熊野御坊南海バス 万博シャトルバス

京阪バスを降りて万博会場へ…行かずにそのまま、南海なんば駅行きの乗り場へ。

* * * *
そしてバスの時間まで、ひたすら撮りバス…

万博会場で初めて見た阪急バスのBYD電気バス。

地元がEMJ(EVモータースジャパン)ばかりなので、同じ阪急バスでもずいぶん雰囲気が違うものだと驚くばかりです。

近鉄バスの一般路線車と高速路線車。

電気バスもさることながら、高速車まで駆り出しての輸送体制です。

大阪ばかりでなく、長野県の貸切バスの姿も・・・ツアーでやってきたのかと思いきや、れっきとした万博シャトルバスなようで・・・

県外の事業者からも動員をかけて、万博輸送体制を構築しているとは「意気込み」の凄まじさを感じます。

ま、これが僕の「万博」という事で(笑)

12時57分、南海バスの観光カラーをまとったバスがやってきました。これが南海なんば駅行きのシャトルバスのようです。

古めのバスを期待していましたが(笑)、なんとマイナーチェンジされた三菱ふそうのエアロエース・・・新車を導入しているあたりに「気合い」を感じます。
改札を受け、車内へ…

車内はごく普通の観光バスで、4列シートがズラリと・・・今時のクルマらしく、USBコンセントがあったので、早速充電の恩恵に預かります。

そして所属が「熊野御坊南海バス」…南海バス本体ではなく、グループ会社が出張ってきているあたり本体だけでは賄いきれなかった、という事なのでしょうけど普段縁のない事業者だけに、本当に驚きました。
こうしてみると、南海バスも結構万博輸送にはフルで挑んでいるんだなと。
僕とあと1人と計2名という寂しさで13時10分、発車。
結局飛び込み客は無し。会期中の昼下がりはまあこんなものなのでしょう。

会場内の電気自動車の充電ブースには電気バスがずらり・・・

ゆきの京阪シャトルと同じルートで舞洲へ戻り、遠くに阪神工業地帯を見つつ

18分、湾岸線へ。

天保山大橋を渡り大阪港線へ。このあたりは自分でも運転することがありますが、結構目まぐるしく気の抜けない区間が続きます。
ふと気がつくと阿波座のジャンクションを過ぎており、大阪の中心部に出ていました。

27分、丼池のジャンクションで環状線に乗り少なめの交通量の中を進み、

湊町ランプで高速を出ました。このあたりはOCAT経由の高速バスであれば馴染深いルートでもあります。

左に進めばOCATのバスターミナルですが、今回はOCATには立ち寄らず右へ向かい下道へ・・・

湊町界隈のマンション街をぐるぐる周り、

なんばパークスから高架へ。これもなんば発着の路線に乗っていると馴染はありますが、よくこんな狭いところすり抜けていくなぁと毎回通る度に感心したり・・・

41分、終点のなんば高速バスセンター着。

40分強の、あっという間のバス旅でした。

* * * *

万博輸送という未曽有の数の利用者が動くイベントだけあって、その輸送機関の顔ぶれは普段僕らが目にするもの以外にも出てきており、乗りバスを趣味とする者としても、千載一遇のチャンスでもあります。

万博に用がなくとも、こういう輸送体制であったという事を書き残すという事にも、大きな意義があると思っています。

【令和7年5月25日乗車】

Ⓒ2017 「乗ってみました」編集管理・電話番