という訳で東京へ向かいます。
あいの風とやま鉄道めぐりを適当な所で切り上げて駅弁を買い込み、新幹線ホームへ。
夕陽の中から、金沢始発の「かがやき514号」が入線。E7系...念願の東日本編成です。
席に落ち着いたと同時に発車。
2時間ちょいで東京に着ける「速達便」なためか、通路側を数席残し結構な「入り」です。
そして車窓は雪溶けが始まったアルプスの峰が...
となると、もう夕食でしょう。
源の「ますのすし小箱」と皇国晴酒造という黒部の地酒「幻の瀧」。
いや、地元同士の組み合わせで旨くないはずがないでしょう。
感動しながら味わっていると、
いつしか姫川を渡って糸魚川を通過。もう新潟県です。
そしてさらに長いトンネルを通り、
パッと開けたかと思うと、すでにそこは上越妙高の構内でここからはJR東日本エリア。
暮れなずむ風景に残雪が残る山々...これ以上の肴がどこにありましょうぞ。
しかし現実、もう少しいけるかなと思い、
同じ「源」の「雷鳥の歌」という弁当と、若鶴酒造の「富山スモーキーハイボール」で再突入。
弁当とトンネルの暗闇を肴に飲んでいました。
ちなみに「雷鳥の歌」ですが、ただの小ぶりな幕の内と決めつけていると、強烈なカウンターパンチを食らいます。
鱒の塩焼きとつくねの揚げ物、これで僕はノックアウトされました。
飯山を過ぎトンネルが短くなり、やがて新幹線の車庫が見えてきて、
19時過ぎに長野着。1時間経ってないんですね...
ここからの乗車も多く通路側の席もほぼ埋まりました。
そして乗務員さんもJR東日本の方に交替...
とっぷりと暮れた東信州を突き進み、少し速度が落ちたかなと思ったら、
軽井沢通過。で、駅を過ぎた途端に猛加速。やはり軽井沢までは新幹線と言えど登坂はきついんですかね...
トンネルに次ぐまたトンネルで明かりらしい明かりは、新幹線の「秘境駅」と言われている安中榛名だけで、あとは高崎手前まで真っ暗...
気かつくと、高崎の外れの上越新幹線合流点付近...
そして19時39分、高崎通過。もう関東なんですね...
山万のモノレール線の駅が時々過ぎていくのを見て、大宮が近づいていることを実感し、
20時丁度、大宮着。
ここで半数以上が下車していきました。北陸からの乗車が多いなあと思ってましたが、最混雑区間は以前から走っている長野新幹線エリア、というのが興味深いところです。
19分、上野通過。
この風景だけでも北陸新幹線の速達便に乗った値打ちがあります。
終点・東京到着。
折り返し「あさま629号」になって長野を目指します。ご苦労様...
前半ほとんど呑み鉄になってしまいましたが、お酒2杯に弁当で気が着いたら東京...距離感はちょっとおかしくなりそうですが、速さは丁度いい感じの「かがやき号」の旅でした。