JR東海・JR西日本 のぞみ45号

【路線データ】

  • 事業者:JR東海・JR西日本
  • 路線名:のぞみ45号
  • 車両型:N700系
  • 路線型:新幹線
  • 乗車日:平成22年7月30日
  • 乗車区間:名古屋~博多

【乗車記】

(乗継元:中央道特急バス 飯田駅前〜名鉄BC

実はもう少し後の「のぞみ」に乗るつもりでしたが(ってあれ?さっきの飯田でのパターンと同じじゃんw)名鉄バスの車内で「これだったら早く着きそうだな」と思って「エクスプレス予約」にアクセスし、この便に予約しなおしました。
いやー便利だなと思ったら、支払い予定の運賃が2000円アップ・・・何で?と思ったらネット予約時に早得設定したのが今回の変更で無くなったためだとか。仕方ないですね・・・

f:id:tabisuru_sumiya:20171116225616j:plain f:id:tabisuru_sumiya:20171116225645j:plain

やってきたのは東京からの「のぞみ45号」博多行き。「N7」というJR西日本所属の編成。アサインされた席は「すでに」リクライニングされており、明らかに東京~名古屋間で使用されていたであろう痕跡が・・・ごみが放置されて無いだけマシという事で。
16時53分、すべるように発車。早速Xperiaを取り出して、「車内無線LANサービス」を試してみることにしました。

f:id:tabisuru_sumiya:20171116225808j:plain f:id:tabisuru_sumiya:20171116225719j:plain

「設定」から「wi-fi」をONにするとバッテリー横の「3G」ピクトが消えて無線接続を示すピクトが出てきました。「docomoに接続しました」というのを確認して、ネット接続をすると「M-zone確認ページ」が出てきてIDを入力します。今朝、長野市内のコーヒーショップでM-zone接続をやった際に細かいパスワード設定を保存しておいたので、このあたりの作業はラク・・・なハズだったのですがIDの入力ミスを連発。

f:id:tabisuru_sumiya:20171116225731j:plain f:id:tabisuru_sumiya:20171116225838j:plain
結果的には、無事にこのようなポータルサイトに繋がったわけなのですが気がついたら、岐阜羽島を過ぎそろそろ関ヶ原も越えようかというあたり・・・慣れればもっとスマートに接続できるのでしょうけど、初めてづくしの新幹線の旅にテンパっていたのかも知れませんね。

f:id:tabisuru_sumiya:20171116225849j:plain f:id:tabisuru_sumiya:20171116225901j:plain

接続速度は満足できる数値ですし、普通の使用(ネットサーフィン程度)なら充分耐え得るバックボーンを有しているかと思われます。ただ、不特定多数で動画ストリーミング等の視聴といったパケットのバカ喰い行為をすれば、一気に速度が落ちそうな気がしないでもないですが。

各座席にコンセントがあったので有難く使わせて頂く事に。前回乗った時はあまりコレの活躍する場はなかったので・・・PDAでネットしているとバッテリーが面白いように減っていくから必須アイテムの1つでしょう。

f:id:tabisuru_sumiya:20171116225936j:plain f:id:tabisuru_sumiya:20171116225919j:plain

近江平野に出たあたりでカバンから取り出したのがコレ。NokiaのN95(X02NK)。今となってはXperiaが私用メインになったのでデジカメ代用という地位になったものの、Nokiaのハイエンド端末という事でwi-fiは標準装備しています。試しに電波を掴ませIDとパスワードを放り込んでみたら・・・繋がりました・・・SBM端末ならYahooBBなのでは、という声が聞こえそうですが、こうして見るとネットの世界に垣根なんて無いんだなぁと実感しました。

f:id:tabisuru_sumiya:20171116230055j:plain f:id:tabisuru_sumiya:20171116230324j:plain

