祐徳自動車 ウィラーエクスプレスYJ1801便

つい最近開業(2022年4月)したという、新高速バスに乗ってみました。

佐賀駅バスセンターから乗る、というのはほぼ初めてだったりします(撮りバスでは何回か行ってますが)

佐賀~広島、なんてまるでネタみたいな路線に思えてしまって、今の今まで「ちゃんと来るのかな?」と訝しんでいましたが、乗り場に行って「大阪 広島」と書かれた案内を見て「どうやら本当らしい」と確認する始末・・・と言いますか、ここで「大阪」の文字を見るなんて廃止された「サガンウェイ号」(阪急・西鉄・昭和で大阪~唐津)以来じゃないでしょうか。

時刻表を見ると広島行きは4便設定されていますが、僕が乗ろうとしていた便は昨日までなぜか運休...新高速バスはやはり、と言いますか「変わって」ます。

福岡空港行き初便が出て数分後、ウィラーエクスプレスカラーのエアロエースがやってきました。これが広島行き、祐徳自動車担当です。
祐徳バスは佐賀駅~県界と武雄温泉付近で乗ったきりで、こういう長距離系では初めてです。
ここからの乗車は僕とあと1人...てっきり僕だけだと思っていただけにちょっと意外でした。

車内は4列ですが、ウィラーエクスプレス独自のフード付のシート...や、スタイルとしては目を引きますが「規格外」(体・アタマがデカい)な僕には使えないものでして...(笑)そして仕切り板があるために微妙に狭く感じたり・・・
5時10分、定刻に発車。まだ薄暗い佐賀の市街地を北上します。

県道を走り25分、佐賀大和インターから長崎道へ。市街地から結構遠いですね...

佐賀平野は雲が厚めですが、その隙間から朝日が差しててちょっとキレイ...しかし今日も暑くなるんだろうなーと思ってたら、

程なく減速しサービスエリアへ。最初の途中乗車地の金立SAに到着。ドアは開けたものの乗車はなく、30分に発車しました。
流すように長崎道をまったり走り、

53分、鳥栖JCTから九州道へ。このあたりから雨がフロントに叩きつけるような感じで降ってきました。
6時過ぎ、太宰府インターで九州道を出て今度は都市高速へ。ここまで西鉄バスの「わかくす号」のルートとほぼ変わりません。

半道橋ランプで降りて国道3号へ。てっきり千代くらいまで行くのかな・・・と思ってただけに、これまた意外なルートです。

豊一丁目で左折し、


博多バスステーションではなく、博多バスターミナルに到着。
同社で博多バスターミナルへ発着していた便って、福岡~嬉野・鹿島の「かささぎ号」以来じゃないでしょうか。よく西鉄(博多バスターミナルの実質経営者)が新高速バスを受け入れましたね...そしてここから10人ほどが乗車し36分、発車。

本土向け長距離路線の定番コースである大博通りに出るのではなく、バスターミナルの裏を廻って再び東光町へ。
このあたりで簡単なアナウンスがあって、自動放送へ。ウィラー共通のもののようで、祐徳自動車独自のものではなさそうです。
そのため乗務員さんの案内は簡潔で、やや物足りなさも・・・

東比恵から曲がり込んで、博多駅東ランプから再び都市高速へ。このあたりは新高速バスっぽいルートな感じがします。

雨が止んで、すっきりした感じの博多の街です。
福岡インターから九州道へ。


程なく最初の休憩地である古賀SA着。15分休憩となりました。
雨も上がり蒸し暑さは幾分かマシに...

ウィラー名物の発車時刻案内板がぶら下がっていました。
出発後は居眠りを決めこみ、

気がつくと関門橋を渡っていました。そして空模様も雲多めながら晴れてきました。

下関から先はカーブの多い中国道ですが、かっ飛ばす事もなく、

佐賀からこんな感じで、ずっと流すような感じで走ってます。新高速バスって何処と無く「飛ばす」イメージが強いのですが、同社は真反対でとにかく「確実に」という雰囲気で走らせているようです。
再び豪快に居眠り(笑)を決め込み、

気がついたら山陽道の佐波川SAで二回目の休憩に入る所でした。

博多の雨模様がウソのように、西中国地方はピーカンです。こうなってくると日差しがキツくなり、バスの冷房が沁みるくらいにありがたくなります。
出発前に乗務員さんが本社の運行管理部門と思われるところへ無線連絡をしていました。カテゴリー的には新高速バスなのですが、こういう所は何か「交通機関」だなぁと思いました。

富海付近で周防灘をチラ見し、内陸部へ。

徳山、下松を過ぎ熊毛の山間部へ。
途中で福岡行きの「広福ライナー」とスライドしましたが、なんというか向こうは中国バスや中国JRバス、広交観光とJR九州バスという共同運行会社間のネットワークで集客しているのに対し、こちらはウィラーエクスプレスという「新高速バス」というネットワークの中で集客しており、運行会社の祐徳自動車という「看板」はこの際関係ないのかもしれません。ゆえにこの両者、ライバル路線というよりもパラレルワールド(並行世界)の「層」の違う場所で走っている...そんな気がします。
岩国を過ぎて広島県に入り、

大竹を過ぎたあたりで宮島が車窓の友に...桜島のような雄大さはありませんが「縮景の極み」というか、限られた空間で思いっきり「美」を追求したような、そんな繊細な風景にしばし見とれます。

10時31分、五日市インターで高速を出てアストラムラインの高架下へ。このあたりのルートは「広福ライナー」と一緒です。

大塚駅で右折し、

沼田トンネル(広島高速)へ。このルートが広島の中心地へ直行できる最短ルートということなのでしょう。

トンネルを抜け、滔々と流れる太田川放水路を見て市街地入りし、

定刻より少し早めの11時過ぎ、広島駅北口(グラノード広島)のバスステーションに到着。
駅まで微妙に遠いですが、歩けない距離でもない...絶妙な「間合い」にバス停があることに少し感心しました。

佐賀~広島の路線と捉えると「?」になってしまいますが、実態は佐賀はオマケで福岡~広島にウィラーエクスプレスが参入した、という風に解釈するのが正しいと思われます。
ウィラーは福岡~広島ノンストップ便、と思えば各所に立ち寄る「広福ライナー」とは棲み分けが出来てるのかな、と思ったりもしましたが、やはり既存組と新高速組では「世界が違う」のかも知れません。

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