旅する炭屋~炭屋さんだって旅したい~

炭屋です。ヲタです。人畜無害です。何処かへ行ったり過去に前に挙げた内容を再掲したりしてます。

はじめてお越しになられた方は、ここを御一読いただければ幸いです..._〆( ´・ω・‘)

■このブログについて
このブログは日々の日記ではなく、管理人のメモ帳と捉えて下さい。管理人が何か公共交通機関に乗ったとか、あとは乗り物に関して管理人がどこからか拾ってきたニュースがあった時とか、そういう時に更新される確率が高くなると思います(思います、と書いたのは管理人のサボタージュに起因するものとご理解いただければ幸いです)

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松山観光港リムジンバス 松山観光港~松山市駅 伊予鉄道

(乗継元:フェリーくるしま 小倉浅野港~松山観光港

■プロローグ

空港発の路線ではないのだが、松山観光港と市街地を結ぶこの路線は「リムジンバス」と呼ばれている。運賃表を見る限り、市街地停留所の設定はないので利用者の目的地は港か市街地かのどちらかに限られてくる。そういう意味ではまさにリムジンバスだ。

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■松山観光港~松山市駅

「フェリーくるしま」を降りて長いデッキを歩いて、リムジンバス乗り場に着いたのは下船して5分ほど。

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フェリー予約時に「到着とバス発車の時刻が近いが間に合うのか」と予約センターの係員に尋ねたが問題ないとの事。確かに間に合ったが、フェリーが遅れると果たして接続はとってくれるのか、そのあたりは気になるところである。

ひんやりとした風を受けて待つこと約5分、オレンジ色のハイデッカー車が滑り込んできた。

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去年あたりから伊予鉄道ではバスの色を上記のようにオレンジ一色に統一、変更すると決めたようで関西にやってくる高速バスも新塗装のものが増えてきた。そしてこのリムジンバスも然り、である。夜目にこの色はなかなか目立っており文字の後に描かれた船の絵が船舶に接続するバスであることを主張しているかのようだった。

車内に入ると、

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ごく標準的な4列シートが並ぶ。足置きがあるのは他の観光バスとかとは違う、リムジンとしての「格」を表しているのか。

出発前に乗務員さんが、

 

「この運賃箱はおつりが出ません。また走行中の両替は大変危険ですので、できる限り発車前に両替くださいますようお願いします」

 

というアナウンスを仕切りに伝えていたのが印象的だった。関東方式に慣れている客ならその心配は大いにあるが、乗ってる客は西日本中心だからさて効果のほどは如何に(僕を含め数人は両替していたが・・・

ほぼ満席になって5時15分、発車。

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港沿いを少し走って交差点を曲がったかと思うと長いトンネルに突入。出てしばらくは住宅地が続く。当然ながらまだ真っ暗だ。車内は至って静かで、時折聞こえる携帯電話の会話も家族に向けてだろうか、「今リムジンに乗ったから~分くらいには帰れる」といったものが多く「初バス」でありながら「ホームライナー」的な雰囲気も感じさせる。

何か所かの交差点を右左折し、気が付いたら市街地に入っていた。最初の停留所、JR松山駅に到着。半分ほどが下車。さて支払い状況は・・・皆さん硬貨を用意していたようでスムーズだった。

 

大手前のダイヤモンドクロッシング(伊予鉄の市内線と郊外線の平面交差)を過ぎ、ほどなく次の降車地・愛媛新聞社前に近づくも降車通知はなくそのまま通過。

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5時40分、松山市駅に到着。バスはさらに道後温泉まで向かうのだが、ここでさらに降車があって車内は外から見てもわかるくらいに空いていた。

 

■エピローグ

「港リムジン」のユニークさに惹かれて乗ったような感じだったが接続する(受ける)対象が航空機かフェリーになるだけで、そういった交通機関の利用者をスムーズに都心まで運ぶという使命は空港も港も同じなんだなと実感した。

ちなみにこのリムジンバス、ICカードが使えるみたいだがSuicaやPASMOといった他所のICカードでは決済できないとの事なのでご注意を。

(2017年9月23日乗車)

