【路線データ】
- 事業者:JRバス関東
- 路線名:ドリーム403号
- 車両型:三菱ふそうエアロキング
- 路線型:高速路線バス(都市間連絡型)
- 乗車日:平成22年8月29日
- 乗車区間:東京駅八重洲南口~千里ニュータウン
【乗車記】
「青春レディースドリーム号」が入線してまもなく、今夜の宿となる大阪駅行き「ドリーム403号」が入線。JRバス関東のダブルデッカー車。「新シートか!?」と一瞬期待したのですが、在来の独立3列シートで少し残念。まあ「臨時便」だし仕方がないですね(403号が臨時便だと知ったのは今朝だったりして・・・
そもそも当初はこの「ドリーム403号」に乗る予定はなく、少し前に出発していったであろう「青春エコドリーム号」の予約を取っていました。が、先週の「超得割青春号」「青春昼特急号」で4列シートはやや食傷気味になっており、出発直前の25日あたりに「青春エコドリーム」をキャンセル。改めて空席をチェックするとこの便が空いていた次第。27日のツアーバス「ハーヴェストライナー」でいよいよカラダが疲労困憊してきたので、この選択をしておいて気分的にラクになりました。取消料100円と差額3000円ほどの追加はやや痛かったですが、カラダが休まるのであれば安いものでしょう。
アサインされた席は「3C」。やっぱり1人席は落ち着く。「バスネット」枠の前方3列はしっかり埋まっていましたが、後方に行くにつれ空席がチラホラ・・・隣の客(3B)を見ると空席の3A席の肘掛を倒して体を2席占領する感じで横になってました。「ドリーム403号」は東京駅を出ると、翌朝の千里ニュータウンまで客扱停車は無いので出来る芸当。22時ジャストに出発。
「JRバスをご利用頂きありがとうございます・・・」
型どおりの案内があって、
「休憩は鮎沢PAで10分ほどお取り致します。本来は足柄SAでの休憩ですが、足柄SA工事中のため狭くなっておりますので会社の指示により鮎沢PAでの休憩とさせて頂きます」
「超得割青春号」「青春昼特急号」とまったく同じ休憩箇所で休憩を取るとの事。繁忙期対策での休憩地変更かと思いましたが、この変更期間は結構長引きそうな感じです。
霞ヶ関ランプから首都高速へ。
ウトウトしかけてはっと目が覚め、カーテンを少しめくってみると対向車線は大渋滞。ちょうど厚木付近を走っており、こちらの下り線は快適そのものですが東京へ入る方は大変そうです。渋滞の列は大井松田まで延びていました。
「お休みのところ恐れ入ります。鮎沢PA到着です。ここで休憩をお取りします。出発は23時30分を予定しておりますので・・・同じJRバスが何台か並んでおりますのでお乗り間違えのないようにご注意願います・・・」
このあたりの配慮は、路線バスもツアーバスも変わらないようで・・・。降りてきた乗務員さんに思い切って、
「1階席って空席あります?」
と尋ねてみた。すると、
「ええ、全部空いてますよ」
という返事。引っ越してもいいですか?と尋ねたら、
「それは構いませんが下は空調の効きが弱くて暑いですよ」
との事。試しに1階席に立ち入ってみたがひんやりとはしていたので席の移動を決意。乗務員さんに断って移動。
座ったのは23A付近。誰も座ってないのと階段と出入口を結ぶ通路とはカーテンで仕切られているので半ば個室的な雰囲気があります。昼間は景色があまり良くないので不人気の階下席ですが、夜行便ならばこれ以上に落ち着いた空間は無いかと思われます。シートは2階席にあるのと同じ独立シートだから快適性は変わらず。閑散期ならば意外と「穴場」かもしれません。
発車してほどなく足柄SAを通過。追い抜いていくトラックのタイヤが真横に見えるのにやや圧倒されますが、寝てしまえば関係ない訳でして。
沼津付近までは起きていましたが、昼間バタバタと動きまわったせいで大いに疲れてたのと、思いっきりリラックス出来たのですっかり寝入ってしまい、三ヶ日の乗務員交替の停車をおぼろげに見た次の瞬間には万博公園の横を走っていました。
5時半過ぎに到着した千里ニュータウンで下車。予約は大阪駅まで入れていたが乗り継ぎさえうまく行けば結構早く帰宅できるので急遽変更。僕を含め4人ほどが下車しました。
(令和元年5月23日記事構成変更)