旅する炭屋~炭屋さんだって旅したい~

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JR北海道 特急スーパー北斗7号

【路線データ】

  • 事業者:JR北海道
  • 路線名:特急スーパー北斗7号
  • 車両型:キハ283系
  • 路線型:特急列車
  • 乗車日:平成24年1月3日
  • 乗車区間:函館~長万部

【乗車記】

「白鳥93号」からの乗り換え時間は14分なので、時刻表でこの乗り換えプランを組んだ時はちょっと際どいかな・・・と思ったのですが、こうして定刻に走っていると冗長な時間に思えてしまいます。

2両しかない自由席は満席で着席など望むべくもありません。結局、先頭車のデッキに・・・ここも「通勤列車」の様相を呈していましたが、こうなったら「乗れた」だけでも良しとしましょう。

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それにしても先頭部(運転席真下)の「特等スペース」に立ち入り禁止の柵がかかっているのが恨めしい限りです。立ち入り禁止の経緯はこちら(音楽とのりものと・・・さんから)
定刻に発車。五稜郭に着きドアが開くも、ホームの客はこちらの混み具合に恐れをなしたのか2両目に退散していきました。それにしてもどうしてこんなに混んでいるのでしょうか。よくよく立っている客の胸元を見ると、何処かの旅行会社のバッジが・・・そしてしゃべっている言葉が中華圏のもの・・・海外の「お客さん」でした。
どこまで行くのかわかりませんが、海外の人に自由席利用のプランって何か気の毒なような気がしました。せめて指定席を取ってあげれば、と思うのですが。

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上下線の間にある五稜郭機関区のEH510とDF200の群れにしばし目が釘付けになり、上り線がこちらに近づいてくると一気に加速。桔梗を過ぎる前に100キロを越えていました。新快速(電車)は個人的に「暴力的」な加速と表現していますが、このキハ283系もディーゼル機関ながら「暴力的」な加速を見せてくれます。そして振り子が作動すると、軌道に押しつけられるような重力感が体全体を襲うのですが不思議と不快なことはなく、何となく病みつきになってきます。直線区間が続くと「次の振り子はまだか」って思うくらいに(笑)

七飯を過ぎ「藤城線」へ。緩やかな上り坂が続き、前回の旅ではSLでしゃくりながら越えた区間ですが、特急型気動車では地平区間と何ら変わらない走りですっ飛ぶように走り抜けていきます。

大沼公園で件の海外からの「お客さん」がどっと下車しました。客席からも10人以上出てきたので大団体だったことが判明。うーん、函館~大沼公園間で指定席が大量に抑えられてしまうと、JRとしてはちょっと辛いかも知れませんね・・・

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森林の中を駆け抜け、見えたのが駒ヶ岳。長野県にも同名の山はありますが、こちらは「渡島富士」という別名が付いています。なるほど、裾野がスッと延びていていて富士山のような流麗な山体です。これが撮れたのは以前の旅で、その名もズバリ駒ヶ岳駅付近でその後も何枚かこの山の写真にトライしたのですが、電柱に被られたりとなかなか上手くいかなかった覚えがあります。渡島富士の美しさを堪能したくば「行って」目に焼き付けておけって事なのでしょう。

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大沼で分かれた「砂原線」が右側に並び森に到着。「いかめし」を買いたいところですが、特急の停車時間ではそれも叶いません。明日も通るからそれまでの我慢、我慢。
森から鷲ノ巣までは複線になり、直線区間も増え、さらに気動車ばなれした加速を持つキハ283系となればもはや「電車」に乗っているのと同じ感覚です。相変わらずデッキのドアの窓から景色を見ていましたが、カーブの先にチラッと列車が見えたかと思うとたちまち近づき、轟音と共にすれ違いスッと音が消える・・・120キロ以上をキープしているのですれ違いの感覚もディーゼルカーばなれしていました。

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森を出た時点で見えた噴火湾は街に近づくと一時的に遠のきますが、駅を抜けるとすぐまた近づいてきます。向かいには洞爺付近の山々がかすんで見え、海というよりは茫洋としたまるで大きな湖のようでした。20分ほどで八雲、そして下車駅の長万部には正午前に到着しました。

ホームに出て「スーパー北斗号」を眺めると降りる客より乗る客の方が多かったように思いました。

(令和元年5月22日記事構成変更)

 

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