この列車のみ、途中飛び乗り(乗車)・途中飛び降り(降車)になります。始発乗車主義者なのですがこればかりは仕方ないです。
この新快速播州赤穂行きの始発は琵琶湖線(北陸本線)の長浜。それまで交流区間で普通列車なんて稀…と言われてた区間ですが、直流電化で新快速がやってきて一気に利便性が増したところです。
クハ222-1002。
後進(225系)が出てきましたが、新快速の顔として未だにその衰えは微塵も感じさせません。
大垣からの乗客の乗り継ぎもスムーズで、16時17分発車。
次の彦根でパラパラと乗り込んで…
湖北の空は雨らしく鉛色…でも豪雪地帯でもある湖北では見慣れた空だったりします。
能登川~近江八幡間で計測。
まだ複線区間ですが、かなりハイペースですね。
新快速の車両基地にもなっている網干総合車両所宮原支所野洲派出所(元・京都総合車両所野洲支所)が見えると、
野洲到着。この駅始発の新快速もあり、この列車にも乗り込む乗客は多いです。
草津着。いよいよ複々線区間に突入…
したのはいいのですが、草津の外れにある片渡り線で外線から内線に転線…せっかく飛ばせる外線なのにもったいない気がしないでもありませんが、この区間の実質各駅停車のT電(快速)とM電(新快速)の停車駅の数は、M電の方が僅かに少ない程度なので内線でも問題ない、という事なのでしょう。
南草津、石山と停まり、
滋賀県内最後の停車駅でもあり、県庁所在地でもある大津からの乗車は意外と少なめ…や、8~12号車あたりは結構いると思うのですが。
17時12分、京都着。
…やはり、といいますがドカッと乗ってきました。さすが京阪神間のインターアーバンの「雄」ですね…出発後はいよいよ外線へ転線。
さっそくといいますか、次駅の西大路で115キロ…そして長岡京~山崎では
130キロに届かんとするところまで迫っていました。やはり新快速は外線で活きる列車ですね。
見慣れた街で、見慣れた列車に乗り、見慣れた列車とすれ違っているはずですが、行き先が自宅ではなく別の所ということだけで、一気にアウェイ感が増すのは不思議です。
高槻、新大阪と停まり立ち客こそ僅かですが席はほぼ埋まっており、
17時43分着の大阪で結構な数の乗客が降りましたが、それを上回る数の乗客が乗ってきて、乗車密度は一気にMax…
46分、大阪発車。そしてJR神戸線に入って最初の停車駅・尼崎でさらに密度UP。そりゃそうだ、今はラッシュ時だもんな。
うつらうつらしてて、気がついたら
三ノ宮でした。ここでもゴソッと降りていきましたがそれと同じくらいの乗車があり、けっきょく密度はさほど変わらず…
18時12分、神戸発車。ここから山陽本線へ…米原から2時間で神戸…やはり早いです。
先行のT電を兵庫の先でようやく捕捉。そして外線から列車線へ。転線などはせず、新長田の高架下を通って山側へ出ただけです。
塩屋~垂水間で計測。
琵琶湖線あたりと似たような感じてすね。列車線になって障害物が無くなりもっと飛ばすかと思いましたが意外と「大人しく」走ってます。
25分、明石着。車内さほど密度下がらず。明石城がパープルカラーでライトアップされてました。
続いての西明石でも降車はありましたが、立ち客の解消には至らず。
そして補助シートの開錠音が響き、補助シートへの着席を促す案内が流れました。
ここから草津以来の複線区間へ…
加古川でようやく立ち客がほぼ解消…琵琶湖線沿線から大阪よりも、大阪からJR神戸線沿線への流動が多いのは時間帯の関係でしょうね…
ひめじ別所~御着間で計測。
最後になって飛ばし気味になってるような気が…
18時49分、姫路に到着。乗り継ぎの関係でここで下車…
地元民ながら新快速をじっくり観察したのは初めてですが、速度、利用者の動向等をみる限り京阪神間の速達列車としては最適解を見いだしているような気がします。