旅する炭屋~炭屋さんだって旅したい~

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特急 北斗14号 札幌~函館

さて、後はひたすら帰るだけ・・・これから1000キロ以上の旅の始まりである。

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キハ281・283系使用の「スーパー北斗」ではなく、キハ183系の「北斗」にしたのは・・・深い意味は無い。札幌まで登ってくる途中に区間利用ながらさんざ「スーパー北斗」には乗ったので、帰りはあえて「国鉄型」に乗れたらいいな、という感じで決めた。


それとこの「北斗14号」が鉄道乗り継ぎで東京へたどり着ける「最終便」でもある点。
当初は1時間前の「スーパー北斗12号」で函館のトランジットを1時間以上設けるつもりだったけど、札幌市内での撮り物が多いだろうと踏んでギリギリ間に合うこの列車を選んだ、という事。これから乗るのはすべて自宅への「終列車」(列車じゃないのもあるが)ばかりである。

 

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札幌駅3番線、13時前にキハ183が滑りこんできた。時刻表から察するに函館からの5005D「北斗5号」だろう。手稲の運転所に入ることなくこの駅で整備を済ませるらしく、降車が終わるとドアに「清掃中」の札が掛けられた。
北海道の特急ってすべて車庫に入りそうなイメージがあったが、通勤列車並みに折り返し整備をするのがちょっと意外な気がした。

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清掃が終わって「お待たせしました。函館行き特別急行、北斗14号です・・・」の案内があったのは出発5分前。特別急行、とは名乗っているものの慌ただしさはなんとなく通勤列車に通じるものがある。


定刻、13時17分に発車。

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札幌駅のホームがどんどん後方に流れていく。
この駅に来たのは2日前。なんだか別れるのがとても切ない。もっと堪能したかった、もっと撮りたかった・・・でも別れがあるから「次が」がある。だから流れゆくホームを見ながら心の中で叫んだ。


「次はもっと充実させるからな!」


* * * *


車内が落ち着いたのは豊平川を渡ったあたり。車掌さんから型どおりの案内があって、車内販売も函館まで4回ほど回るとの事。


去りゆく札幌の風景を見ているとちょっと切なくなるので、乗り鉄ならではの楽しみを開始とする。

 

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「鮭めし」で昼食とする。
多分北海道に行ったらこの駅弁は「かに」と並んで目にしない事はないのでは?と思うくらいポピュラーな駅弁である。
いくらの粒は申し訳程度だが、下の鮭の飯の部分は出汁がしっかり効いてて旨い。
長万部の駅弁(かに寿し)もそうだったけど「飯が食わせる旨い」駅弁が多いように思う。


食べてる最中に車内改札。隣の席は誰も来そうになさそうだ。食べながら車内を見回す。自由席なので流動はあると思うが新札幌発車時点で窓側はすべて埋まり、通路側が半分ほど埋まっている感じ。皆が皆、函館まで行くとは思えないがなかなかの盛況である。
札幌駅の「みどりの窓口」でもこの列車の指定席は9割方まで埋まっているとのこと。


食べ終わる頃、南千歳を発車。眼下に石勝線が分かれていく・・・こっちも乗りたかったなぁ。

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そして2つ目の駅弁に突入。「やまべ鮭寿し」である。

 

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また鮭か、と思われる人も多いと思うがこちらは握り寿司スタイル。さっきのはちらし寿しスタイルなので味も若干こちらの方が濃厚。


「やまべ」とは「ヤマメ」の事で川魚。
アユ、ヤマメの寿しは九州でも体験済みなので北海道のはどんな感じか・・・と試してみたら酢の感触はあまり強くなく、やはり出汁を前面に押し出した感じだ。
背の青い魚は処理を上手くこなさないと生臭いだけ、と言われているが海産物の宝庫である北海道なだけにそのあたりは万全であるようだ。


北海道を出るにあたって素晴らしい「食」に出会えた事を感謝する。


* * * *


キハ283あたりと比べても遜色のない加速で千歳線を一気に突っ走り室蘭本線へ。
沼ノ端の合流部分の2キロ近い併走・分岐部高架は本州にはない構造。強いて言えば近江塩津駅の敦賀方の合流の仕方に似ている気がする。

