旅する炭屋~炭屋さんだって旅したい~

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寝台特急 サンライズ瀬戸号

【路線データ】

  • 事業者:JR西日本・JR東海
  • 路線名:寝台特急サンライズ瀬戸号
  • 車両型:285系
  • 路線型:特急列車
  • 乗車日:平成21年9月20日
  • 乗車区間:大阪~東京

【乗車記】

僕のいる「北陸・信州・東海方面」ホームは10数人程度・・・新潟行き急行「きたぐに」も20分ほど前に出発しているから、僕も含めてここにいる客の乗る列車はおのずと決まっています。「0時34分 特急 サンライズ瀬戸・出雲 東京」、あとはこの列車しかこのホームから出発しないからです。

気がかりなのは中距離系の京都方面行き新快速電車が25分遅れであるとの表示。姫路方面での「輸送障害」で「サンライズ瀬戸・出雲」も遅延しないか・・・

ホームのアナウンスと共に静かにベージュ色の電車が滑り込んできました。「サンライズ瀬戸・出雲」・・・285系は「被写体」として何度か接してきましたが「乗車」対象としては今回が初めてです。

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手元にある寝台券は「サンライズ瀬戸」の「11号車25番」-「シングルデラックス」でです。A寝台に乗るという事は稀だし、「個室」という寝台に至っては初めての経験で少々テンパってきました。
車内に入ってキョロキョロしているうちに発車。近くの部屋にいるはずの同行者が姿を見せません。車掌さんがすぐに検札に来ましたが、しかし同行者はまだ姿を見せない・・・どこ行ったんだ?
落ち着かないままトイレに行き、戻ってくると僕の部屋の前に同行者が立っていました。いちいち同行者と書くのも煩わしいので、これから同行者の苗字から「K」とします。K曰く、
「いや、お前がいつまで経っても俺の部屋に来ないから心配して見に来た」
…そんな約束だっけ?まあ無事に合流できたんだし、それでいいか。Kの個室へ行き再会を祝しました。

 

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Kの部屋に行く前に自室を軽くチェック。長いテーブルはそこそこ幅もあり、書類を結構広げる事ができそうです。椅子の隣りには洗面台があってその後ろにベッドが続きます。机とベッドが並行に置かれているためか「狭さ」は感じません。

ベッドの枕付近にはインパネが仕込まれた空間があって室内の電灯関連のスイッチや付属の小型液晶テレビの操作も出来るようになってました。これはなかなかハイテクで、これであと無線LANがあれば終点まで引きこもる事が可能なんですが(笑)

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感心したのはちょっとしたモノを置ける小さな棚が机の横やベッドの足元にあったりする事。荷物置きと言ってしまえばそれまでなんですが、こういう空間が部屋の「余裕」を感じさせます。部屋のドアについているカギは、数字4桁を覚えこませロックさせる方式。その番号は一旦開錠するとリセットされるので、設定がややメンドくさいのですが確実ではあります。

 2階部屋の目線から見える景色はかなり新鮮で、真夜中の複々線区間となる大阪~草津間ははっきり言って「電車の屋根」からホームを見ているようなアイハイトでなかなか愉快です。
昼間の特急は全て停車する京都を「サンライズ瀬戸・出雲」はゆっくり通過。阪神地区に住んでいては普段見ることは絶対無いJR琵琶湖線の「終電」(223系・野洲行き)を追い抜くのを見て「趣味的に」感動したりと、この列車に乗ってなければ見ることのできないモノばかりに感動の連続でした。

