川中島バス みすずハイウェイバス

【路線データ】

  • 事業者:川中島バス
  • 路線名:みすずハイウェイバス
  • 車両型:三菱ふそうエアロバス
  • 路線型:高速路線バス(都市間連絡型)
  • 乗車日:平成22年7月30日
  • 乗車区間:長野駅前~飯田駅前

【乗車記】

チケットを買い駅前で撮りバスに励むものの、どうにも暑さに勝てずコーヒーショップへ逃げ込んで涼を取りました。出発10分前にバス停に戻ったのですが、どうも様子がおかしい。気がついたら先ほどチケットを買った時の係員がバス待ちうの客にアナウンス。
「市内の渋滞で各路線とも15分ほど遅れています」
との事。ちょうど観光シーズンだし仕方ないですね・・・ほぼきっちり15分遅れでやってきた「みすずハイウェイバス」飯田行きは川中島バス担当のエアロクィーンHD車。ごく標準的な県内高速線仕様といった感じ。

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4列シートの窓側がさらりと埋まり通路側もチラホラ居るといった客の入りで発車。乗務員さんから
「本日は回送中の国道渋滞のため発車遅れましたことお詫び申し上げます・・・」
との恐縮した声が車内に響いていました。
市内乗車地の長野BT、丹波島橋南、川中島古戦場は乗車ゼロ。高速に入る手前の長野インターで1人乗ってきました。

長野インターから上信越道に入り一路南下開始。ほどなく最初の降車地―長野道姨捨に入るが乗降はゼロ。ちなみにここから伊那地区までは乗降フリー区間になります。熊本~宮崎間「なんぷう号」の御船(熊本県)~清武(宮崎県)間に匹敵するほどの長距離区間が乗降フリーだと言い換えれば、この路線が単なる県内都市間高速バスではない事が理解できるかと思われます(長野県が南北にデカいという地理的条件もありますが・・・

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風景もなんとなく九州道の八代~人吉間に酷似しており、川こそ併走していませんが行けども行けども山ばかり。単調さについ眠気が・・・気がついたら明科のバス停を出たところでした。今度は山岳風景から一転、のどかな盆地の中を走っていました。

梓川PAで10分休憩。「みずすハイウェイバス」で飯田線のみ途中休憩が設定されています。客の大半が下車したので僕もつられて・・・暑さは相変わらずですが、長野市内より湿気が少ない分気持ちはよかったです。
出発してほどなく着いた松本インターで乗降ともにあり、同じ「みすずハイウェイバス」の長野松本線の補完、といったところでしょうか。

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インターのバス停に入る直前に京王バスとスライド。対信州路線は同社にとって伝統路線になっていると共に、新型のエアロエースもかなりポピュラーになってきたようです。
神林、野村、みどり湖と1~2人程度の乗車があって車内は結構込み合ってきました。客同士も顔なじみというパターンが多いようで、乗り合わせてあいさつをし近くのシートで談笑という近郊電車の車内のような雰囲気でした。
辰野付近で長野道から中央道へ。降車が目立ち始めたのは中央道辰野からで、ずいぶん山の中でしたが、家族だか知り合いだかの迎えの車が来ており、足の心配はなさそうでした。おそらく地方の高速バスではありふれた風景なのでしょう。

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伊那インターからは降車のみとなります。共同運行先の信南交通のエリアに入ったからでしょうか・・・駒ヶ根インターでまとまった下車があり、バス停付近が一瞬にぎやかに。バス停で待っていた客が乗務員さんに「東京からですか?」と訊いたりしているあたり、「中央高速バス」の新宿飯田線の客を待っているのでしょう。一昔前ならば鉄道駅で見られたやりとりですが、時代は流れ今はバス停で見られるように・・・

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松川付近で長野行き「みすずハイウェイバス」の僚車とスライドし、続いて西日本JRバスの「中央道昼特急4号」とスライド。他所で地元の会社の車両を見るのは何となくホッとします。
上飯田までは降車はありませんでしたが、飯田インターを出てすぐの伊賀良で数人が下車。地方色豊かなバス停名だが市内路線、高速路線別に乗り場がきっちり分かれており物産店を併設した立派なバスターミナルです。昔からの乗り場なのだろうけど、最近解説されたものならば「飯田インターバスターミナル」と名乗っているかもしれません。

細い県道をジリジリ進み、途中で諏訪バス担当の「中央高速バス」新宿行きとスライド。新宿まで4時間・・・南信の遠さを改めて実感します

(長野新宿線も4時間、松本新宿線は3時間)

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かなり高台に登っていくな、と思ったらおもむろに左折。飯田駅前に13時半前に到着。僕を含め3人ほどが下車しました。バスはあと1駅・飯田バスターミナルに向かうため駅前を後に・・・

(令和元年5月20日記事構成変更)

(乗継先:中央道特急バス 飯田駅前〜名鉄BC

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