旅する炭屋~炭屋さんだって旅したい~

炭屋です。ヲタです。人畜無害です。何処かへ行ったり過去に前に挙げた内容を再掲したりしてます。

はじめてお越しになられた方は、ここを御一読いただければ幸いです..._〆( ´・ω・‘)

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29A系統 山科駅~醍醐寺 京阪バス

【プロローグ】

始発と終点だけの地名を聞くと、関西の道路を走り慣れている人には「ああ、外環状線を通っていくのだな」と思われるが、今回乗った「29A系統」というのは一風変わったルートを走る。もちろん外環状線を走るルートの系統も存在するのだが、「乗る」ということを趣味とする者にはこの系統がオススメだろう。

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【山科駅~醍醐寺】

10時前に到着し山科駅のバスターミナルに着いたものの、醍醐寺に行く系統は2つあって少々迷った。ストレートに向かう22・24系統と清水焼団地を経由する29系統があり、29系統は遠回りをする。僕は単に発車時間が近かったので29A系統を選んだ。そういえば乗務員さんだったかが「醍醐寺に行かれるのであれば22・24系統が早いですよ」と何人かの客に声にかけていたように思う。最初はよく意味がわからなかったが・・・

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12分に入線。いすゞのエルガという京阪バスでも大勢力になったクルマだ。空席を1/3ほど残して15分に発車。駅前通りを南下し数人を拾って国道東野へ。22・24系統は直進して外環状線へ向かうが、今乗っている29A系統は右折し国道1号へ。

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天下の東海道をバスで揺られて進むというのもなかなか気持ちが良い。川田道を過ぎてこのまま登っていけば東山だな・・・と思った頃左折し住宅地へ。

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や、住宅地と思ったのだが、正確には清水焼の工房が点在しているようでバス停名にもその存在感を誇示していた。

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乗降は片手の数の中で繰り返されており、どちらかというと客は減っていった。時折ぱっと開ける畑が京都市内の喧噪がウソのように長閑な空間を演出しており、短い路線でありながら車窓の景色は思った以上に良い。

そして大石神社を過ぎ不意に右折すると狭隘区間に突入。

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といっても極端に狭くはなく、対向車が普通車であれば充分にすれ違えた。しかしセンターに線のない道路で、その真ん中をトコトコ進んでいるサマを前方で眺められるというのは、「乗る」事を趣味としている者にはうれしい「イベント」である。そのイベントも次の西野山団地までで僅か数分だったが。

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勧修寺付近で山科行きとスライド。立ち客もおり山科西南部の需要もなかなか旺盛なようだ。東の山に向かってジリジリと登っており、どこまで行くのかと思ったら小野随心院で右折。このまま醍醐寺まで住宅地の中だろうな・・・と思ったら醍醐上ノ山付近でわずかではあるが再びの狭隘区間。

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竹藪が現れ車窓はさっと京都らしい風情に変貌。醍醐新町で新道らしき道と交差し、気づいたら醍醐寺の塀の横を走っていた。

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名刹だけあって参拝者も多く、駐車場の出入りも激しかった。

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10時43分、終点・醍醐寺に到着。バス停のあるところは単なる車寄せスペースなのだが、何となくお寺の石庭といった風情で参拝しなくとも京都の寺を堪能した気分になれる。

 

【エピローグ】

醍醐寺という名刹を起終点とするので参拝路線、と言えなくもないが西野山団地や川田道での乗降数も一定数あるところを見ると山科近郊の生活路線的な側面を持った系統と言える。そしてストレートに醍醐寺に向かう系統より幾分が遅いだけで結構変化に富んだ車窓を見れる29A系統は「お得な」路線なのかもしれない。

(平成29年12月3日乗車)

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