旅する炭屋~炭屋さんだって旅したい~

炭屋です。ヲタです。人畜無害です。何処かへ行ったり過去に前に挙げた内容を再掲したりしてます。

はじめてお越しになられた方は、ここを御一読いただければ幸いです..._〆( ´・ω・‘)

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つくし 阪九フェリー 大阪泉大津~福岡新門司

梅田で「SUNQパス4日用」を購入し、新今宮経由で南海のホームに入ったのが15時半過ぎ。携帯の時刻表サイトで泉大津の到着時間を検索したら結構際どい時刻に到着となっており、フェリー送迎バスには何とか間に合うもののチト厳しいかなと思い、初めての特急「サザン」に乗車・・・自由席だけど。
堺市で接続の普通列車に乗り換え泉大津に着いたのが16時15分。堺市から結構まだるっこしい走りだったので間に合うのか、などと野暮な心配をしてしまったけど

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送迎バスには間に合って泉大津港着。

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乗船したのは「つくし」。姉妹船として「やまと」があるのだがこの「姉妹」、神戸便に行ったかと思うとまた泉大津便に戻ってきたりと結構異動を繰り返してる。その時の需給バランスを鑑みて、といったところか。阪九フェリーには現在神戸便専用として「フェリーせっつ」「フェリーすおう」という2隻が就航しているが、設備的にグレードの高いのは「やまと」「つくし」であることは確認済み。だから今回は「当たり」を引いたことになる。
案内所にてカギを受け取り、アサインされた「2等指定B」通称「シングル洋室」へ。

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いわゆる「個室」で、あるのはベッドと小さな机だけ。机という表現も適切ではなく、物置台といったところか。中身は救命胴衣が入っているようだ。しかしカギはしっかりかかるし、両手を広げれば壁にぶち当たる狭さだけど「俺だけの部屋」という安心感があるので自由席に数千円の追加であっても価値は充分にあると判断している(ネット割やキャンペーン期間なら自由席とあまり変わらない値段でクラスチェンジも可能だったりする)
船内をざっと見た感じ、2等自由席(いわゆる桟敷席)は10区画ほどあって、7区画ほどが宗教関係の団体と高校生のスポーツ合宿団体で「貸切状態」。ホントの意味での「自由席」は結構少なさそうだった。他の個室関係もクルマ+家族での利用が大半といったところか。

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外に出て色々写真を撮ったりネットで「実況」していたら出港。しばらくして正面に六甲山が見えたがここはまだ泉大津の港内。地元川西からも萩原台の坂から対岸の葛城山が見えるくらいだから不思議ではないのだが、大阪から神戸の山や街が見えるというのはやっぱり違和感がある。
展望風呂に入っていると明石海峡大橋が近づいているらしく、入浴客が皆窓に食い入るように見ていたのが印象的だった。風呂に入りながら巨大建造物が見れるってシチュはそうそう無いだろうしなぁ・・・ロビーで持参の弁当で夕食。食べながら携帯で4sq(「Foursquare」という位置取りサイトのようなもの)を叩いたら加古川やら北淡の建造物の名前が飛び出してきており、播磨灘に入った事を実感。

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7甲板のロビーに上がって涼みながらネットをしていたら、「・・・レストランはまもなくラストオーダーです」という案内が。おもむろにレストランに行き載ってないメニュー「うどん」を注文したら、


「はい、500円になります。席までお持ちしますのでしばらくお待ちください」


との事。
阪九フェリー名物らしくラストオーダーになると営業開始の頃のレギュラーメニューとはまた別のメニュー設定が出てくる。「裏メニュー」とでも言うのかなぁ。3回ほど乗船してようやくこのメニューの存在に気づいた時は驚いたもの。「お味」の方は市中のうどん屋さんとそんなに変わらないものの、夜景を見ながら食べるうどんというのもなかなかオツなものだ。

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再び7甲板ロビーにもどってまったり。ここは特等客のロビーというのが一応の区分になっているようだけど展望風呂の入口でもあるし自販機やマッサージチェアもあったりして、特に限られたスペースという訳でもなさそう。それに冷房がよく効いてるし・・・歴代の阪九フェリーフリート群の写真展示がされているのも船ヲタさんには優しいというか。


「まもなく瀬戸大橋を通過します・・・」


明石海峡大橋は風呂の中からだったので、今度は甲板に出て見物してみる。橋本体は「明石」のように電飾されている訳でもなく地味な雰囲気だが闇夜にほの白く浮かぶ橋の構造体は不気味な存在感を示していた。その足元で橋を支えているピアがなぜかライトアップされていた。多分航行上の安全対策の意味合いでやっているのだろう。
燧灘に入ったのを気に部屋に戻りベッドに潜った。まだ22時過ぎだけど、到着が6時頃なので早めに寝ておかないと明日が辛い。

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難所で悪名高い来島海峡の「来島回し」(自分の造語です)も夢の中で、目が覚めた4時半にはすでに伊予灘を抜け周防灘に入っていた。陸地まで延長線を延ばすと北は山口市、南は大分市付近になるかな。朝風呂としゃれ込み、三度7甲板ロビーの冷房の恩恵にあずかりながら、携帯のネットで「実況」していたら、


「おはようございます。お食事の準備が出来ました・・・」


という案内が流れた。これもまた阪九名物の「朝粥定食」というのがあったけど、おかわり自由の白飯と味噌汁のコンビは捨てがたく結局、おかずを1品だけ取ってがっつりと頂いた。カフェテリア方式は高くつく、という批判があるけど逆に言えば自分の財布の中身と相談できるのでより吟味する目が養われるというか、また懐が暖かかったら高額モノも・・・ひょっとして俺、阪九フェリーの商法にまんまと釣られてる?・・・まあいいけど。とにかく白々と明けていく周防灘を見ながらの朝食は何であれ旨い。

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身支度を済ませ、フロントにカギを返しにいくとロビーはすでに下船客が並び始めていた。新門司港に入り6時を数分過ぎたあたりでタラップが掛けられ到着。おしなべて、動いているモノというのは動かす(走らせる)よりも止める事の方が難しいと言われているけど、船はその最たるものかと。自動車や電車みたいに各輪にブレーキがかかる訳じゃないし、自分の慣性で発生するベクトルを細心の注意で調整している訳だから・・・
(2011年6月26日乗船)

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