これを抜けると中九州もそろそら端の方だな…と実感。
トンネルを抜けると雨はほとんど降っておらず、海側だけの荒天だったと知りました。
山江PAを過ぎると山も遠ざかり穏やかな雰囲気に…
8時半、人吉インター着。
3人ほどが降りていきました。待ってた利用者が乗ろうとしてきましたが、
「途中からの乗車はできません」
と、乗務員さんの一言で退散。
新八代で新幹線からの利用者を乗せたら、あとは各停留所で「降ろす」だけであくまで「新幹線連絡」を旨としていることの「表れ」でしょうか。
(途中利用なら「フェニックス」「なんぷう」で可能)
本線に戻ってしばらく走ると球磨川を渡りました。
川幅は広いですが、これで「中流域」というから驚きです。
緩い登り坂を経て加久藤トンネルへ。
これも肥後トンネル同様に長いトンネルで、6.2キロの全長を持っています。
トンネルの中ほどで熊本県から宮崎県に入りました。
48分、えびのインター通過。
「フェニックス号」と違って、ここには停まらず小林まで直行する。
50分、えびのJCTから宮崎道へ入る。
この辺りからまた雨が酷く降り始め、また焦点が手前になり始めました(笑)
視程も「良い」とはとても言えず、霧発生時と同じくらい見えづらい状況です。
にもかかわらず、こんな大きなクルマを安定的に走らせる乗務員さんの技量に、ただただ感じ入るばかりです。
次の停車地の小林インターは、降車希望がなくそのまま通過。
「フェニックス」ては休憩するはずの霧島SAもサクッと通過。
何もかもが「異例な」運行体制です。
高原を過ぎたあたりで再び雨は小康状態。まだパラついてはいますが。
高崎東バス停を過ぎて大淀川を渡る。
宮崎でも随一の大河川ですが、まだ「濁流」にはなっていません。
9時21分、高速道路上の都城北バス停着。
1人が降りていきました。やや時間調整したのち発車。
次は宮交シティ、という案内ののち、前方のディスプレイには南宮崎駅からの乗り換え案内が出ました。
このあたりも「鉄道連絡バス」を意識しているのかも知れません。
都城北を出ると行程もあと少し…先程の雨の険しさもなくなり、なだらかな道が続きます。
木立を抜け44分、宮崎インターで高速を降りました。
このまま行くと一ツ葉有料道路なので、途中で降りて国道220号へ。
このシュロの木の並びが如何にも南国らしいです。
いつしか雨も小降りに…
53分、宮交シティ着。1人下車。意外と少なかった。
国道には戻らず南駅通りを北上。
二度目の大淀川を渡り、
10時1分、終点の宮崎駅着。
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九州新幹線の博多延伸時に新八代で接続する高速バスとして「九州新幹線リレー号」(都城~新八代、鹿児島交通観光が運行)という路線もありましたが、こちらは早々に廃止されてしまいその時に「B&Sもどうなんだろうな」という一抹の不安はありましたが、どうやらこちらは「新幹線連絡高速バス」としてだいぶ定着した感があります。
(ここからは、こちらをご覧下さい)
【令和6年7月11日乗車】