JR西日本 特急サンダーバード34号

金沢で「はくたか」から乗り継いだのは、順当に大阪行きの特急でした。
構内の土産物屋でお目当てのものがあったのですかさずゲット。そしてホームへ行くとすでに横付けされていました。

683系の特急「サンダバード34号」です。自由席はそれなりに混んでいたようですが、

こちらグリーン車は発車直前でも4人…まあ福井での乗車に期待しましょう。
車掌さんの「お見送りのお客様は車外にてお願いいたします」のアナウンスをひさしぶりに聞いたような気がします。

16時。定刻に金沢発車。
雨粒を流しながら、次の停車駅は加賀温泉。松任や小松に停まらない往年の「白鳥号」を彷彿とさせるダイヤ構成です。

椅子周りの設備を弄ってたらこんな小物が…反対側には収納式のテーブルがありますが、ドリンクホルダーが備え付けられていたとは…なかなかこういう「小技」が見れるのはJRWのお家芸、といったところでしょう。

小松手前で工事中の北陸新幹線の高架が近づいてきました。小松も停車駅になるんですね…

24分で最初の停車駅、加賀温泉に到着。金沢行き「しらさぎ号」がまさに出発せんとしていたところでした。

山の中の牛ノ谷を通過。福井県に突入しました。
ちなみに次の停車駅は福井…大抵の特急が停まる芦原温泉に停まらない、まさに「スーパー」なダイヤです。
16時43分、福井着。

雨は小降り。南の空が結構暗いのが気になりますね。ここから1人乗車。
鯖江を通過し

越前市の玄関口である武生も通過。小松や武生に停まる特急によく乗る身としてはこれだけ通過されるとドキドキしますが、一方で痛快でもあります。昨今の特急はやや停まりすぎな感を持ってただけに…
いつ通っても長さを実感する北陸トンネルを抜けて、

敦賀到着。遠くまで来ましたが金沢からまだ3駅目なんですよね…自由席や指定席にはそれなりの列が出来てましたがこちらは閑散と…
鳩山ループを過ぎ新疋田を通過し深草トンネルを抜けて
近江塩津(集福寺信号場)で湖西線へ。ここのダイナミックな分岐はよくぞ国鉄時代に完成させてて良かったなと実感する設備です。
分水嶺の山々をトンネルで越えて

湖北らしい水田風景が広がります。
ほとんどレールのジョイント音を聞かずに進んでおり

17時55分、堅田を通過。223系が停まっており近畿圏に入った事を実感します。
山科で琵琶湖線(東海道本線)に合流し


京都に到着。ラッシュに差し掛かってますが「サンダバード号」の周りは静かです。
いつの間にか雨はやみ、

山崎を過ぎていよいよ大阪府入り。すれ違う通勤電車もラッシュっぽい雰囲気になってきました。

18時45分、無事に終点大阪に到着。

北陸新幹線開業後の北陸特急に通しで乗ったのは久しぶりですが、停車駅の絞られた系統が未だに残されてて少しホッとしました。
いずれは新幹線開業後に無くなる列車だとは思われますが、その時まで活躍が続くことを切に願います。

Ⓒ2017 「乗ってみました」編集管理・電話番