旅する炭屋~炭屋さんだって旅したい~

炭屋です。ヲタです。人畜無害です。何処かへ行ったり過去に前に挙げた内容を再掲したりしてます。

はじめてお越しになられた方は、ここを御一読いただければ幸いです..._〆( ´・ω・‘)

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フライングスニーカー号 大阪駅前~東京駅八重洲通 近鉄バス

始発(あべの橋BT)から乗ろうかな・・・と予約時に思ったものの、元日くらいはギリギリまでウチに居ておくかと、自宅最寄りから一番近い大阪駅前から予約。


川西能勢口から急行で梅田へ。元日夕方はガラガラだった。

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百貨店の「初売り」の広告ばかりが目立つ車内を眺め梅田に着くと車止めのスペースが正月らしく飾られており心が和んだ。
しばし新阪急ホテル付近をそぞろ歩き、大阪駅前の近鉄バス乗り場へ。
地理的には大阪市営地下鉄の東梅田駅の真上、といったところだろうか。昼間は東大阪方(住道駅行き)への路線バスが発着しているが、夜になると各方面に向かう夜行バスがここに立ち寄る。
着いた時には栃木・宇都宮行き「とちの木号」が客扱いをしていた。

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元日とあれば人の動きは少ないだろうと思ったら仕立てられた2台のダブルデッカー(2階建てバス)はほぼ満席状態だった。


新宿行き「カジュアルツインクル号」が到着し客扱いを始めた頃、1台のバスがひっそりと新宿行きの後ろに付いた。
今夜の宿となる「フライングスニーカー号」だった。

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「カジュアルツインクル号」はダブルデッカー、「フライングスニーカー号」はハイデッカーとその姿かたちは大きく異なるものの、車内は4列シートなのは変わらない。
ツアーバス対策で廉価な運賃設定を「売り」にしており、人気が高いとの事。改札時に乗務員が持っていた座席表を見ると「空き」は一切ない模様。


指定されたシートは最前列の通路側。しばらくは前面展望が楽しめそうだ。出発直前にぐるっと車内を見渡すと年配の客はほとんどなく学生と思しき男女、それも何組かのグループになっているが大半だ。帰省というよりは「レジャー色」の濃い車内になっている。
21時30分、定刻に発車。


「車内設備等の案内につきましては京都駅発車後に致します・・・」


「フライングスニーカー号」はこの後京都駅にも立ち寄って客扱いを行う。今空いている空席もおそらくそこで埋まるのだろう。


駅前ビルを眺めながら浄西橋交差点で右折。福島ランプから阪神高速へ乗るものの、その足を速めることはなくひたすら流すようにゆっくり走る。「本領」を発揮するのは多分京都駅を出てからなのだろう。

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豊中南ランプからは名神高速に乗り換え。元旦深夜とあっては道路もガラガラ。見慣れた地元ナンバーの車に何人も乗り合わせて、これからスキーだろうか。あちらはあちらで楽しそうだが、一人ぽつねんと夜行バスに乗り合わせて東へ(正確には北へ、だが)向かうというのも、寂しさ以前に「探検」に出かける気分で妙に心が高揚する。


気付くと天王山トンネルを抜け京都府入りを果たし、昼間は渋滞の名所となっている京都南インターをサクッと降りて京都市内へ。

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今夜最後の客扱いを行う京都駅八条口に着いたのは22時20分過ぎ。パラパラと乗りこんできて残りは1~2席といったところだろうか。
「あべので乗り遅れたお客さんがここにやってくる・・・」
こんな連絡が係から乗務員に知らされたようだ。
乗り遅れた方にすれば気が気でないだろうけど、乗務員にしてもそのあたりは同じなようで「これがあるから空席を飛び込み(予約なし)のお客さんに売れないんだよね・・・」と心中を吐露していた。
件のお客さんは出発時間ギリギリに駆け込んできた。御苦労さま・・・
飛び込み客も1人いて、乗務員が事務処理をしていた関係で数分遅れで発車。

 

「休憩はこの先の土山SAだけです。途中何ヶ所か停まりますが、乗務員休憩と点検のための停車で降りることはできません」

「座席を倒される際には後ろの方にもお声をおかけ下さい・・・」
「トイレは進行方向左側最後部にあります。カギをかならずおかけ下さい・・・」

 

