JR東日本 はやて42号

【路線データ】

  • 事業者:JR東日本
  • 路線名:はやて42号
  • 車両型:E2系
  • 路線型:新幹線
  • 乗車日:平成24年1月6日
  • 乗車区間:新青森~東京

【乗車記】

東京行きはまさにこの列車が「最終」・・・新青森駅のコンコースを走るでもなく、しかし早足で駆け抜け改札を抜けると19時25分。よし!これで勝てる!(謎

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東京行き「最終」の「はやて42号」はE2系・・・行きと同じ形式の新幹線です。が、指定された席に座って気づいたのはコンセントが無い事。弱りました・・・手持ちのスマートフォンやデジカメはバッテリーの残量が底をつきかけているのです。こうなるとどこかで充電しなきゃならない・・・

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少し途方に暮れてると新青森発車。「終列車」乗り継ぎには成功しましたが、別の問題で「詰んだ」ような気がしました(汗)

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とりあえず開き直って、七戸十和田を出たあたりで夕食としましょう。函館駅で調達していたブツとはこの「鰊みがき弁当」でした。これは前回の北海道行きで食べて病みつきになったものの1つです。数の子の出汁のしみ具合と、ご飯への鰊の出汁のしみ具合が絶妙・・・文では表現しがたい旨さなのです(ちょっとオーバーですかね)
とにもかくにも僕は北海道は駒ヶ岳で知ったように、渡島・函館から北海道と言うものに「入った」ようなものですので、多分終生この駅弁が海鮮系駅弁の「物差し」になるのでしょうね・・・

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勢いに乗って2個目に突入。同じく「鰊みがき弁当」を調達したときに、ついでに入手した「かに寿し」です。これも長万部のものと同じく「飯で食わせる」駅弁なのだなぁと実感。具材のかに身ももちろんなのですが、「酢飯」とにかくご飯が旨いのです。酢があまりキツくなく、かにベースの出汁がしっかり効いているのはうれしい限りです。

ケータイ、デジカメのバッテリーがヤバい中でしたが、北海道の味を心行くまで堪能できてまずは満足、満足です。

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駅弁を堪能し箸を置いて気が付いたら、盛岡に着いていました。旨いものを食べていたら時間を忘れますねぇ・・・

 

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さて盛岡というと「コレ」でしょうか。「こまち」との併結シーン・・・連結部に行くとこんなシールが貼ってありました。こういうキャラクターがあったとは・・・カメラを構えているとすでに「はやて」側は連結器のカバーを開けていました。やっぱりグロテスクですね。

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3分ほどの間があって新青森方から小さな光が近づいてきました。秋田からの「こまち42号」で、スルスルと近づいてあっという間に連結終了。鉄道の連結というと手旗を持った係員が車両につかまりながら列車に合図を送り・・・というシチュエーションはもう古いのかも知れません。
盛岡を発車し、向かった先は「洗面所」・・・もうここくらいしかコンセントはありません。スマートフォンのコンセントと、デジカメの充電器を差し込みひたすら待ちました。ただひたすら・・・

車掌さんや車内販売の係員と何度もカチ合うものの、特に何も言われませんでした。とはいうものの、同じ場所にうさんくさい男がコンセントの前でしかめっ面をしていれば不審に思われているでしょうね・・・

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ふと減速した気がしたのでドア付近に行ってみると街が広がっていました。仙台到着・・・この分だと多分終点近くまでここに居るハメになるのですかね・・・
指定席なので荷物の心配はありませんが、前後の客は「なんで本人はいないのに荷物だけあるんだ?」的な不審さは感じているかも。気にはなりつつも結局コンセント前からは離れられず。ふとドアを覗くと「小山」の文字が流れて・・・あーあ、ついに関東まで立ちん坊だったなぁ・・・
結局充電がフルに近くなったのは大宮発車後。席に座ってたのは賞味1時間半ほど・・・指定料金も半ば「荷物置き代」になってしまいました。

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終点・東京には23時過ぎ到着。札幌から10時間・・・飛行機なら2時間かからない区間ですが、達成感・到達感は鉄道の方が上なように思います。
(令和元年5月23日記事構成変更)

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