【路線データ】
- 事業者:西日本鉄道
- 路線名:48系統
- 車両型:いすゞエルガ(西工架装)
- 路線型:一般路線バス(域内連絡型)
- 乗車日:平成29年11月27日
- 乗車区間:西鉄大橋駅~博多ふ頭
【乗車記】
W1系統の終点が大橋駅だったということで、さてここから何に乗ろうかと色々探すもどうにも妙案が浮かびません。本気で困って駅前のバスターミナルをうろつくこと数分。ようやくネタらしいものに出会えたような気がしてやってきたバスに乗車。それが博多ふ頭行きの48系統でした。
どういうルートで博多ふ頭まで行くのか・・・乗ってから携帯で路線図を確認。ひたすら博多駅までまっすぐ進み、そこから先も博多ふ頭まではまっすぐ行くようであまり面白みがない路線に思えました。もとより車窓は暗く楽しめるものでもないので半ば諦めの境地で乗車。車内は半分ほど埋まって20時37分、大橋駅を出発しました。
商店らしい風情はまさに大橋駅から1分ほどだけ続いただけで、あとは純粋に住宅地が続いていました。不意に曲がってちょっと狭い道になり「すわ狭隘路線か?」と一瞬思ったものの、塩原橋ですぐに普通の道路幅に戻ったのでちょっと肩透かしを食らったような気分でした。
ここからルート的には博多駅手前まで那珂川沿いに北上するようで、美野島公園南で時間調整。まとまった降車で停まったのは清水4丁目と数か所だけだったので早めに着くのでしょう。このあたりが旧国鉄筑肥線の跡地だと知るのは帰宅後の話・・・
21時が近いという事もあって車内はほとんど動きはなく、時折すれ違う僚車の車内も閑散としていました。このルート、博多駅と西鉄大橋を結ぶルートとしては主要に近いものらしく本数は深夜であっても多めに設定されているようです。
住吉4丁目を出て住吉通りを右折。そしてここから先は48系統から99系統に番号が変わりました。いわゆる「化け系統」というヤツです。
昼間は混んでいてスムーズにはいかない博多駅界隈も、21時になろうとする今はさほどのストレスも感じずに進めるので昼間とのギャップが著しく大きく感じます。
博多駅のバス停はバスターミナルには入らず、西日本シティ銀行の前のバス停で乗降を取り扱いしていました。降りて信号待ちを含めれば駅まで5分といったところか。駅前バス停としてはまあまあ近い方の立地なのでしょう。客もあらかたここで降りてしまい、車内は一気に閑散と・・・
それにしてもクリスマスまでまだだいぶ間があろうというのに、この賑やかさ・・・博多駅の駅前広場は駅改築と共にイベントスペースになったようで、イベントの特設会場になったり博多山笠の際には山車が展示されたりとなかなか活気があります。
ここからは大博通りに入りそしてひたすら港湾地帯へ突き進みます。祇園町、奥の堂、呉服町・・・車窓はビル街なのだがバス停名はどこか京都を思わせるような古風な感じのものが続きます。
蔵本を過ぎ車内はなお一層閑散となり、客も片手で余るほどに。大博通りを縦断し左折。だだっ広いサンパレス前を過ぎ回送の高速バスと何台もすれ違い、右折して築港本町・・・バス停名からしていよいよ港湾地帯に入ったのだなと実感します。
21時15分、終点の博多ふ頭に到着。方向幕を見ると副題のようの「ベイサイドプレイス」がついており、単なるふ頭ではなく観光地であることを強調しているかのようでした。
(令和元年5月16日記事構成変更)