【路線データ】
- 事業者:大阪バス
- 路線名:福知山特急ニュースター号
- 車両型:三菱ふそうエアロエース
- 路線型:高速路線バス(都市間連絡型)
- 乗車日:平成27年11月26日
- 乗車区間:福知山駅~布施駅
【乗車記】
舞鶴出張の帰りに乗ってきました・・・と言いましても当初からこの路線を狙ってた訳ではなく(仕事の都合で乗れるかどうか分からなかったので)したがってキップは買わず「飛び込み」で乗れたらいいかなー、程度に思ってました。予定していた舞鶴線と山陰線の列車に順当に乗り継げたので「これはひょっとして?」と思って改札を抜けて北口を見ると、名古屋で見慣れた大阪バスがまさに停まっていました。
おそるおそる乗務員さんに、
「えっと予約してないんですが・・・キップありますか?」
と間の抜けた問いに特にリアクションもなく笑顔で、
「はい、ございます。どちらまで行かれますか?」
とあっさりスルーを決め込まれ何となく拍子抜けになったものの、終点の布施駅までの1850円を払って車内を見渡す。
「席はどこでもいいですか?」
とこれまた捉えどころの無い問いを乗務員さんに投げかけましたがこれも
「そうですね、お好きなところへどうぞ!」
とにこやかにスルー。では遠慮なくということで1Aへ。
名古屋特急ニュースター号で乗ったシートと配色は同じでしたが、絵柄がなんとなく大胆なデザイン。導入年度で変えているのでしょうか。
セルフノリホ。3人。以上・・・大阪バスの路線でもひときわ少ないという風を聞いてたのですがここまで少ないとは。
定刻に福知山駅を出発。乗務員さんのアナウンスを聞きながら福知山城公園の横を抜け国道9号へ。
福知山インターから舞鶴若狭道へ。最前列のシートベルトは乗用車と同じ3点式だったので、高速の風景にかぶりついているとなんとなく自分が運転してるかのような錯覚に・・・
終始80~100キロの間で踏み込むこともなく滑らかなクルージングが続いており、途中で数ヶ所の車線規制ポイントも滑らかに合流。名古屋線の時も感じたのですが、同社の貸切時代のクルージングの技術が、そのまま高速バスにも引き継がれているのかもしれません(この点は高く買いたいです)
あまりの滑らかな乗り心地のせいか、西紀SAの通過あたりは覚えていたのですが結局三田西を過ぎて吉川JCTにさしかかるあたりまでウツラウツラ・・・あっという間に中国池田インターへ。
阪神高速の接続部を駆け上がり、舞鶴から1時間ちょいで大阪空港付近に到達。早い・・・梅田ランプで降りるとJR四国バスがこれから目的地へ向かわんとするところへ出くわし、大阪駅前に到着。
ドアを開け乗務員さんが外へ出る・・・が客が降りる気配が一向にない。外に出た乗務員さんが再び客室に戻り、大阪駅前下車予定のお客さんが座ってるあたりまで進んで
「お客さん、お客さん、大阪駅ですよ・・・」
とおっかなびっくりな感じで声をかけていたのが印象的でしたね。
結局件のお客は爆睡していた、というオチで「え、もう大阪なの?」という感じで慌てて降りていく後ろ姿がなんともユーモラスでした。
ドアが閉まり再び動き出すと、
「次は東大阪布施です。今日は天王寺と上本町でお降りのお客様がいらっしゃいませんので通過します・・・」
との事。大幅にショートカットするよって事ですね。
御堂筋をひたすら南下し千日前筋の難波で東へ転進。上本町の駅前を過ぎ(多分この辺に降車地があるか?)鶴橋、今里を経て布施柳通で再び南下。近鉄の高架が見えてきたところでそれに沿って西へ戻り終点の布施駅に到着。
結局僕と一番後ろにいた客がここまで乗ってきたのですが、そのお客さんはどうやら添乗の社員さん(乗務員さん?)だったようで・・・結局純粋に客として乗っていたのは2名という事に・・・うーん。
(令和元年5月16日記事構成変更)