「まほろば号」で奈良に出て、正味4時間ほどで奈良を出ます(笑)
まあこの列車に乗るのが「目的」なので・・・
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買い物とかしていたら、結構乗り場がギリギリで・・・いやその前に乗ってたバスも結構遅れましたけどね。
ホームに入線していたのは221系6両。そして手元にある指定券の列車名は「直通快速75号」・・・うーむ、愛称と呼んでいいのでしょうか。ちょうど「Aシート」を繋げている新快速も「新快速2号」とかでマルスから発券されるから、それを踏襲した格好になっているようです。
最後尾1号車が指定席で「うれシート」という名称がついていますが、
何のことはありません。従来のシートの最後部の区画に「暖簾」をかけて区切っているだけでした。ですのでシートそのものも、
この電車が東海道や山陽で走っていたころによく乗っていた、転換クロスシートがそのまま(少しモケットは変わったか)あるだけでした。
実はSNSの中で紹介はされてて、こういう車内だというのは事前に判ってはいましたが、いざ目の当たりにすると「お、おう・・・」という感じで怖気づく感じに似た感覚が胸に去来します。
指定席区画は奈良発車時点で2人だけで、これもまた寂しさを誘います。
15時48分、奈良発車。
王寺までは各駅停車で、この指定席区画以外は従来の乗車券だけで乗れるのでそちらの客の入れ替わりはそれなりにありましたが、指定席には乗車はゼロ。
16時04分、王寺着。ここから快速運転なのは「大和路快速」と同じです。そして王寺を出た後も指定席区画に動きはナシ・・・
大阪府に戻り、河内堅上を通過したあたりで少しだけ夕焼けが映え始めて・・・それにしても普通席もお世辞にも混んでるとは言えない乗り具合で、そこへもって指定席のこの空き具合・・・指定席の意義は何処にあるのかをひとしきり考えてしまいます。
16分、久宝寺着。ここから「まほろば号」同様におおさか東線へ入ります。そして久宝寺を発車・・・心なしか「まほろば号」よりも飛ばしているような気がします(笑)
21分、河内永和着。女性2人組が指定席区画に入ってきて、ひとしきりキョロキョロしたかと思うと引き返して・・・「あ、ここお金かかるやつや」って感じで気づいたのでしょう。
このあと、高井田中央にも停まり
27分、放出着。さすが片町線の拠点駅だけあって、普通席では幾らか動きはあるものの、指定席区画はまったく動きはなく静かなものです。
鴫野を過ぎ、再びおおさか東線へ。行きの「まほろば号」のように詰まったような挙動はなく軽やかに走り、城北公園通を出ると
35分、淀川を渡りJR淡路着。
高架が頭上を横切って物々しさがありますが、これは阪急京都線・千里線の高架化工事の現場でこの駅が阪急線との乗り換え駅になれば、梅田~大阪の2回乗換なく奈良方面への移動が可能・・・になるかも知れません。
南吹田の先で、貨物線(城東貨物線)が分かれてこちらは東海道本線(梅田貨物線)と合流。
41分、新大阪着。ここで指定席区画から1人が降りていきました。
発車直後に「暖簾」をレチさんが外していました。折り返しの列車では不要なのでしょう。
再び淀川を渡って東海道本線ともお別れ・・・
47分、終点の大阪に到着。
普通席の方もパラパラと客の姿がまばらだったのが印象的でした。
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大阪と奈良を結ぶ、と考えてしまうと本質を見誤りそうで新大阪と城北エリアから奈良を結ぶと考えれば少しは存在意義があるのかも知れません。
指定席も「暖簾をかけただけ」で、必要最低限の投資で区別化を図ったという同社の「苦肉の策」を見たような気がしますが、これで好評を博したら「Aシート」のような特別席への昇格もあるかも知れませんが・・・
ただ午前中に乗った「まほろば号」と所要時間が大差ないことを鑑みると、ますます「まほろば号」が特急であることの意義が見いだせなくなり、いずれはどちらかが特急化するか直通快速化するか、になりそうな気がします。