(乗継先:ハーバーライナー号 松山市駅~神戸三宮

フェリーくるしま 小倉浅野港~松山観光港 松山・小倉フェリー

(乗継元・福岡空港国際線ターミナル~福岡空港国内線ターミナル

■プロローグ

四国と九州を結ぶ航路は結構有名で、鉄道との有機的な連絡がスムーズな八幡浜~臼杵を筆頭に、「海上国道」の負託を持つ三崎~佐賀関は車利用者には根強い人気がある。そうした航路群にあって意外と「穴場」的存在になっているのが、これから乗る小倉松山航路だ。

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■小倉~松山

21時前にJRで小倉に着き、新幹線口から徒歩でフェリーターミナルへ向かう。車内で飲んだ酒で火照った頬が、ペデストリアンデッキの上を抜ける風が撫でていき心地よい。

新幹線口から徒歩(やや千鳥足だったが)にして約15分、

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フェリーターミナルに到着した。すでに車の積載や改札が始まっていた。ターミナル内のきっぷ売り場で発券してもらう。

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この航路しかないので掲示類もシンプルで、またターミナルとは言うものの供食設備や売店といったものはパッと見で見当たらなかった。カーフェリーのターミナルを見慣れた目には全体的に質素なものに映った。

きっぷを握りしめタラップを上がると船内へ。今夜の松山行きは「フェリーくるしま」だった。船内に入ると・・・さらに階段が続く。そういえば公式サイトにも「エスカレーター等はありません」とあったような気がした。なるほど。

案内所とロビーを抜け2等船室へ。

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予約時に受付係から「雑魚寝の席になりますが宜しいですか?」とぶっちゃけられて、こちらは「お、おう・・・」という感じで受け答えしたが、なるほど「雑魚寝席」だ。まあ「桟敷席」の方が呼び方としてはカッコいいと思うのだが、「雑魚寝」の方が言葉の通りはよさそうだ。

その雑魚寝席の付帯設備はというと、

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必要十分な設備だ。背後のロッカーっぽいケースは救命胴衣入れなので私物入れとはならないようだ。仕方がないので風呂行きの着替えと貴重品だけを移し、先程のロビー近くにあったコインロッカーへ荷物を預ける。

風呂へ行くと10人ほどの先客がいた・・・狭い!芋を洗う状態とはまさにこの事か。風呂桶は5人が入れば一杯、洗い場は同じく5人が座れば一杯・・・つまり僕は定員オーバーの存在なのだ。困ったな、出直そうか・・・と思ったら、ちょうど子連れの一組2人が洗い場を離れてくれたので「席なし」にならずに済んだ。が、のんびりもしていられない。出航前で風呂を済ませておこうという客は多いはず。だが風呂の定員は10名・・・となると回転を高めないと風呂に入れない客も出てくる。大急ぎで体や頭を洗い、これまたちょうど一人分空いた風呂桶へ突入。さっさと出て着替える。それにしてもこれだけ落ち着かないフェリーの風呂も久しぶりだなぁ・・・

 

風呂から出て甲板へ出ると

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小倉の街をだいぶ離れたようだ。

甲板はかなり賑やかで、明日が祝日ということもあってか家族連れの客がかなりいた。思い思いに沿岸の風景を携帯電話で撮ったり、自撮り棒で気のしれた仲間たちと撮っている学生グループがいたりとなかなかの盛況だ。

そんな彼らがやはりテンションを上げたのが、

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関門橋をくぐる前後だった。今朝この上を夜行高速バスで通り過ぎたのだが、もうその日のうちに今度はこの下を行く船に乗って九州を離れた訳だが、はしゃぐ周りの喧噪からふと思うのは我が身の忙しさで、これは少しばかり恨めしい。

雨がパラつき始めたので船内に戻り、ロビーの畳敷きで携帯を弄りながら周りを観察。

 

  • 食堂はある(ただし22時半頃まで)
  • 食券式。軽食メイン。
  • 売店あり。ここも23時くらいには閉店。
  • 消灯は23時
  • ロビーとはいいながら仮設的にテーブルがあって実質食堂の延長
  • 風呂は22時半くらいには閉まってた模様

ロビーでビールをあおりながら怪気炎をあげている団体は、どうやら道後温泉が目的地のようだ。温泉天国の九州であっても道後の魅力は高そうだ。

消灯されたのでこちらも部屋へ戻る。真っ暗な雑魚寝席は荷物だけ置いて主は不在、というスペースが多く、どこかで酒か話に夢中なのだろう。ベッドメーキングをしてゴロリと転がる。周りの気配に落ち着かずなかなか寝付けなかったがいつの間にかzzz。

