九州産交バス きりしま号

 

【路線データ】

  • 事業者:九州産交バス
  • 路線名:きりしま号
  • 車両型:三菱ふそうエアロバス
  • 路線型:高速路線バス(都市間連絡型)
  • 乗車日:平成23年6月28日
  • 乗車区間:天文館~人吉IC

【乗車記】

常に居所不明の得意先の担当者をなんとかひっ捕まえて所用を済ませ、天文館へ戻ってきました。担当者がもうちょっと早く帰社してたら「はまゆう」の最終に乗れたんだけどなぁ・・・グチってても仕方ないですね。

次善の策として天文館に向かうバスの中で2本のバスを予約。そのうちの1本が「きりしま号」の天文館~人吉インター間、そしてもう1本が「フェニックス号」の人吉インター~宮崎駅。
予約時にこちらが

「発券までに時間がなさそうだが」

と言うと予約担当は

「天文館からご乗車でしたら乗り場の向かいにチケットセンターがあるので、そこで今回予約された2件とも発券できますよ」

との事。果たして行ってみると

「予約されたときに言われたお名前と電話番号を教えてください。問い合わせの上で発券しますので」

との事。10分ほどで手書きの乗車票が2枚出てきました。昨日乗った「桜島号」は久留米のターミナルで「マルス乗車券」然としたものが出てきましたが、さしずめこちらで出された乗車票は「出札補充券」みたいな感じです。

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きっぷを受け取って10分ほどで「きりしま号」が到着。九州産交のエアロバスHD車で、2+1シートが並ぶ車内を見ると何かホッとします。アサインされた1人がけのシートに座るとすぐ発車。携帯で「実況」したりしているうちに、鹿児島中央駅の南国交通ターミナルに到着。ちょうど大阪梅田行き「さつま号」(南国交通担当)が乗車扱いをしており、時刻表上では同時発車(19時)なのですが、実際にはこちらが先発しました。大阪行きの「露払い」といったところですね。
中州電停を左折し甲突川を渡って再び加治屋町へ。国道3号線に入ったものの、夕方のラッシュが始まっておりジリジリとしか進みません。夕食代わりの弁当を食べていても気が気でない。というのも人吉インターでの乗り継ぎ時間は30分程度しかないからです。遅れたら遅れたで予約センターに連絡を入れなきゃならないし面倒だな・・・と思っていたが護国神社付近で渋滞は解消。せいぜい5分程度の遅れくらいってところですね。

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下伊敷に停車。めずらしく1人乗車がありました。鹿児島北インターより九州道へ。飛ばす風でもなくまったりと流しているのが印象的で、対向を走る空港連絡バス群の方が先を急ぐかのように飛ばしていました。

夕焼けに映える桜島で去る鹿児島を惜しんでいると高速帖佐。バスレーンに入るものの、バス停に人影はなくそのまま通過。溝辺鹿児島空港インターで一旦高速を降りて、ターミナル前を一周し2回目の空港バス停に到着。

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5~6人が乗り込んできました。インターに戻って再び高速へ。空港南にも停まるのかな・・・と思ったらそのままスルー。まあ2箇所も停まる必要はないのでしょうね。

夏とはいえ20時近くとなると、さすがに外も暗くなってきました。時折パーキングエリアやインターの灯りが見える以外は漆黒の闇・・・印象的だったのは肥薩線とクロスする大隅横川付近の街灯り。列車に乗っていてずいぶん高い位置に高架橋があるなぁと思っていましたが、こちらから見下ろす立場になるとこんなにもキレイな風景だったとは思ってませんでした。
宮崎県に入りえびのJCT、えびのインターと過ぎて加久藤トンネルに突入。熊本県に入ったのだが、外が闇なのは変わらないので他県に入ったという実感は薄いというのが正直なところです。

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「まもなく人吉インターです・・・」

の案内が流れ減速。到着は20時半を少し過ぎただけでした。鹿児島市内の渋滞は全然影響してなかったようです。

(令和元年5月23日記事構成変更)

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