JR九州バス たいよう号

【路線データ】

  • 事業者:JR九州バス
  • 路線名:たいよう号
  • 車両型:日産ディーゼルスペースウイング(西工架装)
  • 路線型:高速路線バス(都市間連絡型)
  • 乗車日:平成23年6月29日
  • 乗車区間:宮崎駅~博多BT

【乗車記】

ギリギリまで撮りバスをしていたせいで、着替える間も無く荷物をピックアップして乗り場へ。やってきたバスはJR九州バスの日産ディーゼル+西工C-1のSHD車。「フェニックス号」で乗ったことがありますね、この車・・・

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冷房は効いていましたがちょっと湿気っぽかったかなぁ。ここからの乗車は僕1人だけでした。アサインされた席は1A。

16時40分定刻に発車。駅を出て橘通りまで出ずすぐ左折し大淀大橋へ。宮交シティへのアクセスも「フェニックス号」時代とほとんど変わりませんが、違っていたのはバスターミナルの高速線発着スペースではなく、市内路線バスの発着スペースでの客扱いになってました(県道に面した部分)。

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乗務員さんが「福岡行きでーす」と声を掛けているものの、こちらにやってくる影は無く乗車ゼロで発車。「フェニックス号」に乗っていると、ここからがこの路線の始まりだなぁって感じがありますが、宮交シティで乗車ゼロというのはどうなんでしょうか・・・
南宮崎の駅前通りを過ぎて、日南・空港方面のバイパスへ。一通りの車内案内があって終わる頃には宮崎インターに差し掛かっており、いよいよ高速巡航開始。踏み込む風でもなく防衛運転に徹した淡々とした感じで流していました。

青井岳付近の山岳地帯を抜け平野に出る直前くらいに赤いバスとスライド。宮崎行きの「たいよう号」でした。ほどなく都城北バス停到着の案内が流れました。

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「たいよう号福岡行きです。ございませんかー?」
バス停に乗務員さんの声が響くものの、乗車はありませんでした。それにしても多くの高速バスが立ち寄るバス停ですが、待合室がカラッポなのも珍しいです。


バスに戻った乗務員さんより、僕が撮影している写真について二言三言ほど誰何されました。要約すると「写ってる対象についてのプライバシーには配慮してほしい」との事。聞けば色々とあるそうなので撮影は要点のみに絞ることにしましたが、前面展望の撮影とは言え、色々と難しい世の中になったのですねぇ・・・

 

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高原付近より雲が厚くなってきて今にも泣き出しそうな空に・・・午前中、所用でこの付近をクルマで走ってましたがピーカンそのもので、ホント天気のいい時に回れたんだと感謝。
小林インター着。ここも乗車はゼロ。次に停まったえびのインターは「たいよう号」でも2往復しか停車しない停留所で、乗ったこの便はその1往復に当たっていたようです。「はまゆう号」と入れ替わりに到着したがここもゼロ。
3回目の加久藤トンネルを抜け熊本県へ。人吉インター到着の案内が流れ、バス停に滑り込むとこっちにやってくる客がいました。
2人が乗車し人吉発車。改めて到着停留所と時刻の案内が乗務員さんよりあって、続いてビデオ映画が流れ始めました。確かにこの先は八代までトンネルの連続だから、ビデオは退屈しのぎにはもってこいです。

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球磨川を何回か渡って肥薩線を目で追っているうちに八代インターの巨大な構造物(南九州道)をくぐり、ほどなく宮原SAへ。

ここで10分ほどの休憩となりました。先着していた西鉄の高速バスの近くに停まり、ひとり撮影会状態に。5分ほどで西鉄便が先に出発していくと、乗務員さんはおもむろにテストハンマーで足回りの点検を開始。

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宮原SAを出発すると、悪天候という事もあって急激に日が暮れていくように感じました。19時前に熊本インターを通過しましたが、空の明るさよりもナトリウム灯の輝きの方が目だつように・・・携帯で時刻表を検索していたり、「実況」しているうちに福岡県に突入。20時前に久留米インターに近づくと

「まもなく久留米インターですが、降車変更の方はいらっしゃいませんか・・・」

と案内が流れました。降車ボタンが押される事がなかったのでスルーしてもよさそうなのですが、ちゃんと料金所を出てバス停で一旦停止。

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再び高速へ戻り、これまたナトリウム灯の帯がキレイな鳥栖JCTを過ぎ、3つ目のバス停・高速基山へ。同じように案内があったものの降車希望はなく、一旦停止のち発車。

他の高速バス同様、太宰府インターで九州道から離れ都市高速へ入り、博多駅東ランプで降りる・・・と思いきやその向こうの千代ランプで高速を降りました。その後の情報で祇園町停車になる関係上、このランプを使うしか選択肢が無いとの事。「フェニックス号」も「たいよう号」運行開始直後から、足並みを揃えて千代ランプで高速を降りるようになったとか。

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「まもなく祇園町です。お降りの方はいらっしゃいませんか・・・」
結局、宮崎駅と人吉インターのみ動きがあっただけで、ほぼ定刻に博多バスターミナルの2階に到着。後続の到着便が迫っているせいか旅の余韻もそこそこに「たいよう号」はターミナルを後にしました。

(令和元年5月22日記事構成変更)

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