JR四国 特急いしづち1号

出張と趣味が重なったので、久しぶりのJR四国の特急に乗ってみました。

ジャンボフェリーを降りて高松駅へ。かなり間があったので高松近郊の駅めぐりをして戻ると丁度いい時間に...

松山行きの特急「いしづち1号」です。
8000系も松山電化時に投入された時はニューカマーでしたが、続々と新型車両がリリースされている現在とあっては「ベテラン」の部類に入ると言えましょう。
7時37分、定刻に発車。

今回は自由席利用で、高松発車時点で窓側が大体埋まったくらいですかね...
初っぱなからガンガン飛ばし、坂出を経て宇多津へ。

瀬戸大橋線を走る3両の特急が近づいてきたなと思ったら宇多津着。そしてここで

その3両の正体が判明。岡山からの松山行き特急「しおかぜ1号」でした。その「しおかぜ1号」を後部に増結し、ここからは8両編成に...
「しおかぜ」と言えば四国特急の「名門」的な位置にいる列車ですが、それが3両という短さにただただ驚くばかりです。

多度津で211系似の6000系を発見。ここからは単線になり、

海岸寺を過ぎたあたりで瀬戸内海が車窓に広がります。
しかし、制御振り子の威力はなかなか凄いですね。カーブ通過時の車体がぬるぬる動く感じで、頭で判っていてもつい身構えてしまいます(笑)
詫間、観音寺と停まり、

香川県最後の駅・箕浦を8時半過ぎに通過。ほどなく愛媛県入り。
川之江では何人かが降りていき、

伊予三島では岡山・高松行き「しおかぜ・いしづち8号」とスライド。

伊予土居あたりまでは海岸線と付かず離れずで、関川から山間部へ。そして新居浜の市街地へ...なかなか目まぐるしいてす。

その新居浜には9時着。松山まであと一時間ちょっと...

列車名の由来となった石鎚山への最寄り・伊予西条では、

アンパンマンラッピングの特急「いしづち」とすれ違い...高知に行かない列車でもアンパンマンをラッピングしているあたりに、同社の並々ならぬ「推し」への思いを感じます。

9時半の今治でまとまった乗車があり、香川県内から通しの利用もあって結構な乗車率に...

菊間付近からは燧灘が車窓の友に。

最後の停車駅・伊予北条は9時54分着。
ひなびた感じの駅舎が特急停車駅とは思えないくらい長閑です。
三津浜を過ぎ、高架化工事の現場横を過ぎて

終点の松山に定刻の10時7分に到着。はるか彼方に宇和島からの特急「宇和海」がゆっくりと接近して...

これまで区間乗車はしてきた「いしづち号」で、全区間通しで乗ったのは初めてですが、増結があったり、制御振り子の動きを堪能したり、海岸線の景色を愛でたりと飽きのこない2時間30分を過ごす事が出来ました。

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