【路線データ】
- 事業者:JR西日本・JR四国
- 路線名:快速マリンライナー50号
- 車両型:223系・5000系
- 路線型:快速列車
- 乗車日:平成30年2月26日
- 乗車区間:高松~岡山
【乗車記】
岡山~高松の移動手段となると実質これに収斂されてしまった感があるように思います。事実、戦略的にJRが便利になるようにとしか思われないくらい、フェリーが年を追うごとに減便されているので、これしか選びようがないというか・・・そんな感じがしないでもありません。
「マリンライナー50号」はJR西日本の223系とJR四国5000系で組成された列車で、これもすっかり定着した感があります。個人的には213系時代には乗ったことがなく、223系・5000系ペアに置き換えられてから乗る回数が増えた、という列車です。
久々にグリーン車を奢ってみました。料金的には指定席の3倍しますがゆったり感は伊達ではなく、逆にBグリーン(普通列車用グリーンの呼称)で乗っていいのかと思うくらい上品な車内でした。シートこそ4列ですがそこそこ倒しても後ろへ憚るという罪悪感が少ないくらいのシートピッチで、荷物を置いても圧迫感があまりありません。もっとも料金設定で客を選ぶ設備でもあるため平時だと全席が埋まるということはあまりなく、これもゆったりとした雰囲気を生み出している要因かと思われます。
17時10分、高松を発車し心地よい加速で、通過駅がビュンビュン後方へすっ飛んでいくサマを見ていると、名ばかりの種別ではなく紛うことなき「快」適な「速」度の出ている列車だと実感。
17時24分、坂出着。グリーン車に動きなしで、ここまでで数人の客で岡山入りを確定した感があります。ほどなく南備讃瀬戸大橋にさしかかり「海峡越え」。車内は至って静かで、近くでパソコンを操作しているビジネスマンのキーボードを叩く音だけが僅かに響いているだけ・・・
15分ほどで海峡越えを終え児島へ。普通車からは数人の下車があった模様です。隣には113系の湘南色が客待ち顔で待機。茶屋町で宇野線に入り部分的に単線が残る影響で徐行もしばしば発生し大橋区間の俊足はどこへやら、といった感じでした。
終点・岡山に着くとすぐさま清掃係が車内に入りドアにチェーンをかけて清掃開始。まるで首都圏の駅のような風情でした。