名鉄バス 名神高速線超特急232便

【路線データ】

  • 事業者:名鉄バス
  • 路線名:名神高速線超特急232便
  • 車両型:三菱ふそうエアロバス
  • 路線型:高速路線バス(都市間連絡型)
  • 乗車日:平成22年9月20日
  • 乗車区間:京都駅中央口~名古屋駅BT

【乗車記】

阪急河原町経由で京都駅入り。「津山エクスプレス京都号」やら「阿波エクスプレス京都号」を見送って下り「中央道昼特急」の入線と同時に超特急232便がやってきました。名鉄バスのエアロバスHD車。日本急行から衣替えした時は違和感を覚えたものですが、今やすっかり名神高速線の顔に。

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写真を色々撮ってたので気づきませんでしたが、改札に結構長い列が・・・道理でネットでも空席が僅かなハズです。
と、列に並んでいると1台の名鉄バスがすべり込んで・・・幕は「特急京都駅」・・・まさかとは思うけどひょっとして223便?17時40分到着の便のはずだけど今は19時25分。しかも到着して降りてきた運転士さんが、
「19時半の名古屋行きで2号車の予約をされてるお客様、現在到着しまして車内整備と点検を行いますので大幅に遅れます。20時の出発になりますので誠に恐れ入りますがそのままお待ち願います」
・・・( ゚д゚)ポカーン
名神高速線で2台続行がある事に驚いたばかりでなく、223便がそのまま折り返し運用につくという「綱渡り」的なものに2度驚きました。名神高速のどのあたりが混んでたんだろうなぁ・・・こちらは2分ほど遅れて発車。JRのガードをくぐるあたりから車内案内があったのですが、

「所定ですと名古屋駅には21時48分ですが、現在道路情報で経路上の東名阪が渋滞しており大幅に遅れる見込みです。ちなみに昨日のこの便は名古屋到着が0時過ぎという報告が入っております。今日の渋滞はそこまで遅れる予想は出ておりませんが実際の渋滞状況により・・・」

遅延宣言ktkr。まあ連休最終日で都市部へ帰る車の渋滞はあって当然だし、新名神+名阪の交通量が集中する鈴鹿~四日市間が渋滞するのは自然な事だけど、


こ  れ  は  ひ  ど  い


このあとの乗り継ぎに間に合うか滅茶苦茶心配になってスマホで交通情報を検索してみると、確かに亀山JCTから四日市JCTが真っ赤・・・しかも京都南の情報板にも甲賀土山~四日市間渋滞20キロ」の文字が。
これは名古屋でビバークで朝イチの富山線で半日遅れで入るか・・・などと考えてたら京都深草着。前方の運賃表示が「210円」とデカデカと表示。ああ、そういえば深草~土山は乗降自由でしたっけ。新路線になっても名神高速線の伝統はそのまま引き継がれててたんだなと今更ながら実感。

前方を見ていてもどうしても意識が集中するのは電光表示板。草津付近では25キロに渋滞が延びておりますます(´・ω・`)な雰囲気に。そんな情報がイマイチ実感ない感じでスイスイ走り新名神へ。

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甲南PAでいつもどおり休憩。運転士さんが
「こちらで休憩いたします。現段階で渋滞はそれほど延びておりませんが到着時刻が遅れる見込みは変わりませんので連絡等をされる方はこちらでお済ませください。こちらでは5分加えましてキリのよい15分間休憩とします」
という気遣いを見せてくれました。
もっとも連絡している客は数名ほどで、何人かは「長期戦」を想定してかスナックを買い求めてたり・・・人数確認のち発車。
「それでは発車します。業務連絡で確認しました結果、この先の土山バスストップでもお客様がお待ちしているようですので、今空いているお席に荷物など置かれないようご協力をお願いします」
新名神区間でも途中利用の需要は結構ありそうです。その土山BSでは1人乗車し、いよいよ情報にあった渋滞区間へ・・・
新鈴鹿トンネル・・・通過・・・亀山JCT・・・通過・・・鈴鹿IC・・・通過・・・交通量こそ増えてるものの一向に混む気配はありません。ハザードが点き始めたのは四日市IC手前2キロくらいから。ノロノロと進むものの停車する事はなし。それもインターを過ぎたら解消し交通量も減少。結局渋滞らしい渋滞(というか混雑)は2キロだけ・・・「泰山鳴動ねずみ1匹」状態でした。
そのまま快調に進み名古屋都市高速も目立った混雑もなく白川ランプで高速をOUT。

名古屋駅には21時58分に到着。10分遅れ・・・高速バスじゃ「誤差範囲」ですね。まだ名神しかなかった頃の名神高速線(名古屋高速は未開通)で、一宮インターを降りて駅までの国道22号(名岐国道)で盛大に遅れた頃のほうが程度はひどかったように思います。運転士さんが名古屋到着直前に、

「どうやらたいした遅れもなく名古屋に到着できそうです。こればかりは走ってみないと判らないことでしたので、皆様にはご心配をおかけし申し訳ありませんでした・・・」

現場職の苦労が滲み出たアナウンスが流れ車内に雰囲気が和んだのが印象的でした。

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ところで1号車に遅れること30分後に出たであろう232便の2号車は・・・20分遅れほどで名古屋に到着。こちらもそれほど渋滞に影響を受けなかったようで何よりでした。
なんか渋滞実況みたいになってしまいましたが、「定時運行」が当たり前なんて思っちゃいかんのですね。色んなトラブルを見越した上で余裕あるプランを組もうと改めて自分に言い聞かせました。

(令和元年5月20日記事構成変更)

(乗継先:北陸ドリーム名古屋1号 名古屋駅~富山駅

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