旅する炭屋~炭屋さんだって旅したい~

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JR東日本・JR東海 臨時快速ムーンライトながら号

【路線データ】

  • 事業者:JR東日本・JR東海
  • 路線名:臨時快速ムーンライトながら号
  • 車両型:185系
  • 路線型:快速列車
  • 乗車日:平成29年8月13日
  • 乗車区間:東京~大垣

【乗車記】

 22時前に東京駅の東海道本線ホームに上がるとちょうど「サンライズエクスプレス瀬戸・出雲」が出発するところ・・・ベンチで出入りする列車を眺め23時過ぎ、東海道線の普通列車が出てしばらくして真っ白な電車が新橋方から滑り込んできました。

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今夜の「宿」となる185系で編成された「ムーンライトながら」大垣行きです。指定券に記された号車と席番に行くと・・・ん、先客がいますね。とっさに手元の指定券を再確認・・・間違いない、ここの座席です。という事は・・・

 

僕:あのー、ここ・・・

先:え、私もここなんですが・・・きっぷ見せてもらえます?

 

相手と僕とで指定券の席番を確認

 

先:あー、これダブってますねー

僕:そう・・・ですよね

 

こういう時は妙なもので、何故かお互いのハラを探り合いをしながら喋るものなんですね。

 

僕:まあ車掌さんに相談しましょう・・・ところで席は・・・

先:あーいいですよ、私あっちに座ってます

 

そういって先客さんが数席離れたところへ移動していきました。ダブルブッキングというのは初めてのことで、人からはよく聞くことはあっても自分はそういう目に遭うと案外どうしていいものか判らないものだなとちょっと情けなくなったり。

複雑な気持ちで座るとほどなく発車。185系の主電動機の唸りがそのまま車内に入ってきてとても特急型に乗ってるという気はせず、往年の165系あたりの電車に乗っているかのような錯覚に陥りました。

品川に着くと今乗ってるハコ(車両)にもドヤドヤと足音が響き賑やかに。ぐるっと見回すと80%ほどの入りになったでしょうか。

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大森あたりで車掌さんがやってきて先客さんと一緒に

 

僕・先客:ええと、ダブってるようなんですけど・・・

車掌:ええ?ちょっと見せて貰えますか?

 

車掌さん指でなぞりながら券面をチェック。特におかしいところはないようで腑に落ちない表情でしたが、

 

車掌:わかり・・・ました。そしたら〇番の〇席にどちらか行ってもらえますか?

 

僕はサッとカバンを持って移動しようとしましたが

 

先:わかりましたー、私近いところに座ってたんでそっち行きますー

僕:えっ、いいのですか?

先:構いませんよー

 

あっさりとダブルブッキングは解消・・・いやなんか、もっとこう拗れるものなのかなーとか思ってた自分、いったいナニを期待してたんでしょうねぇ・・・

 横浜に着き数人が乗車。隣は今のところだれもいない模様。そろそろ大船だなーと思ったらあっさり通過・・・アレ?長距離系は大船停車じゃないの?と訝しがりつつ携帯で時刻表サイトを開けて確認したら・・・小田原まで通過でした。

「もうお休みのお客様もおられますので、車内放送は緊急時を除いて明朝の名古屋到着まで控えさせていただきます・・・」

 車掌さんのこの案内で一気に夜行列車の旅気分が盛り上がってきます。ただ列車の足取りは快調かと言えばそうでもなく、時折信号停車一歩手前まで減速して加速したかと思ったらまた減速・・・そんな感じの走りが国府津付近まで続きました。考えてみれば今乗ってる列車は「臨時列車」。立場としては定期列車の隙間で走っていることになり、定期列車の影響をモロに食らう立場なので得てしてこういう感じになりやすいのでしょう。

小田原でドカッと乗るか・・・と思ったらここも数人だけが乗車しただけで発車。隣は・・・まだ誰もこない。時刻表では次の停車駅は沼津だけど時間が時間(1時過ぎ)だから乗ってくる可能性は低い。となると隣は空席って確率が高い。ちょっとだけ気がラクになりました。

根府川~真鶴間のワイディングな区間をレールを軋ませながらゆっくり走り熱海着。乗降扱いのない運転停車です。運転士、車掌がJR東日本からJR東海の乗務員に交替しました。丹那トンネルの中で反響する主電動機の音を十二分に堪能し、ほどなく沼津着。驚いた事に他のハコからだけど2人ほど降りていきました・・・

 

