【路線データ】
- 事業者:東急バス
- 路線名:直行新横溝口線
- 車両型:三菱ふそうエアロスター
- 路線型:高速路線バス(域内連絡)
- 乗車日:平成22年6月12日
- 乗車区間:新横浜駅~溝の口駅
【乗車記】
twitterのフォロワーさん経由この路線の噂を耳にしたので、関東出張を機に試乗してきました。
新横浜駅前のバスターミナルは横浜市営と臨港バスが本数的に幅を利かせており、神奈川中央交通とこの東急バスはどちらかというと押され気味・・・そんな中で目立ったのは金色の帯を巻いた東急バス。
系統番号はなく「直行」の2文字だけ。ここ新横浜と武蔵溝の口を「シャトル運行」に特化した路線です。
車体は路線仕様だけど車内のシートは観光バス等に使われるリクライニング仕様・・・これがいわゆる「ワンロマ車」ってヤツですね。鹿児島あたりじゃ貸切お下がり的な意味でのワンロマ車には乗ったことがありますが、設計段階ですでにワンロマに特化したバスは初めてです。18時20分発車。
最初に乗車地・烏山大橋は停車するもゼロ。続いて停まった日産スタジアム前も乗車はなくそのまま溝の口へ。ちなみに新横浜~日産スタジアム、それと高津中学校~溝の口駅間の乗降は不可との事。高速バス的な運行をしているのが興味深いです。
港北インターから第三京浜へ。
「シートベルトの着用をお願いいたします・・・」
というアナウンスと共に加速。夕方とあって交通量は多めだが片側3車線の高速道路はゆったりとしたものです。川崎市に入ってまもない川崎溝口インターで高速を出て一般道へ。高速走行は賞味10分程度だったでしょうか。
ぐるっと第三京浜の高架下を転回しながらくぐってJR南武線と並行。ヨソ者なので新横浜と溝の口間にどれほどの需要があるかは理解できませんが、思えば鉄道でこの新横浜~武蔵溝の口間というのは連絡しておらず、JRならば東神奈川なり立川へ出なければたどり着くことは出来ないし、市営地下鉄を使ってもあざみ野で乗り換えなければ東急田園都市線に出れないわけだから、直線距離にして10キロ強のこの区間をダイレクトに結ぶ交通機関は生まれるべくして生まれたのでしょう。
順調にいけば鉄道連絡では不可能な「25分」ほどの所要時間ですが、今回乗った便はこの溝の口手前の渋滞で20分ほどプラス・・・そういった所要時間を察してかお客は僕を含め7人だけでした。
(令和元年5月9日記事構成変更)