西鉄バス 1系統

栄えある1号シリーズ(続くかどうか分からんのにシリーズ化しちまった・・・)の先陣は西鉄バスから・・・

【路線データ】

  • 事業者:西日本鉄道
  • 路線名:1系統(西鉄グランドホテルから3系統)
  • 車両型:日野ブルーリボン
  • 路線型:一般路線バス(域内連絡型)
  • 乗車日:平成22年3月21日
  • 乗車区間:姪浜駅南口~博多駅前

【乗車記】

地下鉄姪浜駅で降りて「南口」へ出ると西鉄標準の行灯型バス停が見えます。目を凝らさないと分からないくらい細かく行き先を列記してあり、その中に「1」の文字を発見。博多駅の他に能古渡船場に行く路線も「1」を名乗っていますが、今回は便が多数設定されている博多駅方面行きに乗車。

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少し古めのクルマでしたが、行き先表示がLEDタイプに「更新」されており現行車との格差はあまりなさそうでした。10人くらいが乗り込み17時44分発車。すぐ筑肥線の高架をくぐり最初のバス停が「姪浜」・・・って駅の北側に来ただけで実質「姪浜駅北口」に来たようなもの。明治通りに出ていざ東へ・・・

いきなり渋滞です。時間帯が時間帯なので仕方ないのですが、何個か先の愛宕下までノロノロ運転。数台前を走る博多行き急行バスもややイラつき気味・・・

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室見駅に着く直前に渡った室見川の向こうに近代的な建物が並んでおり、福岡の臨海部の開発がハンパなく進んでいる事を実感。

早良区の中心・藤崎のバスターミナルに到着。主に早良区、西区の南の外れ付近にある住宅地へ向かう路線が接続しておりさながら地下鉄のフィーダーバスといった感じ。そういえばここまでこの路線、地下鉄の真上を走っている事になるんだなぁ・・・

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防塁前・・・鎌倉時代に元寇が博多湾に押し寄せてきたので、その軍勢から街を守るという意味で壁(土塁)が作られた、というのは教科書で読んだ事があるけど、平成の現在でも地名で残っているのが何とも。水城(福岡南部)の土塁もそうだし。この次のバス停は「修猷館前」・・・う~む、読めないなぁ。(ans,しゅうゆうかん)

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地行から道幅は一気に広くなり、都市を形成する通りらしくなります。西公園付近で明治通りとは別れ、ひたすら公園の堀端を走りいつのまにか天神の西端付近に。大名2丁目付近で前方のバスのリアウインドを眺めていたら、「3 博多駅」・・・?あれ僕の乗っているこのバスは確か1番のハズなのに・・・と訝しがっていると、車内案内放送が「次の西鉄グランドホテルから系統番号が変わります・・・」だって。
という訳で3番の博多駅行きとなって天神を通過・・・

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ちなみに福銀前~東中洲の間はなんと客は僕1人。天神界隈なんて人があふれかえっておりバスも混雑しまくり・・・と思っていただけに意外でした。エアポケットのような時間が流れ、東中洲付近で那珂川を渡るわけですが、この先1キロほどでまた小さな川を渡るのでここが川の真ん中に浮かぶ「洲」である事から中州と名づけられたのでしょう。黄昏の川端付近ももう少し経てば屋台が立つんだろうなぁ・・・

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祇園町にさしかかる頃、それまでネオンで明るかった車窓がスッと暗くなりビル街に。娯楽街からビジネス街に移ったようで、大博通りに入ると高層ビル立ち並ぶ中をラストスパート。他系統の西鉄バスも数台後ろに並ぶ。

終点・博多駅前には18時43分着。時刻表を数分遅めだったけどコレは天神付近と姪浜~愛宕間の渋滞が響いているからかと推察。1番のバスが終点で3番に・・・なんとなく騙された気分です(運行系統整理の意味合いで変更になる、とアタマで判っていても)

(令和元年5月23日記事構成変更)

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