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14時に苫小牧着。
札幌の通勤圏の代表選手・721系が折り返し待ちをしていた。

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ここで半分近くが下車。対して乗ってきたは10人に満たないので車内は一気に閑散となる。室蘭行きの「すずらん号」的な利用をされているのだなと理解。
逆に札幌からここまで立ちん坊でも1時間くらい我慢すれば席にありつけるという事か。事実、デッキにいた客も数人が席に落ち着いてた。

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苫小牧を出ると一気に海岸線が近づいた。
2日前にここを通っているはずなのだが、あの時はとっぷりと日が暮れていたので確認のしようがなかった。やっぱり昼間通るに限るなぁ・・・


携帯のGPSで速度を測ったら110キロ台をキープ。国鉄時代(厳密にはJR化後のマイナーチェンジ車)の気動車とはいうものの、足回りは確実に進化しているようだ。キハ281や283系と伍して走らなければならないダイヤだと車両も国鉄時代の設計のまま・・・とはいかないのだろう。でも車内の雰囲気は国鉄末期~JR初期の趣で、妙に落ち着く。

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鷲別を過ぎて貨車群が見えてきた頃、

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東室蘭に到着。
寒さに震えながら室蘭行きの列車を待っていたのが昨日のように思えたが、もう北海道を出なきゃならんってのがまた・・・

 

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東室蘭を出ると、貨物列車ファンにはたまらないシチュエーションが広がる本輪西を通過。重工業からは若干縁遠くなった室蘭地方だが、道央南部の物流の拠点としての地位は変わってないようだ。

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伊達紋別、洞爺・・・と進み次第に雲が厚くなってきた。札幌から室蘭あたりまではピーカンだったのが俄かに怪しくなってきた。今回の旅で小幌駅を訪問する際も豊浦発車直後あたりから急激に悪化し、小幌は大雪・・・で、室蘭に戻る列車に乗ったら礼文で止んだ、とか。洞爺~長万部間に天気の境目みたいなものがあるのだろうか・・・


さて車内はというと

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ご覧の通り程よく空いた状態である。
停車駅ごとに乗降はあるものの、乗る客よりも降りる客が若干上回っているといったところか。札幌発車時の盛況がなんだか懐かしくなってきた。

2日前に訪問した小幌駅も真っ白な風景の中に溶け込んでしまい確認できず・・・


15時半前に長万部着。
ここで多少の乗客の変動はあったものの、もはや札幌からの通し客は数人程度に。

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国縫を出たあたりから噴火湾が再び車窓の共に。
ゲンキンなもので、雪さえチラついてた天気が長万部を出たあたりから急速に回復。
八雲手前では夕日が美しく映えていた・・・

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そして八雲を過ぎると今度は噴火湾と駒ヶ岳がいい感じで寄り沿っていた。人によって「これが北海道だ」ってのはの様々あると思うが、僕はこの「渡島富士」こと駒ヶ岳を北海道の風景の代表として挙げたい。函館が「初」北海道になった僕にとってはこの駒ヶ岳こそが北海道のすべてだと思っているからだ。


駒ヶ岳なしの北海道なんてありえない・・・


駒ヶ岳の車窓に魅せられて何枚もシャッターを切ってたら森を発車していた。

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鹿部方面への線路を左に見つつ、いよいよ「北斗14号」の旅も終盤に近づいてきた・・・

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ひたすら森林の中を抜け、16時半前に大沼公園着。
観光地という事なので多少の乗車を期待したが、自由席には乗ってこなかった。

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景勝地として有名な大沼を過ぎ、

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反対側の小沼も抜け・・・というかこの時期両方とも雪に閉ざされて白い平原にしか見えなかった。夏はさぞかし美しいのだろうなぁ・・・

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ふとエンジン音が軽くなったな・・・と思ったら渡島大野を通過。「藤城線」の高架が近づいてきた。
そう言えばこの「藤城線」、下り線(大沼・長万部方面)の列車しか通さない不思議な線なんだよな。丁度、東海道本線の「新垂井回り」の別線を彷彿とさせる。

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終点の函館には定刻の16時49分に到着。
札幌から一気に駆け抜けるには惜しい車窓だった・・・
(2012年1月6日乗車)

Ⓒ2017 旅する炭屋~炭屋さんだって旅したい~ひとり製作委員会