【路線データ】
- 事業者:大阪バス
- 路線名:名古屋特急ニュースター号
- 車両型:三菱ふそうエアロエース
- 路線型:高速路線バス(都市間連絡型)
- 乗車日:平成27年5月5日
- 乗車区間:栄~大阪駅前
【乗車記】
名阪間4社乗り比べのラストに選んだのは「既存組」としてはもっとも若い大阪バスが運行する「名古屋特急ニュースター号」です。
大阪バスも元は観光専業でしたが「京都特急ニュースター号」で路線運行に参入し、現在では東京、名古屋、京都、関西空港へと足を延ばしています。
立ち位置としては「新高速バス」に限りなく近い事業者ですが、法規制以前に乗合申請を出して認められすでに運行実績も積んだ事業者ということで「既存組」として扱うことにしました。
実は今回の乗車は始発の愛知県庁前と決めてたのですが、直前までの行程が押せ押せになってしまい止むなく次の栄にしようと思い大阪バスへ電話。
僕「あのー8便を予約してるのですが愛知県庁前からではなく栄からにしたいのですが」
電「予約されてるのでしたらそのまま栄で待っていて下さい。ただ出発時間までには必ず来ておいて下さいね」
これで変更完了らしいです。不安にかられつつも地下鉄で栄へ。
栄のバス停はあおい交通の豊山町コミュニティバスのバス停を兼ねたところで、パッと見大阪バスの「大」の字もないのでますます不安になったが時刻表はちゃんとあり50分過ぎに到着。
乗務員さんに名前を言うと
「あー県庁前からのお客さんやね」
と一言あって、
「来られないから数分待ってたのですが、会社から連絡があったので安心しましたよ」
との事。やっぱり連絡は大事ですね。
落ち着いたので車内を見渡すと2列+2列のシートが並ぶごくごく標準的なレイアウトながら各シート窓側足元にはコンセントを設けており、さっそく使わせて貰いました。
ちなみに愛知県庁前から1人は乗っていたようで、僕が乗り込んだ栄でも5人ほどが待っていたので都心部での利用者もある程度掴んでいるようです。
栄から10分ちょいで名古屋駅の太閤口にある大阪バスのバス停に到着。
ここでどかっと乗って来て通路側に数席残すだけになった。そして飛び込み客(予約なし)もあって乗務員さんは乗車券発行と現金収受に大わらわだった。
さて出発か・・・と思ったら2人ほど来ていない模様。ベテランの乗務員さんが若手の乗務員さんに「もういっぺん人数確認しといて」と指示し自分は会社へ電話し2人の客の所在を確認してもらうよう依頼。数分で返事がきたようだが連絡は取れないとの事。
「じゃあもう8分も待ってますから発車しますね」
ベテランさんは電話口でそう伝え発車。やはり連絡は大事ですね・・・
若手さんのアナウンスと自動音声による車内案内があって終わった頃には名古屋西の料金所を過ぎていた。
ところで前に映し出されたモニターにはこういう案内も・・・利用者へも安全への取り組みが行われている事への理解を求めている、という事なのでしょうね。
桑名あたりまでは携帯をいじったりしていたが、さすがに高速バスに4本目ともなると疲れが出てきたのか居眠りの連続・・・、
「甲南PA到着です。法令上の休憩時間を取ります・・・」
ややしゃっちこばった感のあるフレーズだけど間違いではないですよね。
やや離れたところには名神高速線の超特急23便(西日本JRバス担当)が同じように休憩していました。19時20分名古屋発なので付かず離れずという感じで大阪バスを追いかけていたのですかね・・・
草津JCTから名神高速に入ると案の定というか渋滞にハマり、瀬田東で一旦流れるものの今度は京滋バイパスの南郷付近から宇治トンネル出口までノロノロ・・・連休による交通集中とは言え疲れますね。巨椋付近からようやく流れ、第二京阪に入って最初の降車停留所・高速京田辺着。ここで2人ほどが下車しました。
あとは快適なもので門真JCTから近畿道に入り東大阪北で高速を降り、荒本の交差点にほど近い東大阪長田駅に停車。ここでも数人が下車。
梅田ランプで高速を降り、大阪駅高架下には定刻より30分ほど遅れで到着しました。ホントは終点まで乗っていきたかったのですが地元の終バスに間に合わない可能性があったのでここで下車・・・
(令和元年5月17日記事構成変更)