JR東日本 821M

「何かネタを」と思い、高崎線の始発に初めて乗りました。

始発なんてほとんど乗る人いないでしょ...って思ったら、発車20分前に上野駅のホームには30人ほどが「今や遅し」という感じで待ってました。
そういえば、まだ青春18きっぷの時期だもんな...(僕もか)

発車10分ほど前に入線。E231系の10両編成...上野東京ラインでも湘南新宿ラインでもない、ただの高崎線始発列車だから短い編成なのですかね...

いつもグリーン車を奢るところですが、始発だし座れそうと感じたのでボックス席へ。意外とスマートな造形です。座ってても固めなのは感じつつも、そう悪くない座り心地です。
輪行客が意外といるな...と思ったら5時13分、発車。
日暮里付近でノッチオフ。ココココ...と小気味良いレール音を聴きながら最初の停車駅・尾久着。

上野の隣の駅ですが、小さくてローカル線の駅?と勘違いしそうなくらいに静かな雰囲気です。
次の赤羽でどっと乗り込み...多分埼京線でやって来た利用者が大半ですね。
荒川を渡って埼玉県へ。このあたりで携帯が鳴ったので見てみると千葉で地震があったようですが、特に停まることもなくそのまま巡航...
浦和、さいたま新都心とパラパラ乗ってきて、

38分、大宮着。ここからさらにどっと乗り込み立ち客が発生。用務客もいるでしょうけど、大半がカジュアルなので多分...
ここから高崎線へ。

北上尾を過ぎたあたり。
それにしても高崎線沿線って、鉄道シミュレーションゲームでプレイしたかのような民家の増えかたで、これが昭和後期から続いているって言うから「そら上尾事件も起きるわ」って思わず納得してしまいます。
そしてもうひとつ気づいたのは、車内が異様に静かなこと。まあ朝早いってのもあるのでしょうけど、みんな一様に押し黙って...まるで始発電車に乗る「罰ゲーム」でも受けているのかと思ってしまいます。
鴻巣あたりまでは起きてましたが、いつの間にか居眠りしてしまい、

気がついたら籠原でした。そして立ち客もいつの間にか解消して...

深谷~岡部。
沿線にあれだけ密集してた民家も、このあたりまで来るとまばらに...言い換えれば県境が近い、と言うことなのでしょう。

最後の停車駅・倉賀野は何となく霧っぽい雰囲気...

6時55分、終点の高崎着。
幕は既に「上野東京ライン」に...折り返し品川行きになりました。
高崎線からの品川行きなんて、上野東京ラインには思いもよらない運行区間です...

* * * *

図らずも高崎線の始発電車に乗った訳ですが、短い10両・輪行・登山者・押し黙る車内...「初電」の雰囲気を知らない人には、えらくカオスな雰囲気が車内を占領していて戸惑うかもしれません。
そしてこの風景もまた、高崎線の当たり前のものなのでしょう。受け入れるしかありません...

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