 

明かりがついた気配で目が覚めると、周りでは数人が起きて支度をしていた。こっちはまだ足元がフラつく。

 

「長らくの船旅、お疲れ様でした。まもなく本船は松山観光港に入港致します・・・」

 

コインロッカーから荷物を出し、最低限の身支度をすませロビーに向かうともう何人かが下船の列を作っていた。

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ほぼ定刻に松山観光港に着岸。長い通路を歩いてターミナルを出ると風がひんやりとしており、松山のファーストインプレッションは温暖というイメージからほど遠いものだった。

 

■エピローグ

この路線、元々は関西汽船が運航していた航路でそれが関汽の手を離れ「フェリーさんふらわあ」へ移管。さらに廃止を検討し受け皿を検討していると、広島~松山の航路を運行する石崎汽船が手を上げて今の会社が設立された、という経緯を持つ。

プロローグで四国~九州の航路の中でも「穴場」と書いたのは、好調な四国~九州の航路群にあってこの小倉~松山航路だけはイマイチぱっとしない状況が続いている、という事だ。松山から九州行きの船が出ている、という事が意外と知られていないのかもしれないし、小倉側においてもカーフェリーが出入りする新門司港ではなく小倉港という利用者には馴染みがやや薄いのか、そういった点が利用率に反映しているのかも知れない。

しかし徒歩客にはこの上ない良好なアクセス(ターミナル~小倉駅は徒歩15分)が担保されているし、松山側もバス接続がなされているので決して利用するにあたっての環境は悪くない。

船の経年やバリアフリーなど、ぼちぼちとクローズアップされる問題も出てくるかと思われるので、そうした諸問題の解決と需要喚起に運航事業者のますますの奮起を期待したい。

(2017年9月22日乗船)

(乗継先・松山観光港リムジンバス

無番 福岡空港国際線ターミナル~福岡空港国内線ターミナル 西鉄バス

(乗継元・とよのくに号

 

■プロローグ

福岡空港は何度か使ったことがある。空路で九州入りした時も、また高速バスのトランジット(乗り継ぎ)の中継点としても。ただその時に見かけていた「ターミナル間シャトルバス」だけは見るだけで乗ったことがなかった。

「とよのくに号」が国際線ターミナル着だという事を利用してようやく乗車する機会に出会えた。

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■国際線ターミナル~国内線ターミナル

とよのくに号」を降りて国際線ターミナル1階へ。羽田や関空に比べれば小ぶりなターミナルなので移動は容易だ。到着ゲート近くのドアから外へ出るとちょうど国内線ターミナル行きのシャトルバスが待機していたので早速乗り込む。

西鉄バス宇美営業所のノンステップタイプのエアロスター。西鉄バスであれば「西工」の車体を載せたバスであるのが定番であったはずだが、「西工」が無くなった今はメーカーボディに頼っているのが現状である。

車内はすでに立客もおり、空港内のシャトルバスらしくバゲッジスペースも設けられていたがそこも既にスーツケースで埋まっていた。大半がアジア系の客らしく女性の比率が高い。それだけ海外旅行が身近になったという事なのか。

11時22分、ターミナルを出発。ぐるりとターミナル前を廻るとそのまままっすぐ貨物エリアへ。

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航空会社の貨物取扱所やら整備の拠点があるところらしく、この便では停車するものの乗降はゼロ。ここは貨物や整備で勤務する社員が主な利用客なのだろう。

貨物エリアを過ぎると滑走路端の寂しいところに出てふとゲートの前に停まった・・・おもむろにゲートが開きスルスルと中へ入った。いわゆる「制限区域内」というところで一般者(もちろん車も)は入れないエリアだ。察するに空港で働くサービスカーやこのターミナル間シャトルバスといった特別に許可を受けた車だけが走れる道なのだろう。

フェンス1枚向こうは稼働中の滑走路で、

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(制限区域内ですが関係各所に許可を受けて掲載しています)

このようにタキシング(地上移動)中の航空機が間近に望めるので、航空ファンならずとも心躍る場所ではないだろうか。道路の幅は意外と広く、

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(制限区域内ですが関係各所に許可を受けて掲載しています)

