炭屋さんの「乗ってみました」

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近鉄バス フライングスニーカー号

【路線データ】

  • 事業者:近鉄バス
  • 路線名:フライングスニーカー号
  • 車両型:日野セレガR
  • 路線型:高速路線バス(都市間連絡型)
  • 乗車日:平成24年1月1日
  • 乗車区間:大阪駅前~東京駅八重洲通

【乗車記】

始発(あべの橋BT)から乗ろうかな・・・と予約時に思いましたが、元日くらいはギリギリまでウチに居たいなという思いから、自宅最寄りから一番近い大阪駅前から予約。
新宿行き「カジュアルツインクル号」が到着し客扱いを始めた頃、1台のバスがひっそりと新宿行きの後ろに・・・今夜の宿となる「フライングスニーカー号」でした。

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「カジュアルツインクル号」はダブルデッカー、「フライングスニーカー号」はハイデッカーとその姿かたちは大きく異なるものの、車内は4列シートなのは変わりません。
ツアーバス対策で廉価な運賃設定を「売り」にしており、人気が高いとの事。改札時に乗務員が持っていた座席表を見ると「空き」は一切ない模様。

指定されたシートは最前列の通路側。しばらくは前面展望が楽しめそうです。出発直前にぐるっと車内を見渡すと年配の客はほとんどなく学生と思しき男女、それも何組かのグループになっているが大半でした。帰省というよりは「レジャー色」の濃い車内になっているのが特徴でしょうか。21時30分、定刻に発車。
「車内設備等の案内につきましては京都駅発車後に致します・・・」
「フライングスニーカー号」はこの後京都駅にも立ち寄って客扱いを行う。今空いている空席もおそらくそこで埋まるのでしょう。
気付くと天王山トンネルを抜け京都府入りを果たし、昼間は渋滞の名所となっている京都南インターをサクッと降りて京都市内へ。

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今夜最後の客扱いを行う京都駅八条口に着いたのは22時20分過ぎ。パラパラと乗りこんできて残りは1~2席といったところ・・・
「あべので乗り遅れたお客さんがここにやってくる・・・」
こんな連絡が係から乗務員に知らされたようで、出鼻を挫かれた感のある乗務員は手持無沙汰気味でした。
乗り遅れた方にすれば気が気でないでしょうけど、乗務員にしてもそのあたりは同じなようで、

「これがあるから空席を飛び込み(予約なし)のお客さんに売れないんだよね・・・」と心中を吐露してました。件のお客さんは出発時間ギリギリに駆け込んできた。御苦労さま・・・飛び込み客も1人いて、乗務員が事務処理をしていた関係で数分遅れで発車。

「休憩はこの先の土山SAだけです。途中何ヶ所か停まりますが、乗務員休憩と点検のための停車で降りることはできません」

「座席を倒される際には後ろの方にもお声をおかけ下さい・・・」
「トイレは進行方向左側最後部にあります。カギをかならずおかけ下さい・・・」

 懇切丁寧な案内が続く中、国道1号をひたすら東へ進み、京都東インターから名神に「復帰」。前を走るのは同じように京都東から高速に乗ってきたJRバス「青春エコドリーム」・・・一定の距離を保ちつつ、新名神へ進み23時半過ぎに予告通り土山SAに到着。

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「20分ほど停車します。時間までに必ずお戻り下さい・・・」
パラパラと小雨が降っていたがほとんどの客が下車。ここを出ると終点まで「カンヅメ」になるのだから「今のうちにカラダを動かしておこう」となるのが自然なトコロでしょう。
まわりを見るとJRバスの「ドリーム号」が多く、民鉄系はこの「フライングスニーカー号」だけでした。さっき京都東インターから入ったJRバスもおそらくこの中にいると思われますが、「西日本JRバス」「JRバス関東」の2社の同じ塗装のバスが並んでいて少々紛らわしいところです。23時50分過ぎに前方のカーテンが引かれ、
「発車します。10分ほどしまして消灯させて頂きます・・・」
もうこの先は寝るしかなく、隣の客もすでに高イビキでした。
消灯後もしばらくはケータイを弄っていたが、家でかっくらった酒が効いてきたらしく何時のまにか寝入ってました(笑)

世間一般的にはよく寝た、とは言い難いのかもしれませんが、個人的には寝てる時と起きてる時の意識がくっきり分かれているのは意識しているので、意識の無い時の時間の長さを推測し「よく寝た」と判断しています。我ながらメンドクサイ判断方法なののですが・・・
「おはようございます。狭い車中でしたがよくお休みになれましたでしょうか・・・」
乗務員から気遣いのアナウンスで「フライングスニーカー号」の朝が始まりました。
霞ヶ関ランプで高速を降りたところで、
「長らくのご乗車お疲れさまでした。あと10分ほどで東京駅、八重洲通到着です・・・」
との案内が入り車内の動きが俄かに増え始めました。カーテンを開けて皇居付近の様子を眺めてみたいものでしたが、冬の6時前とあってはまだ真っ暗だし、通路側から手を伸ばしてカーテンを・・・というのも何か憚るものがあって叶わず。サイドブレーキを引く音が小さく響いて
「東京駅です。お疲れ様でした!」

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乗務員からの声を合図に席を立ちました。
降りた場所は東京駅を背負った格好になっており、歩道の感じをよく見ると前夜の大阪駅前のバス停付近と似てないこともないシチュエーションでした。これがターミナルにでも入れば終着に来た感が強いのかもしれませんが、路上のバス停とあってはやや希薄なのがやや寂しいですね。
(令和元年5月13日記事構成変更)

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