新型コロナウイルス蔓延のご時世ですが、明日からの仕事の前乗りに乗っかり、乗ってみました。
遠鉄高速バスは「eLineR」というブランドで固めているのですが、
JRグループで共通の~エクスプレス~号になってます。
16時過ぎに入線。路線としてはUSJが始発なのですが、ガラガラだったのでここ大阪駅が事実上の始発駅ってところですね。
シルバーメタリックの遠鉄エアロエースに乗るのはこれが初めてだったり…
乗車は僕を含め3名。週の真ん中だからか、はたまたコロナの影響で外出自粛がなされているためか定かではありませんが、閑散としています。
4列シートですが、JR系の楽座シートのような出で立ちで結構重厚です。アサインされた席に座りましたがどうやら隣には誰も来そうにありません。
16時10分、定刻に発車。
福島ランプから阪神高速に乗り、豊中インターで名神高速へ。この間に乗務員さんから案内が…
「只今、自動空調運転を行っております…」
うーん、時節柄言わなきゃいけないのでしょうね…
至ってスムーズに来れました。阪神高速で渋滞に巻き込まれるかな…と思ったのですが。
快調ですなー、と悦に入ってふと前方を見たら…
LEDディスプレイに現在地を示す表示が点いていました。ビデオ放映サービスが無いというのが当たり前になった高速バスで、こういう活用方法があるというのはユニークです。インターを過ぎると表示も変わるのでGPSと連動しているようです。16時45分、京都府入り。
55分、京都深草バス停で最後の乗車扱い。1人乗車…軒並みガラガラの公共交通機関の様子がSNS上で上げられていますが、この便もおそらくそういう事なのでしょう。17時、発車。
「京都出ました。お客様お揃いです」
「了解です。気をつけて」
営業所と連絡をとってたようで…こういうやり取りを聞いていると、これから長距離を行くんだなぁと旅情を感じたり…
滋賀県に入ってもまったりとした走りで、
草津JCTから新名神へ。夕方になったせいか交通量はやや多くなったような気がします。
17時半過ぎに甲南PAで最初の休憩。ここの看板は本当に気合いが入ってますね…店の中はガラガラ。時間帯ってのもあるのでしょうけど、テレビが「緊急事態宣言」の事で色々と報道しているのもあいまってなんとなく暗いムードなのが印象的でした。
そんな雰囲気を吹き飛ばすかのように、乗ってきたバスが黄金色に輝いていたのでカットを数枚…綺麗というよりは神々しいものに感じました。
鈴鹿トンネルを抜け、18時過ぎに亀山西JCT通過…かつては真っ直ぐが東名阪ルートでしたが数年前に四日市までダイレクトにつながって今はこちらが主流に…不思議なものでこうして見たら、新ルートの方が昔からあったような錯覚に…
菰野を過ぎたあたりで夕焼けがいい具合に…色々と不安が多いこのご時世で、こうした何でもない風景が目に染みます。
18時23分、伊勢湾岸道へ。お月様が出てきました…ちなみに長島温泉でも客扱いがあるのですが、今日は予約がなくそのまま通過しました(予約がある時には立ち寄る)
名港トリトンから見た名古屋市内。日が暮れるのが随分遅くなったような気がします。行程的には半分を過ぎたあたりですかね…
18時55分、最後の休憩地・刈谷SA到着。名港トリトン付近ではかろうじて明るかった空もここまでくるととっぷりと暮れていました。
SA名物の観覧車が一段と輝いていました…19時10分発車。
「只今30分ほど早めに運行しております…」
発車直後の乗務員さんからの案内で「巻いて」走っていることを知りました。関西での渋滞がなければこんな感じなのでしょう。
豊田JCTから東名高速へ。さすがに新東名ではないようですね…
19時52分、最初の降車地である東名三ヶ日に差し掛かりましたが降車は無く通過。
最初の降車があったのは浜松西インター駐車場でした。
インターからちょっと入り込んだところにあり、空港リムジンバスが留置してあったり、大きめのホームがあったりとちょっとしたバスターミナルでもありました。ここで1人下車…
航空自衛隊浜松基地の横を通り抜け、
さすが浜松というか、やっぱりあるんですね。これのバス停が…ちなみに降車は無しでした。この後、最後の途中降車地・ホテルコンコルド前を通りましたがやはり降車0。
20時33分、終点・浜松駅に到着。静かな降車風景でした。
乗車当日は新型コロナウイルス禍とあいまって、乗車率は厳しかったのではと思われますが大阪と浜松を昼行で5時間ほどで結ぶというのは乗ってる身としても手頃なように思えます。