(乗継元:のぞみ91号 名古屋~岡山)
岡山駅構内を見物し、ホームに降りる。隣のホームに珍しい貨物列車が走ってたので収めてみる。
いわゆるレール運搬の「チキ工臨」ってヤツですな。JR貨物ではなくJR西日本が担当する「配給列車」的な性格を持った列車だそうで。「やくも23号」の接近案内が流れたので、その方向を見てみると・・・
「ゆったりやくも」キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
チラシでこういう列車がこれから「やくも」に充当される、とは聞いていたが乗れるとは・・・
ちなみにどうゆったりか、と聞かれたら僕は間違いなく7Aを勧めます。というのは、換気ダクトが一部出っ張っている部分(8A)があって、そこをデッドスペースにしており7A客が足が伸ばせるようになっています。通常ならそこにも座席を配しているのですが定員減を恐れずあくまで「ゆったり」の名に恥じない英断を下しています。もちろん他の席もピッチを広げており全体的に「ゆったり」にはしてありますが、この1区画にJRの意気込みを感じます。
18時50分発車。倉敷から伯備線に。
振り子列車らしく、カーブもガンガン突っ込んで走るが何というか、柔和な走り方とでも表現しますか。この備中高梁を過ぎ単線区間になるとなおの事「もっさり」した感じで、自然振り子ってこんなにヘタレなの?って気がするくらい。
自然振り子だからどうしてもカントの立ち上がりと呼応して車体を「自然に」傾けるから、速度も制限がかかってしまう。「スーパーまつかぜ号」あたりで使っている「制御振り子」のように速度とカントの立ち上がりに関係なく車体を「制御」して振るシステムだからこそ高速域での「事前振り子制御」みたいな芸当が出来るのであって、元祖「振り子」の381系にそこまで求めるのは酷、かもしれないが・・・
新見を出て新郷で運転停車。上り「やくも号」とスライドし、続いて鳥取県に入った黒坂で、
「サンライズ出雲号」とスライド。向こうのカーテンが何箇所か開いていてこちらの車内を見る客も。伯耆溝口あたりからようやく「特急」らしい走りを見せ、伯耆大山(停車)で山陰本線と合流。
岡山から2時間、21時に米子に着くと半分ほどが下車し車内は閑散とした感じに。
続いて島根県に入って松江でごっそり降り、僕の乗ったハコは3人・・・伯備線とはうって変わって俊足な電車らしい足を取り戻した「やくも号」だが乗客がこれだけでは張り合いがないだろうなぁ・・・時間帯が時間帯だからしょうがないか。
終点・出雲市には定刻21時55分着。なんとなく涼しいのが有難かった・・・
(2007年7月11日乗車)