国内線から国際線ターミナルへ向かう僚車と充分スライドできる程である。

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この「秘密の道路」を走った時間は僅か数分だが、これを通らずにターミナル間を移動しようと思えば、ずっと遠い金の隈側(つまり滑走路の南端)まで迂回するか、逆に北側を迂回しようとすると混雑する二又瀬の交差点を通らなければならず、これほど短い所要時間は望めない。

出口にも同じようなゲートがあり、出るとそこはもう国内線ターミナルの目の前だった。

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ぐるりとターミナル前を廻って国内線ターミナル南に到着。

 

■エピローグ

羽田や関空にもこういった構内シャトルバスは存在する。言うなれば規模の大きな国際線を擁する空港であれば規模の大小はあれどこういったシャトルバスは存在することになる。しかし福岡空港のように「制限区域」を利用したバイパスを使うといったパターンは珍しいのではないだろうか。

ちなみに運賃は無料。建前としては国際~国内乗り継ぎ客や先述した空港職員の移動手段を確保するため、であるのだが特に航空券を所持していなくても誰何されることはない。現に僕は国内線ターミナル前のレンタカー営業所に用があったので乗ったのだが、誰でも無料で10分少々の「小旅行」を楽しめる「乗りバス」おすすめの路線である。

(2017年9月22日乗車)

 

(乗継先・フェリーくるしま

とよのくに号 別府北浜~福岡空港国際線ターミナル 亀の井バス

(乗継元・SORIN号

 

■プロローグ

「SORIN号」を降りて時計を見たら、次に乗り継ぐ便までは10分あるかないか。目の前にあった案内所でコンビニの所在を聞くと、結構近いところにあるという。それでもモタついていたら一巻の終わりだな・・・と躊躇いつつも、気が付いたら足はコンビニに向かって走っていた。

買い物を済ませ時計を見ると4分前。次に乗る路線のバス停に着くと客が並ぶでもなくパラパラと散らばっており、それでいて「バスはまだか」という皆の視線が大分方面に注がれていた。

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■別府北浜~玖珠付近

息を整える時間は充分あって落ち着いた頃、発車2分前の8時58分に入線。

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西鉄天神バスターミナル行きの「とよのくに号」亀の井バス担当便だ。亀の井バスの高速便は初めて乗る。

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ご覧の通り、昼行便でも3列が多い九州島内路線にあって「とよのくに号」は当初から4列シートがあてがわれており(速達便は3列だった時代もあったが)旺盛な需要に対応したカタチになっている。

定刻を若干過ぎた9時3分に発車。昨今の海外旅行者の利用の多さを反映してか、この便でもアジアからの家族連れの旅行者団体が中央付近の席を占めていた。乗務員さんも彼らに向かってカタコトの英語で、それでいて適切な案内をこなしていた。

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しばらくは国道10号線を北上していたが、九州観光横断道路の交差点で曲がりこみゆるゆると坂を登り始めた。その途中にある横断道路観光港入口の停留所に停まるも乗車はゼロ。

次第に坂がキツくなってきた頃、ふと道路から外れすれ違うのもままならないのではないかと思うくらい狭い道に入り、

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ほどなく鉄輪バスターミナルに着き3人が乗車。もときた道を引き返すのかなと思ったら、ちゃんと抜け道があって再び国道へ戻った。

別府自衛隊前は乗車ゼロ。すぐに大分道へ入る。

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このあたりから霧が出だしたな・・・と思ったらほどなく減速し

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別府湾SAに入り最後の乗車地・高速別府湾APUに到着。そしてこの霧である。大袈裟かもしれないが、客のいないバス停がなんとなくこの世のものではないような、墓標のように見えた。

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SAを出てまもなく速見バイパスとのジャンクションという地点まで来ると霧の濃さはより深くなり、もはや下界の景色など望む事は不可能だった。

この霧のために「とよのくに号」は迂回ないし運休を余儀なくされており、今回も遅れるのかな・・・と思ったら由布岳を望む付近まで登ってくると先程の霧がウソのように晴れてきて、

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由布岳の頂上は拝めなかったが、風になびく草と由布岳の麓付近をくっきり見ることができるくらいにまで回復していた。ホントに山の天気は変わりやすいのだなぁ・・・

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玖珠に近づく頃には下界の景色もご覧の通りで、霧が出ていたのは別府湾を望む由布岳の東の麓付近だけだった事になる。

