日本航空 JL2052便

【路線データ】

  • 事業者:日本航空(JALエクスプレス委託)
  • 路線名:JL2052便
  • 機種型:Boeing737-800
  • 路線型:都市間連絡型
  • 乗車日:平成25年9月4日
  • 乗車区間:福岡空港~大阪国際空港

【乗機記】

福岡空港は横長で(大概の空港がそういうスタイルですが、ここはそれが強調されてるいるような気がします)バスでやってきた人は、これから搭乗する航空会社を把握しておかないと、下手をするとトンデモなく歩かされる羽目になります。幸い地下鉄でこの空港にアクセスした客はターミナル中央に出るのでそういった心配は少なそうですが。

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自動チェックイン機で例によって「アップグレード希望」の整理券を取ってセキュリティを通過。搭乗スポットで呼ばれるのを待っていましたが、数席あった「クラスJ」は「瞬殺」されました。

伊丹行きJL2052便は日本航空の運航便ですが、実際は子会社の「JALエクスプレス」の737-800がアサインされていました。いわゆる「共同引受便」ってやつですね。
さすが幹線系統だけあって、出発5分前にはほぼすべての席が埋まりました。定刻を少し過ぎたあたりでブロックアウトして、方位16の側の滑走路末端へ。すると

「本日はワンワールドメンバーの日本航空をご利用下さいましてありがとうございます。離陸まで今しばらく時間がかかりますので、地上ですが機長よりご案内いたします・・・」
機長からのアナウンスが「地上」でかかりました。こういうアナウンスって空の上でやるものという固定観念があっただけに大いに面喰らいましたが、逆にこういう場でのアナウンスというのも新鮮であり、乗務員が臨機応変にこなしている感があって面白いですね・・・
アナウンスが終わって数分のちにようやく滑走路へ出て離陸開始。離陸をすると一気に太宰府付近まで南下して東へ。眼下の景色は筑後川沿いの町並みまで進んでおり、玖珠の山々あたりで水平に保ったようです。

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離陸して15分くらいで九州を飛び出し、別府湾から伊予灘へ。このあたりからワゴンサービスが始まりました。今年1月の伊丹/羽田で初JALの時から飲んでいるのが「シークワーサージュース」です。沖縄とは何の関係もない路線でチョイスした訳ですが、旨かったので5回目となる今回も選びました。

エマージェンシー時のビデオ放映も終わり、もてあまし気味だったテレビも水平飛行に移った時点で再び展開しこうして現在の位置とこれからの航路を示してくれていました。これは見ていて飽きません。

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伊予市付近で四国上空に入り、これまた徳島付近まで横断するような格好で飛んでいます。位置的には愛媛の山中あたりの上空だと思われますが、窓からは高知の市街地がくっきりと見え、その先の室戸岬まで見通せました。地上であれば高知市内から国道55号をエッチラオッチラ走らなければ辿り着かない場所ですが、飛行機だとまさに「指呼の間」・・・

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徳島の市街地の外れに位置する小松島あたりで四国とも別れ紀淡海峡へ。あっという間に紀の川の河口と和歌山の市街地を望めるように。機体はこの頃になると再び大きく北へ振っておりいよいよ降下体制に入ります。ベルトサインも点いて軽い無重力っぽい感覚をお尻に受けながら気がつくと堺上空・・・

大阪(伊丹)空港には定刻より若干遅めの9時30分過ぎに着きました。今朝の福岡に負けないくらい、大阪の空も青かったです。

(令和元年5月21日記事構成変更)

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