この通りサイトにも普通につながります。wi-fi端末2機あれば無双だぜヒャッハーと悦に入ってましたら、Xperiaの挙動がおかしくなって・・・サイトにつなげようとしたら強制的に突っ返され「同じIDで複数の端末を繋げんなや( ゚Д゚)ゴルァ!!」と叱られました。
まあYahoo!BBにでも加入すればいいだけの話なのですが、貧乏モバイラーには1つのサービス加入だけで精一杯なのですよ・・・(´・ω・`)

f:id:tabisuru_sumiya:20171116230111j:plain

ちなみにネットワークIPは各種取り揃えております、という感じ。UQも電波出しているのですね。

と、まあいろいろと車内無線LANを体験したところで新大阪に到着しました。このサービスって東海道新幹線内のみ、という条件がありまして山陽新幹線では利用できないって事になっています。

f:id:tabisuru_sumiya:20171116230228j:plain

宮原運転所を真下に見て、車内放送も
「乗務員交替しました。JR西日本の車掌は○○と△△、運転士は××が担当します」
とあって山陽新幹線区間に入った事を確認。で、再びwi-fiをONにすると

f:id:tabisuru_sumiya:20171116230252j:plain f:id:tabisuru_sumiya:20171116230310j:plain

あれ?無線拾うじゃん?と思って、「JRおでかけネット」にアクセスしようとしたら・・・ですよねー。電波は出し続けているけどIPは無効化しているって事なのでしょうね。さすが抜かりはない・・・と言いますか、設備そのものは生きてるって事になる訳ですから、将来的には山陽区間でのサービス提供も可能って事も考えられる訳で。需要が東海道区間とは格段に少なくなるとは言え、あれば便利なサービスだからぜひ拡充してほしいものです。

f:id:tabisuru_sumiya:20171116230356j:plain f:id:tabisuru_sumiya:20171116230416j:plain

西明石を過ぎたあたりで、「イマココ」のアンドロイドアプリを落としているのを思い出して起動。GPSがなかなか電波をつかまないのでイライラはしましたが、こんな感じで現在の位置関係の他にスピードも表示されるので結構遊べます。twitterとも連携しておけば今ココなうで現在地のツイートも可能。となると、山陽新幹線でこれを見逃す訳には・・・。

f:id:tabisuru_sumiya:20171116230433j:plain f:id:tabisuru_sumiya:20171116230446j:plain

新倉敷を過ぎたあたりで時速300キロに到達!実際相生を過ぎたあたりでも出しているそうですが、トンネルばかりなのでGPSが再計算ばかり繰り返し、速度を算出が出来なかったのでこれが初300キロ表示って事になります。続いて東広島の手前付近(竹原市内)で再び300キロ。最高速はなるべく人家や構造物がないあたりで出す傾向にあるようです。

f:id:tabisuru_sumiya:20171116230505j:plain f:id:tabisuru_sumiya:20171116230518j:plain

安芸トンネルを抜けて減速を始め、広島の貨物ターミナルや運転所を俯瞰していると、その向こうでマツダスタジアムの灯かりがキラキラと瞬いていました。広島には19時過ぎに到着。名古屋から2時間はやはり早い。客もごっそり降りて、岡山までそこそこ賑やかだった車内が一気に静かに。

f:id:tabisuru_sumiya:20171116230720j:plain

新岩国通過後しばらくして3回目の300キロ達成。それにしてもあまり揺れないません。500系の時は細かな揺動が感じられたが(それでも当時は静かと感じたものだが)それもほとんど感じられません。数年空いただけですが技術の進歩に恐ろしさを感じます。

f:id:tabisuru_sumiya:20171116230539j:plain f:id:tabisuru_sumiya:20171116230734j:plain

徳山に差し掛かると、一気に160キロ台まで減速。「徳山名物」とでも言うべき構内の「R=1500」というカーブをクリアするためですが、これが山陽新幹線スピードアップの「足枷」になっている訳で・・・

新山口を出ると車内は一層閑散と。名古屋で見かけた顔もほとんど居なくなって新関門トンネルに突入。新下関手前で一瞬300キロ表示を見たような気がしたのだが、気のせいですね。
小倉では降車が無く意外に思えました。「のぞみ号には特定特急券での自由席乗車はできません」というお約束を聞くと「九州にやってきた」と実感します。

鞍手付近で最後の300キロを体験し、

f:id:tabisuru_sumiya:20171116230815j:plain f:id:tabisuru_sumiya:20171116230750j:plain

ほぼ定刻に博多到着。ホームに出ると長野とは、また名古屋とも違う蒸し暑さがカラダを包みます・・・

(令和元年5月18日記事構成変更)

Ⓒ2017 「乗ってみました」編集管理・電話番