一人心配していた自分が馬鹿らしくなって、ホッとするとなんだか眠くなってきた。

 

■筑後甘木~福岡空港国際線ターミナル

目が覚めると山はどこにもなく、刈り入れを済ませた田んぼが見える田園風景が広がっていた。

ほどなく小郡の市街地を抜け、

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鳥栖JCTをぐるっと270度廻って九州道に入った。交通量は確かに増えたが関西や関東の郊外道路に比べたらまだ空いている方なのだろう。時間帯もあるのだろうが・・・

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「ご乗車お疲れ様でした。まもなく高速基山に到着します・・・」

自動放送が基山到着を告げ、SA内に設けられたバス停に停まると1人が降りていった。大きな旅行鞄を持っていたからさらに高速バスを乗り継ぐのだろうか・・・

 

筑紫野を過ぎ走行車線が混みだしたな・・・と思ったら案の定渋滞が始まっており少し遅れるかなと思ったら、渋滞の列の真横を抜けそのまま大宰府インターへ。都市高速のレーンは混んでおらずショートパスしたような恰好になった。

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都市高速に入るまでの間、鹿児島からのツアーバス「南九号」とデッドヒートを繰り広げ気が付いたら半道橋ランプまで来ていた。

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ランプを降りたら空港はまさに目の前で、これまでの旅の余韻に浸る間もなく11時18分、福岡空港に着いた。「とよのくに号」はこの先西鉄天神バスターミナルまで行くのだが降り際に座ってた客を見ると3~4人・・・実質この福岡空港がこの路線の終点のようだ。

 

■エピローグ

思えば「とよのくに号」はJR特急「ソニック号」の好敵手としてその勢力を拡大しており、良い意味で福岡~大分間には競争原理が働いているようだ。今回乗ったノンストップ便は別府仕立てという、これまで設定されなかった路線でこれも利便性を追求したが故の「答え」という事なのだろう。

一方でこれまで大分道の沿線利用者をくまなく拾ってきた各停便が廃止され、日田までの便や「ゆふいん号」がフォローしているとは言え、「とよのくに号」自身が元々背負っている直行便利用者と区間便利用者の需要のアンバランスさに対応しきれてないように見える。

年々ダイヤは磨かれているように見えるが、今しばらくは路線改廃の試行錯誤が続くものと思われる。

(2017年9月22日)

 

(乗継先・福岡空港国際線ターミナル~福岡空港国内線ターミナル)

SORIN号 大阪駅前~別府北浜 大分バス

■プロローグ

唐突に福岡に来い、という仕事の電話があって面食らった。今まで福岡に行かなくても良かった案件が、担当者の都合から今年度からダメになり直接会って打ち合わせすることになったのだ。仕事とあらば仕方ない。行きますか、福岡へ・・・

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大 分 経 由 でな(笑)

 

■大阪駅前~権現湖PA

発車30分ほど前に大阪駅前の近鉄バス停留所に到着。

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ちょうど萩行きの「カルスト号」近鉄便が乗車扱いをしているところだった。この路線、共同運行先の防長交通が近鉄バスと同じカラーの高速バス車両を持っていることから、カラーだけでは運行会社を判断しかねるシーンが多々あり我々をファンを悩ませてくれる。まあその悩みも普通の人からすれば理解の範疇を越えているのだろうけど・・・

 

続いて新宿行きや小田原行き、甲府行きといった東日本方面への路線が出ていき発車5分前くらいに大分行き「SORIN号」が到着。

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今夜の担当は大分バスで、同社の夜行車カラーでは伝統の水玉模様がエアロエースにあしらわれていた。「ぶんご」「エメラルド」「トロピカル」・・・このカラーを見るとそれらの高速バス路線を思い出させる。

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車内に入ると数名の先客がいた。あべの始発なので当然なのだが、それにしても少ないような・・・指定された席に着き発車時刻となったが、乗務員さんのバゲッジ扱いにやや時間を取られてたようで2分遅れの22時7分に発車した。

梅田新道から南森町へ出て、阪神高速の環状線へ駆け上がる。その間に交代乗務員さんからの車内案内があったが、そのアナウンスが澱みなく進めておられて気持ちが良い。決して科白を読んでるという風ではなく、自分でアレンジされている感じだ。高速バスの乗務だからそれなりに訓練はされておられるだろうし、場数も多く踏まれておられるとは思うが、客が知りたい事を要所要所で簡潔に伝えてくれるのは本当にありがたい。九州の高速バス車内アナウンス(パフォーマンス)で有名なのは西鉄バスであるが、同社も別な意味でいい乗務員さんがおられるのだなぁと感心した。

