旅する炭屋~炭屋さんだって旅したい~

炭屋です。ヲタです。人畜無害です。何処かへ行ったり過去に前に挙げた内容を再掲したりしてます。

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フェリーくるしま 小倉浅野港~松山観光港 松山・小倉フェリー

(乗継元・福岡空港国際線ターミナル~福岡空港国内線ターミナル

■プロローグ

四国と九州を結ぶ航路は結構有名で、鉄道との有機的な連絡がスムーズな八幡浜~臼杵を筆頭に、「海上国道」の負託を持つ三崎~佐賀関は車利用者には根強い人気がある。そうした航路群にあって意外と「穴場」的存在になっているのが、これから乗る小倉松山航路だ。

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■小倉~松山

21時前にJRで小倉に着き、新幹線口から徒歩でフェリーターミナルへ向かう。車内で飲んだ酒で火照った頬が、ペデストリアンデッキの上を抜ける風が撫でていき心地よい。

新幹線口から徒歩(やや千鳥足だったが)にして約15分、

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フェリーターミナルに到着した。すでに車の積載や改札が始まっていた。ターミナル内のきっぷ売り場で発券してもらう。

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この航路しかないので掲示類もシンプルで、またターミナルとは言うものの供食設備や売店といったものはパッと見で見当たらなかった。カーフェリーのターミナルを見慣れた目には全体的に質素なものに映った。

きっぷを握りしめタラップを上がると船内へ。今夜の松山行きは「フェリーくるしま」だった。船内に入ると・・・さらに階段が続く。そういえば公式サイトにも「エスカレーター等はありません」とあったような気がした。なるほど。

案内所とロビーを抜け2等船室へ。

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予約時に受付係から「雑魚寝の席になりますが宜しいですか?」とぶっちゃけられて、こちらは「お、おう・・・」という感じで受け答えしたが、なるほど「雑魚寝席」だ。まあ「桟敷席」の方が呼び方としてはカッコいいと思うのだが、「雑魚寝」の方が言葉の通りはよさそうだ。

その雑魚寝席の付帯設備はというと、

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必要十分な設備だ。背後のロッカーっぽいケースは救命胴衣入れなので私物入れとはならないようだ。仕方がないので風呂行きの着替えと貴重品だけを移し、先程のロビー近くにあったコインロッカーへ荷物を預ける。

風呂へ行くと10人ほどの先客がいた・・・狭い!芋を洗う状態とはまさにこの事か。風呂桶は5人が入れば一杯、洗い場は同じく5人が座れば一杯・・・つまり僕は定員オーバーの存在なのだ。困ったな、出直そうか・・・と思ったら、ちょうど子連れの一組2人が洗い場を離れてくれたので「席なし」にならずに済んだ。が、のんびりもしていられない。出航前で風呂を済ませておこうという客は多いはず。だが風呂の定員は10名・・・となると回転を高めないと風呂に入れない客も出てくる。大急ぎで体や頭を洗い、これまたちょうど一人分空いた風呂桶へ突入。さっさと出て着替える。それにしてもこれだけ落ち着かないフェリーの風呂も久しぶりだなぁ・・・

 

風呂から出て甲板へ出ると

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小倉の街をだいぶ離れたようだ。

甲板はかなり賑やかで、明日が祝日ということもあってか家族連れの客がかなりいた。思い思いに沿岸の風景を携帯電話で撮ったり、自撮り棒で気のしれた仲間たちと撮っている学生グループがいたりとなかなかの盛況だ。

そんな彼らがやはりテンションを上げたのが、

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関門橋をくぐる前後だった。今朝この上を夜行高速バスで通り過ぎたのだが、もうその日のうちに今度はこの下を行く船に乗って九州を離れた訳だが、はしゃぐ周りの喧噪からふと思うのは我が身の忙しさで、これは少しばかり恨めしい。

雨がパラつき始めたので船内に戻り、ロビーの畳敷きで携帯を弄りながら周りを観察。

 

  • 食堂はある(ただし22時半頃まで)
  • 食券式。軽食メイン。
  • 売店あり。ここも23時くらいには閉店。
  • 消灯は23時
  • ロビーとはいいながら仮設的にテーブルがあって実質食堂の延長
  • 風呂は22時半くらいには閉まってた模様

ロビーでビールをあおりながら怪気炎をあげている団体は、どうやら道後温泉が目的地のようだ。温泉天国の九州であっても道後の魅力は高そうだ。

消灯されたのでこちらも部屋へ戻る。真っ暗な雑魚寝席は荷物だけ置いて主は不在、というスペースが多く、どこかで酒か話に夢中なのだろう。ベッドメーキングをしてゴロリと転がる。周りの気配に落ち着かずなかなか寝付けなかったがいつの間にかzzz。

 

明かりがついた気配で目が覚めると、周りでは数人が起きて支度をしていた。こっちはまだ足元がフラつく。

 

「長らくの船旅、お疲れ様でした。まもなく本船は松山観光港に入港致します・・・」

 

コインロッカーから荷物を出し、最低限の身支度をすませロビーに向かうともう何人かが下船の列を作っていた。

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ほぼ定刻に松山観光港に着岸。長い通路を歩いてターミナルを出ると風がひんやりとしており、松山のファーストインプレッションは温暖というイメージからほど遠いものだった。

 

■エピローグ

この路線、元々は関西汽船が運航していた航路でそれが関汽の手を離れ「フェリーさんふらわあ」へ移管。さらに廃止を検討し受け皿を検討していると、広島~松山の航路を運行する石崎汽船が手を上げて今の会社が設立された、という経緯を持つ。

プロローグで四国~九州の航路の中でも「穴場」と書いたのは、好調な四国~九州の航路群にあってこの小倉~松山航路だけはイマイチぱっとしない状況が続いている、という事だ。松山から九州行きの船が出ている、という事が意外と知られていないのかもしれないし、小倉側においてもカーフェリーが出入りする新門司港ではなく小倉港という利用者には馴染みがやや薄いのか、そういった点が利用率に反映しているのかも知れない。

しかし徒歩客にはこの上ない良好なアクセス(ターミナル~小倉駅は徒歩15分)が担保されているし、松山側もバス接続がなされているので決して利用するにあたっての環境は悪くない。

船の経年やバリアフリーなど、ぼちぼちとクローズアップされる問題も出てくるかと思われるので、そうした諸問題の解決と需要喚起に運航事業者のますますの奮起を期待したい。

(2017年9月22日乗船)

(乗継先・松山観光港リムジンバス

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