旅する炭屋~炭屋さんだって旅したい~

炭屋です。ヲタです。人畜無害です。何処かへ行ったり過去に前に挙げた内容を再掲したりしてます。

はじめてお越しになられた方は、ここを御一読いただければ幸いです..._〆( ´・ω・‘)

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臨時特急 ニセコスキ―エクスプレス2号 札幌~ニセコ

この列車を見つけたのは、昨夜ホテルで何気なくパラパラと時刻表をめくっていてのこと。

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当初の予定では千歳線と「山線」の駅めぐりを予定していたのだが、こういう列車があってなおかつ自由席主体の列車とあれば乗らない訳にはいかないトコロ。周遊きっぷ(特急自由席乗り放題)持っててよかった・・・


新千歳空港からの電車を降りて、はやる気持ちを抑えつつホームへ。

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9012D、特急「ニセコスキーエクスプレス2号」ニセコ行きは、キハ183の3連・・・
こう書けば余剰特急気動車の寄せ集めというイメージになるのだが、今から乗るのは装いを一新した「ニセコエクスプレス」というジョイフルトレイン(JT)だった。もともと「イベント」に縁のない人間なので、JTに乗るのはこれまた初めて。

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4列のリクライニングシートはこれまで乗ってきた特急車のそれとは少し違い、肉厚でソファーに近い。またテーブルも、

 

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こういう感じで支柱の間に収納される機構になっており、なかなか凝っている。
また肘置きには、

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マルチステレオの設備もあった。今やグリーン車くらいでしか見られなくなったサービスが普通車の設備として盛り込まれているあたり「特別」な列車だということが理解できる。頭上を見れば、

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エアコンの吹き出し口と、観光バス・高速バスでも最近は無くなりつつあるスピーカーやらがあってデザインにちょっと時代を感じるものの「一級」のサービスレベルを保っている。


本来は団体客での利用が中心となるJTだが、近年はこうした特定日のリゾート輸送的な臨時列車を積極的に組んでいるようで、夏になるとこの「ニセコエクスプレス」も富良野へ臨時特急として走る事があるようだ。


座るなりいきなりテンションが上がって色々と座席回りを弄っていたら発車。

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そして最大の「売り」はこの展望。入線してしばらくしてからの乗車だったので最前列はキープできなかったがこの位置は鉄道ファンならずとも心が躍るスペースだ。これが「自由席」扱いとなっているのだから、JR北海道の懐の深さを感じる。ちなみに運転士は2人。かつての「運転助士」を思わせる懐かしい乗組だ。


桑園を過ぎると横殴りの雪になって視界がほとんど効かない。そのためかこの列車も50~60キロ前後でゆっくりと走っている。白い煙の中から突如として通勤列車が現れる・・・列車内だからびっくりする程度で済むが、外にいたら結構怖いだろうな。

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8時20分、手稲着。
普通列車よりも若干早いだけだから、視界云々というよりも元々スジ(時刻設定)が寝ている(所要時間を増やしている)ようだ。札幌行きホームに「ライナー」の幕を出したキハ283がいて北海道の通勤者がちょっと羨ましく思う。


相変わらず「特」に「急」がない足で銭函を過ぎると横殴りの雪の中、日本海が現れた。

 

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やはりこの荒々しさがあってこその日本海、と思うのは僕だけか。どこまで灰色で、「落ちたら生きて帰れない」雰囲気を見せる日本海は北海道以外には島根で見たくらいか。ネガティブなイメージに生きる、という簡単な言葉よりは


”救われなくてもいいから徹底的に「ヒール」に生きる姿”


を見せる日本海に何か健気さを感じる。10分ほど荒波を愛で、街に入ったなと思ったら

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小樽築港着。
ここで札幌から乗ってきた客が1人下車。この後の普通列車ではダメだったのだろうか。それにしても勿体ないなぁ・・・

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「まもなく小樽に到着します。小樽は運河の町、そして石原裕次郎の・・・」
車掌の観光案内を聞きながら複雑なポイントをゴトゴト踏み小樽着。ホームにいた駅員から無線機のようなものが運転士に手渡される。この先、函館本線は信号方式が特殊自動閉塞になるため、保安装置によって閉塞を保持する。そのための装置のようだ。


小樽の街を抜けると、途端に右に左にカーブが連続する。しかしエンジン音は常に一定で軌間に積もった雪ダマを軽く蹴立てる。

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蘭島を過ぎたあたりから、
「旅の記念にオレンジカードはいかがでしょうか・・・」
車掌が見本を手にやってきた。
一時期、社員の増収キャンペーンでJR各社でオレンジカードの販売攻勢が激しさを増していた時期があったが、最近はそういうキャンペーンが無くなったのか、はたまたIC乗車券の普及でオレンジカードの需要が減ったのかとんと見かけなくなった。
それゆえ懐かしさから思わず呼び止め2000円分を購入。記念乗車証に釣られたのは言うまでも無い。確かにいい記念にはなったが・・・


然別を過ぎるとまさに「ホワイトアウト」状態。

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運転士もしきりに警笛を鳴らしていた。2人乗務な訳をいろいろ推測していたが、どうやらハンドルを握っている運転士がこの線区の乗務経験が浅いようで、もう1人の運転士が色々とアドバイスをしている風だった。
それとホワイトアウト状態になってからは通過駅ごとに、もう1人の運転士が身を前に乗り出して前方の障害物の有無を確認していたので、まさに「保安要員」としての乗務もしていたようだ。何もかもが「自動化」の名の下にドライになりつつある鉄道の現場で、やはりこういう「マンパワー」での保安を確実に求めている姿は、例えそれが前時代的と思われようとも、何かしら安堵感がある。


そんなホワイトアウト状態の中、

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小沢を通過。かつては胆振線が分かれていたが、この雪ではその跡も判別は・・・それにしても降りすぎではないかと思っていたら、
「まもなく倶知安に到着致します。倶知安は道内でも屈指の豪雪地帯で・・・」
やっぱり土地柄、よく降るようである。

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9時41分、ほぼ定刻に倶知安着。ここで後方の車両からスキー客が多数降りた。
僕は趣味で乗っているが、本来の目的の利用者もちゃんといて一安心。


倶知安を出るとどこかの学校だろうか、

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2階から出入り出来そうなくらいの雪の塊があった。「雪国では2階から出入りする」の一文を読んで小学校時代は嘘だと思っていたが、30年以上経ってそれを確認することになろうとは思ってなかった。


駅が民宿の比羅夫を過ぎ、

 

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定刻に終点・ニセコ着。ニセコといえば数日前にも降り立った駅なのだが、積雪がその時よりも高くなっているって・・・
ホームにはスキー客半分、温泉客半分といった感じで程よく混んでいた。
(2012年1月5日乗車)

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