Kの部屋には、結局2時前に通過した米原付近まで居ましたが、まあさすがにこれ以上徹夜すると東京でのハードスケジュールに体力が持たない可能性があるので、Kとは米原通過あたりを境に別れ寝る事に。その前にこの列車の設備で特徴的である「シャワー室」に行ってみました。
ここを利用するには専用のカードを買わないと利用できませんが、A個室の客にはサービスでついてきます。ドアを開けると1mもない四角いスペースがあってここが脱衣場のよう。折戸を開けると大きなボタン2つとシャワーがあって「START」のボタンを押すと6:00と表示され次第にカウントダウン…つまりお湯がでるのは6分間という事。これはエラい事だと備え付けのシャンプーでアタマやカラダを急いで洗い・・・ふと気づくともう1つボタンがある。「STOP」とあったので押してみると湯は止まりカウントダウンも停止。なんの事はない。これで洗っている間はお湯は止めれるし、時間も稼げたのです。ちょっと慌てて洗ってて損した気分・・・
広いスペースでゆうゆうとシャワーを楽しめる、という風にはいかないけど軽く一汗流したいという声に応えるならば、これはありがたい設備です。

部屋に戻り、窓のシェードはそのままで横になってみました。時折車窓を過ぎ去る架線が少々邪魔ではありますが、横になりながら星明りを眺め物思いに耽れる空間を独り占めできるというのは、思えばなかなか贅沢な事でしょう。
少しまどろんでいると不意に外が明るくなって停車したような気配・・・名古屋でした。こりゃまずい。ホントに徹夜になってしまいます。さっさとシェードを閉めて灯りを消しました。

 

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途中何回か目が覚め、きっちり「起きた」のは4時40分頃の静岡停車中。時刻表上では大阪からここまではノンストップの扱いになっており、ここから横浜まで「乗降扱い」を始めます。

静岡を発車してベッドの背もたれに寄りかかり、まだ真っ暗な静岡市内をぼんやりと眺め・・・真っ暗とは書いたものの、東の空はすでに白み始めていました。

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清水を過ぎたあたりからその明るさは次第にはっきりしてきて、富士山がくっきりとしたシルエットを見せてくれました。夢中になってカメラを構えるものの、夜景状態の風景をはっきり撮るのは至難の技で、出来上がりは・・・まあお察し下さい(笑)

富士停車時にホームに出てみると、空気がひんやりしていて心地よかったです。パラパラと降りる客はなぜか足早。沼津を出て車窓は俄かに山の中。ほどなく丹那トンネルに突入しその長さに改めて驚きつつ熱海へ。

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トンネルを出た直後にチラッと見える相模灘は、これからの車窓の楽しみを告げているかのようで嬉しくなります。熱海からはJR東日本のエリアへ。前夜別れたKも起きてきてロビーでさっそく鉄道話で盛り上がり・・・ロビーは通路を挟んで両側に8つの椅子と控えめのテーブルが置いてあるだけの簡素な構造でしたが、近くにはジュースの自販機もあるので、話し込もうと思えばできそうな感じです。

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小田原を悠然と通過し国府津から東海道貨物線に転線。休日のためかどの駅ものんびりとした雰囲気。「サンライズ瀬戸・出雲」も定時運行であるためか「飛ばしている」様子もなく貨物線を流すようにまったりと走っています。大船で先行のトカ線T電(東海道本線の中距離電車)を追い抜いた模様。いつの間にか貨物線から再び東海道本線に戻ったようです。

車窓に緑が増えたな・・・と思ったら一気に都心に突っ込んだように人家やビルが急激に増えて横浜着。大船~横浜間は住宅地と丘陵地が混在しているので、場所によってはこういう感じに見えるようです。

 Kの部屋に行くと荷物の整理に追われていた。
「降りる1時間前くらいから準備しないとな」
と言っていたのを思い出した。川崎を過ぎすぐに多摩川を渡る。

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品川を過ぎ再び自室に戻って改めて部屋を見まわしました。あと10数分しかここに居れない。そう思うともったいないような気がして再び横になってみました。大きなガラス窓の向こうには都庁かと思うほど高いビルが聳えており、「非日常」であるこの空間から向こうの「日常」に触れたくない気がしてきました。

「まもなく東京、終点です。長らくのご乗車・・・」
アナウンスが終わると同時に東京駅に滑り込んだ。Kともどもホームに出て改めて乗ってきた「サンライズ瀬戸・出雲号」を一瞥した。

(令和元年5月16日記事構成変更)

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