何週かの周回遅れで、Aシート初乗車です。指定席券の券面に「新快速2号」というのも、何だか新鮮です。
始発は姫路で、途中からの乗車になるなと思ってホームで待っていたら...
Aシート連結号車はずっと前。発車時刻もすぐだったのでとりあえず乗り込み大阪までは隣の8号車で過ごす事に...なんてこった、です。
そして大阪到着後にやっとAシート車へ。いやはや...
5割ほど乗ってました。暖色系の照明が「特別車」的な雰囲気を醸し出しています。
9時45分、発車。
見慣れた景色のはずなのですが、車内の雰囲気が変わるだけで、何か別の所を旅行している気分です。
気づいたらもう中央環状線と交差するところまできていました。
10時、高槻着。
何人かの利用者が乗ってきましたが、車内放送で自分たちが乗った車両が有料と知るや否や、
「え、有料やて?降りよ降りよ」
「なんで新快速が有料なん?」
...まあ、有料シートはこの車両だけとは言え、新快速を使いなれている人には当然の反応かもしれませんね...
ほどなく京都府に入り、
10時16分、京都着。
この車両からの下車が多く、乗り込む人は片手もいませんでした。
ここまで乗ってみての感想は「かなり静粛な」空間で快適さは上野東京ラインあたりの中電に連結されてるグリーン車にひけをとらないと思います。
ですが、自由席との差は
・リクライニングシート
・テーブル付き
・電源とWifi
・バゲージスペース
くらいなものでしょうか。
それでいてオプション料金は840円(指定席料金)なので、人によっては先ほどの「なんで新快速が有料なん?」の声も解らなくはありません。
思うに、未だにAシートの連結列車がかなり限定的、ってのも割高にしている遠因で、JR東日本がやってる「普通列車グリーン席」の方がまだ価格的にも、サービス体制としてもスマートかなと思っています。
コロナ禍で増備の機運が削がれてるのかもしれませんが、願わくば新快速のみならず快速(T電)にも運用を広げ、異常時の代替が容易な定員制にして、その上でe5489で取ったら2割ほど値引きする、みたいな施策を望みたいところです。
10時37分の草津でも降車があり、車内は3人だけに...そういえば石山からここまで3人ほどが乗って来たのですが、高々10分ほどに2520円のオプション料金を...うーむ。
最後の停車駅・守山を経て10時43分、終点の野洲に到着。隣には米原行きT電が接続待ちをしていました。
まだ発展途上という感じのAシートですが、今後の展開に注目したいところです。