【路線データ】
- 事業者:中鉄バス
- 路線名:ハーバープリンス号
- 車両型:三菱ふそうエアロクィーン
- 路線型:高速路線バス(都市間連絡型)
- 乗車日:平成21年3月29日
- 乗車区間:岡山駅前~三ノ宮神姫BC
【乗車記】
中鉄の高速バスに乗るのも久しぶりならば、エアロクィーンのMVに乗るのも久しぶりです。確か両備バスの大阪線で1回乗ったきりのはずで・・・というか、「ハーバープリンス」で以前乗ったのは中鉄が導入してまもない日野セレガのHDで、神戸線のためだけに入れたような「専用車」でした。日野一辺倒だった中鉄バスに三菱車が入るとは・・・時代の流れを感じずにはおれません(ちょっと大袈裟ですかw
直前購入だったにも関わらずアサインされた席は「2D」。ちょっと残念に思いましたが、最前列の1CD席はユーティリティーボックスが眼前に聳えており眺望は半減・・・まあ仕方ありませんが。これは1AB席でも同じでこのクルマは元々が観光車であった事の「証」でもあります。
ざっと見て10数人ほどが乗っており、用務客はほぼ皆無で神戸への観光といういでたちの客ばかりを乗せ定刻に岡山駅前を発車。
一旦岡山インターを通り過ぎ、真新しい待合室のあるターミナルへ。これも両備バスが造ったもので両備絡みの路線はほぼすべてこのターミナルを経由します。特に周りは賑やかでもなく田んぼの中にぽつねんと佇む場違いな施設、ではあるのですが近くに駐車場があるらしく、マイカー利用者をアテ込んでいるようです。
インターから高速へ乗ると強くふかす事なく流すように加速。長めのトンネルを何本か抜け次の山陽インターで早くも高速を降り料金所の外へ。何処へ?と思ったら目の前に「高速バス乗り場」という看板があって納得・・・したのですがそこも通過。結局数十メートル先にあったもう一つの高速バス乗り場まで行きましたが、結局乗車はゼロでそのまま引き返すハメに。ちなみに最初に見た乗り場は大阪~岡山間を走るJR系の高速バスの設備だそうで・・・
白鳥PAには10時半前くらいに到着。予告通り5分ほど休憩をとるとの事です。
少々の菓子類を買い込んで車内に戻ると、なんとなく車内が暑いです。空調は効いているようですが冷房を入れるにはまだ早い季節ですし運転士さんも調整に苦慮しているようです。
姫路東開通以前なら播但道~姫路・加古川BP~第二神明で神戸入りですが、最近では三木JCT経由の神戸淡路鳴門道を使っているようです。渋滞多発のBP群や第二神明よりも定時性が高いのでしょう。
布施畑インターで減速し、今度は阪神高速北神戸線へ。今度は一気に北東を目指します。箕谷ランプで高速を降り、さらに新神戸トンネルに突入します。これを抜けると三ノ宮は「指呼の間」と呼べるくらい近いポイントに出れます。
布施谷で出なくてもそのまま垂水まで行って第二神明経由でも神戸へは出れますが、渋滞のリスクを考えれば若干ややこしいルートの方がかえって早目に着くのでしょう。まさに「急がば回れ」です。
新神戸の出口でまず眼前に広がった風景がコレ。小さい頃は用も無いのに新神戸駅に行って徐行して通過する新幹線を眺めに行ったものですねぇ・・・国道2号線に出ると、神戸市営、西日本JRバス、阪神電鉄バス、中国バス、全但バス・・・これらと一気にすれ違いました。いやー油断できません(何がw
ミント神戸前は通り過ぎ、古くからの神姫バスの三ノ宮バスターミナルに到着。定刻より5分ほど早めに着きました。ここの見所はなんといっても「車庫入れ入線」でしょう。係員が付いて笛を吹いて誘導してくれるのですが、大型バスがバックしていくサマを車内で堪能出来るという「非日常」を体験できるのですからバスヲタならずともドキドキするものです。
(令和元年5月15日記事構成変更)