奈良交通 名古屋線

【路線データ】

  • 事業者:奈良交通
  • 路線名:名古屋線
  • 車両型:日野セレガ
  • 路線型:都市間高速バス
  • 乗車日:平成31年1月14日
  • 乗車区間:JR奈良駅~名鉄バスセンター

【乗車記】

名阪国道を昼間に高速バスで踏破できる ― バスファンには一般路線での名阪国道踏破が有名なところで、一方高速バスは夜行が主で昼行はなかなか設定されなかったのですが、数年前から名鉄バスと奈良交通が都市間高速路線を開設しました。

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西宮市内のコンビニで乗車券を買い、そのまま阪神電車で奈良へ。奈良交通の市内路線バスでJR奈良駅まで出ましたが、何度も見てるはずの奈良駅なのですが未だ目が慣れません。お寺がオフィスビスになったみたいで・・・

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11時43分に4番乗り場に入線。券面は「名鉄バス」で公式サイトでもこの便は名鉄担当となっているのですが、来たのは奈良交通のセレガ・・・一般利用者にはどうでもいい事なのですが、マニア的には興味深い事です。運用変更でもあったのでしょうか。

6名ほど乗り込み11時50分発車。

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5分とたたないうちに近鉄奈良駅で最初の乗車があって16名が乗り込んできました。やっぱり奈良の中心地は近鉄駅の周りって事なんでしょうかね・・・

東大寺前を左折し国道169号へ。2車線対面通行で乗務員さんも信号以外のストップアンドゴーが多く、なかなか大変そうです。僕も仕事で走ることがあって、反対車線のロードサイドの店に入る車が流れをせき止めているのに何度も遭っているいるので・・・

一旦西名阪自動車道の高架をくぐって右折し、大阪方面を向いてすぐのバス停に停車。

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ここが天理櫟本バス停でチラホラと客がいましたが、こちらに乗ってくる客はなくすぐに発車しました。そしてぐるっと高架をくぐって180度方向転換し、いよいよ名阪国道へ。

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乗ったあたりで乗務員さんから案内があり、その後自動放送へ。

70キロ制限なので「飛ばす」という風ではありませんでしたが、ほとんど揺らさずに走らせておられる乗務員さんの技術には脱帽するしかありません。名阪国道って路面が結構荒れていて、自分でハンドルを握ってるとガタガタ揺れて思わずブレーキを踏みそうになるので余計に・・・

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針インターで一旦本線から外れ、道の駅針の駐車場を抜けて乗車地・大和高原都祁バス停に停車するも乗車ゼロ。

続いて山添インターそばの大和高原山添バス停も停まりましたが乗車はなく、そのまま発車しました。結局奈良市内の客だけで確定した訳ですが、時間帯によっては天理駅まで行く便があるのでまた様相が変わるのかも知れません。

その後は淡々と走り13時前に三重県入り。うとうとして気が付いたら亀山インターから東名阪自動車道に入っていくところでした。名阪国道って自分で走っている時は気が抜けず神経を使うバイパスなのですが、揺れもブレーキショックもなく乗務員さんのウデに本当に感謝です。

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木曽三川を渡り14時前に愛知県入り。名神ハイウェイバスで何度も通っているところなのですが、奈良交通のバスで走るとまた新鮮な感じがします。

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ほどなく名古屋西料金所で、いよいよ名古屋に突入です。

名古屋高速は黄金あたりで降りるのかな・・・と思ったらそのまま素通りし万場線へ。そして新洲崎JCTで東山線に入り東山線へ。三重交通の近距離高速路線と同じ白川ランプで高速を降りました。僕らからすればやや遠回りな気がしましたが、大型バスという条件下ではこのルートが一番安全なのでしょう。

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終点、名鉄バスセンターには14時17分に到着。

 

考えてみれば高速バスの興隆期(1990年代後半)にあってもおかしくない路線でしたが、昨今のインバウンド需要が開設に後押しした、といったところでしょうか。

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