【路線データ】
- 事業者:日本航空
- 路線名:JL102便
- 機種型:Boeing777-200 JA8985
- 路線型:都市間連絡型
- 乗車日:平成25年1月2日
- 乗車区間:大阪国際空港~東京国際空港
【乗機記】
※写真は機内の様子を撮ったカメラを紛失したため、写真は1枚だけです。御了承下さい
大阪空港に着いたのが6時過ぎ。7時過ぎの便なのでちょっと早く来過ぎたかな、と思いましたが、北ターミナルのJALカウンターに並んでいる行列を見たらそうでもなかったかなと思ったり・・・ここで初めて自動チェックイン機なるものを体験。事前にコンビニで決済した際のレシートに書かれた受付番号を入力したらすぐに搭乗券が出てきました。
まだ客のまばらな土産売り場を抜けて保安検査場へ。
羽田行き102便は23番ゲートから出発。これが記念すべき修行一発目の飛行機となるようで・・・ボーイング777、かつての名前は「スタージェット」って呼んでたような気がします。一機一機に星座の名前が付いてたけど、今見たらそういうのは無くなってる様子。なんで止めたのかなぁ・・・
「日本航空、羽田行き102便のクラスJに空席がございます。どの運賃でも1000円プラスで・・・」
追加料金が必要なのが少し痛いけど、見たら幅の広そうなシートという事で「話のタネに乗ってみるか」と思ってカウンターへ。搭乗券を見せてクラスJへの変更をリクエストしたらあっさりと「どのあたりの席になさいますか?」と・・・で、ものの1分かからずに変更完了。6時45分、搭乗開始。
まずは身障者、子供連れが優先となり続いてステータスカード保持者、そして一般客の順となるようです。ステータスとは「JGC」と呼ばれる・・・どうやら多くのマイレージをすでに貯めている「上顧客」という事なのでしょうか。
ボーディングブリッジを通って機内へ入ると、CAさん(客室乗務員)の挨拶を受けアサインされた席へ。さて、クラスJの第一印象は・・・
-単に柔らかいというだけでなく、カラダにフィットした感あり
-リクライニングは夜行バスの半分くらい
-肘置き下のマルチステレオのインパネがふとももに隠れて少し使いづらい
座ってドキドキしている間にも客が続々と機内に続き、
「まもなく出発します」
という案内がかかった頃にふと普通席を振り返るとぎっしりで、空席は目視で数席程度。で、クラスJの埋まり具合はというと、アサインされた席の列は僕1人だけ・・・
ほぼ定刻にプッシュバック。誘導路の段差を結構拾うので機内は結構揺れてます。モニターには前方を行くANA機が映し出されていました。そのANA機の離陸を窓から確認してほどなく滑走路に入り、
「まもなく離陸します」
のアナウンスの後数秒間があって一気にGがかかって離陸開始。ターミナルが見えたな、と思ったらスーッと視界から消えほどなく左へ旋回。その間も空を蹴るように上昇し、モニターには尼崎あたりの住宅地やら八尾付近の風景が映し出されていました。それも雲間にかすれるようになって画面は真っ白に。
感覚的に平行になったかなと思ったのが離陸から15分くらい。ベルトサインは消えたが外す気は起きず。ほどなくワゴンが回ってきて
「お飲み物をどうぞ」
という事で「選ばれたのは、綾鷹でした」って感じで日本茶をチョイス。
シートを倒し、足を伸ばしてみると・・・前の壁につかない、これは広いぞ。1000円プラスするだけでこの広さを得れるというのは結構大きいように思います。
機長さんからアナウンスがあって、現在の高度や目的地の到着時刻と天候の案内がありました。英語のアナウンスが続いたのは搭乗客の中に英語圏の人がいたからでしょう。
離陸して30分くらいで右の窓から太陽の強烈な光が差し込み、窓のカタチに光がジリジリ動いて・・・そして左の窓には五合目付近まで雪をまとった富士山がゆっくりと見えてきました。この富士山を上空を拝めるだけでも、空路を選ぶ値打ちがあるかもしれません。
後方へ去っていく富士山を惜しみつつ、眼下には東伊豆の街と相模湾が広がります。いつの間にか高度が下がっていたようです。それから10分くらいだろうか。ベルトサインが点いて
「あと15分くらいで着陸します」
というアナウンスが流れました。
左へ旋回する感じがして窓を見ると、結構はっきりと住宅地が見えます。最初は木更津あたりかと思ったのですが、後にフォロワーさんから千葉市付近だと教えられました。高度をどんどん下げ、スカイツリーや大井埠頭あたりの風景がほぼ平行に見えるなと思ったら、ほどなく空港の敷地内に入り、8時5分頃に無事着陸。そしてお決まりの減速時のGを感じ、結構なスピードのまま誘導路へ。
スポットへの走行距離は大阪空港よりも長いように感じましたが、それでも着陸してから10分もかかっていなかったようです。
機体の停止と同時にベルトサインが消え「お疲れ様」という感じで車内がどっと沸いたのが印象的でした。
ボーディングブリッジを経て、改札機を抜けて壁際で携帯の電源を入れながらわらわらと出てくる客の流れやらこれから搭乗する客の姿を見ていると、じわじわと羽田空港に着いた事を実感しました。
(令和元年5月21日記事構成変更)