それにしても・・・暑い!僕はピザ(肥えているの隠語)であるため人の多くいる場所での暑さは人以上に感じやすいタチなのでそれなりに覚悟していたのですが、それを差し引いても蒸し暑いです。トイレに行きがてらデッキ付近に立つとダクトからの風になんとなく湿気を感じました。思い返せば今乗ってる185系は車齢は30年以上たつロートルな電車。特急型と言えど設備的にガタが来ているのも事実なのでしょう。

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2時過ぎに静岡到着。このあたりになるとさすがに意識が朦朧としかけましたが、そんな中でもここから数人が乗車してきました。「大垣夜行」時代はここでの長時間停車で買い物や背伸びができたそうですが、臨時列車となった今は数分で発車。用宗の駅名板を確認したところまでは覚えていましたが、気が付いたら浜松に停まっていました。30~40分は寝たことになるのでしょうか・・・

浜松での停車時間は20~30分ほど確保されており、ホームに出て涼んでいると鉄道ファンが「ムーンライトながら」のサボやらヘッドマークをしきりに撮影し、電車の色々な部位を撮っていたりと忙しそうでした。

僕はというと、ホーム下の改札を抜け徒歩3分ほどのところにあるコンビニへ。ぶっかけそばとおむすびを買い込んでホームへ。ファンの間では長時間停車の事を「バカ停」と呼ぶのですが、そのバカ停のおかげで夜食にありつけました。

貨物列車の通過を撮ったり、相変わらず動きの激しい鉄道ファンの様子を眺めてたら発車・・・やっぱり蒸し暑い。周りは寝静まって?いるのですが、意を決して窓を数センチほど開けてみました。特急型で窓が開くのは185系のみで、急行への運用を想定していたための仕様だとか。カタンカタン、カタンカタン・・・音がモロに入ってきて少し喧しいですが少し涼しい風が入ってきます。これは蒸し暑さにうだされてた身には非常にありがたいもので、誰も起きる気配はないな・・・よし、もう少し開けよう。もう一段窓を上げてみましょう。風が体に当たって心地よい。自然風は冷房の風のような冷たさはありませんが、走行中の列車から入ることから体感温度を下げてくれます。線路際の建物に時折ジョイント音が反射してドキッとするくらい響きましたが、今のところクレームは無し。

ようやく暑さから解放され夜食を涼しい風にあたりながら平らげ、まだ真っ暗な闇を眺めながら腕を少し出して往年の夜行列車の旅を気取ってみました(笑)

ややあって減速し停車した駅は豊橋。ここも熱海同様に運転停車で、乗務員のみの交替が行われました。ホームを歩く運転士さんの後ろ姿はどことなく疲労の色を見せていました。

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いつの間にか寝入ってしまい、気づいたらどこかの駅・・・ホームの駅名板を見たら「共和」・・・もう名古屋の都市圏に入っていました。

「おはようございます。おはようございます。ただいまの時刻は午前5時、午前5時になりました。まもなく名古屋です・・・」

 「おはよう放送」が熱田通過あたりで流れました。それを機に車内の動きもちょっとあって洗面所へ行く団体、トイレへ駆け込む人、荷物整理をし始める人・・・今まで動きの無かった空間に、突如湧いたように発生するこの喧騒感も夜行列車の旅の醍醐味だなーと窓の風を受けながらぼんやりと眺めてました。

5時過ぎに名古屋着。ハコの1/3ほどが下車・・・さすがに乗車はありませんでした。

 名古屋を出ると周りはすっかり明るく、名古屋始発の特急が停まる尾張一宮ですらこの列車は通過。木曽川を渡る風がすこぶる心地よかったです・・・

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県都・岐阜での降車はパラパラで、車内は60%ほどの入りのまま終点の大垣に到着。

そして僕が乗ってきたハコの乗客(だけでなく他の客の大半もそうだが)は恒例の「大垣ダッシュ」で跨線橋を渡り、隣に停まっていた米原行き普通列車へ我先にと争わんばかりに駆け出し乗り込んでいきました・・・この列車の使命は単に東京と東海地方の都市を結ぶだけでなく、その先を乗り継ぐ「青春18きっぷ」利用者へ便宜を図る東海道のフィーダー輸送という側面も持っています。

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僕も関西へ戻るためにこの列車に乗ったのですが、「大垣ダッシュ」に参加する気力はなく喧噪をよそに「ムーンライトながら」の余韻に浸る事にしました。

(令和元年5月17日記事構成変更)

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