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懇切丁寧な案内が続く中、国道1号をひたすら東へ進み、京都東インターから名神に「復帰」。前を走るのは同じように京都東から高速に乗ってきたJRバス「青春エコドリーム」。ライバル同士の並びが実現するか・・・
一定の距離を保ちつつ、新名神へ進み23時半過ぎに予告通り土山SAに到着。

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「20分ほど停車します。時間までに必ずお戻り下さい・・・」
パラパラと小雨が降っていたがほとんどの客が降りた。ここを出ると終点まで「カンヅメ」になるのだから「今のうちにカラダを動かしておこう」となるのが自然なトコロだろう。
このブログ用やら背景絵のストックとして何枚か撮ったあとトイレへ。深夜なのに繁盛しているトイレというのも何かシュールだ。横にあった売店も行列が一部出来ており手にしているのはどこかへ持っていく「関西みやげ」満載の袋が多い。
出発時に買い忘れた「需要」を見事に深夜に満たしている、という事か。

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まわりを見るとJRバスの「ドリーム号」が多い。民鉄系はこの「フライングスニーカー号」だけだった。さっき京都東インターから入ったJRバスもおそらくこの中にいると思うのだが、「西日本JRバス」「JRバス関東」の2社の同じ塗装のバスが並んでいて紛らわしい。
バス趣味をしている人間としては何台も同じ会社のバスが並んでいても乗り間違える事はないと自負しているが、一般客にはちょっとした不安があるだろうなと要らぬ心配をしてみる。

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23時50分過ぎに前方のカーテンが引かれ、
「発車します。10分ほどしまして消灯させて頂きます・・・」
もうこの先は寝るしかない。隣の客もすでに高イビキだ。
消灯後もしばらくはケータイを弄っていたが、家でかっくらった酒が効いてきたらしく何時のまにか寝入っていた。


停車した気配を感じ、ふとケータイのGPSを動かして現在地を検索すると「新城PA」・・・もう東名には入っているようだった。その後も静岡県の日本坂PAに停まりあともう一か所ほど停まったのだが、その時はケータイを弄る気力もなくまた寝入ってしまい、気づいたら首都高速を走っていた。時刻は5時半・・・

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世間一般的にはよく寝た、とは言い難いのかもしれないけど、個人的には寝てる時と起きてる時の意識がくっきり分かれているのは意識しているので、意識の無い時の時間の長さを推測し「よく寝た」と判断している。我ながらメンドクサイ判断方法なのだが・・・
「おはようございます。狭い車中でしたがよくお休みになれましたでしょうか・・・」
乗務員から気遣いのアナウンスで「フライングスニーカー号」の朝が始まった。
霞ヶ関ランプで高速を降りたところで、
「長らくのご乗車お疲れさまでした。あと10分ほどで東京駅、八重洲通到着です・・・」
との案内が入り車内が俄かに動きが出てきた。
カーテンを開けて皇居付近の様子を眺めてみたいものだが、冬の6時前とあってはまだ真っ暗だし、通路側から手を伸ばしてカーテンを・・・というのも何か憚るものがあって断念。
サイドブレーキを引く音が小さく響いて
「東京駅です。お疲れ様でした!」

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乗務員からの声を合図に席を立った。
降りた場所は東京駅を背負った格好になっており、歩道の感じをよく見ると前夜の大阪駅前のバス停付近と似てないこともない。これがターミナルにでも入れば終着に来た感が強いのかもしれないけど、路上のバス停とあってはやや希薄なのが寂しい。


乗務員が荷物をトランクルームから次々と出し客へ荷札の番号と確認しながら客へ手渡し・・・前夜は車掌さんの役をして、京都駅では出札掛もこなす。次は運転士の役、そしてポーターさんの役をこなし・・・ワンマンバスなので何役もこなさなければならないのは業務の一環なのだが・・・いやぁ、夜っぴいて運転したあとには重労働だ。これは・・・そんな乗務員にひたすら感謝しつつ、バス停を後にした。
(2012年1月1日乗車)

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