 

環状線から神戸線へ。生田川ランプで降り市道~国道と進んで22時44分、三宮バスターミナル着。

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大阪発車の時点では「この先、神戸から5名のお客様がご乗車の予定です・・・」とアナウンスされていたのだが実際乗ってきたのは3名・・・予約だけしておいてすっぽかした、という事になるのだろうけどイマイチそういった行動が僕には理解できない。色々とキャンセルの方法はあっただろうに・・・なんだか肩透かしを食らったような気分で三宮出発。

 

新神戸トンネルを抜け、箕谷ランプから阪神高速北神戸線へ。

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布施畑ランプから神戸淡路鳴門道へ。九州行きのバスなのに四国を想起させる名前の高速道路に乗るのはなんとなく意外性を感じさせるが、神戸淡路鳴門道にいた時間は僅かでこの先ほどなく山陽道へ入っていった。

さてアナウンスでは神戸出発40分後くらいをメドに途中で休憩します、という風だったのでだいたい三木SAだろうな・・・とタカをくくってたのだが、三木SAの案内が近づいても減速することなくそのまま通過。どこまで行くのだろうと思いつつ、ついウトウトしてたらふと減速する気配が・・・

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(個人的な)予想を裏切って権現湖PAで10分休憩と相成った次第・・・

三木SAが選ばれなかったのは、大型車駐車スペースの混雑を読み切っての臨機応変的な対応なのか、それとも同社の運行仕様書がそうなっているのか、一介の趣味者がうかがい知る術はないのだが、

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 小さなPAであることから人が少なく、あまり周りの混雑を気にすることがなく快適に過ごせたのでこのチョイスはありがたかった。

周りで休憩しているトラックの乗務員諸氏も、そのあたりを見込んでこのPAをチョイスしているのだろうな・・・

トイレを済ませ、写真を数枚撮って車内へ戻る。

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仕切りカーテンも最近ではだいぶ広まったようで乗務員さんも

「使い方が判らなければおっしゃって下さい・・・」

と見て回っているものの、客の方が手馴れているようでさっさとカーテンを広げて使っていたのが印象的だった。

10分停車で権現湖SA発車。ほどなく消灯となった。

 

■宮島SA~中津サンライズホテル前

目はつぶったものの最初のうちはなんとなく暑く、窓に頬をつけたり備え付けのリーフレットを団扇がわりにして涼をとっていたが、いつのまにか寝入ってしまい気がついたら何処かのSAに停まっていた。

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携帯のナビを見たら宮島SA。こういう時に文明の利器はありがたい。

次に揺れで目が覚めたら関門橋を渡っているところだった。ああ、九州に入ったんだな・・・と思いつつ再びまどろむ。

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明るさを感じて今度はしっかり目が覚めた。カーテンを少し開けるとどこかの料金所を通過・・・ナビで確認すると椎田道路の料金所だった。

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6時27分、国道10号の道の駅「豊前おこしかけ」に入って停車。

 

「おはようございます。未明の中国道工事渋滞等で30分ほど遅れております。本来でしたらここは乗務員交替後すぐに発車するのですが、せっかくですのでここで朝の休憩にしたいと思います・・・」

 

弱った。この後乗り継ぐバスとの余裕時間は50分ほどあるのだが、それが20分ほどになってしまう。降りたら降りたで身支度等の行事が控えているのだがそんな余裕時間ではそれもままならなさそうだ。となるとこの機会を利用するしかないと、バスを降りてトイレへ直行。7~8分で身支度を済ませた。

結局15分ほど停まって6時45分頃に発車。

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車内は完全に明るくなり、あちこちでカーテンが開く。遅れているからといって特に騒ぐ客もおらず平穏な、そして淡々と時間は過ぎていく。

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中津市に入ったあたりで雨が窓を走りだした。さっき降りた道の駅でも雨の後のような風情を見せていたがここにきてとうとう降られた。

ちょっとずつ混雑しつつも確実に市街地へ入り7時7分、最初の降車地・中津サンライズホテル前に到着。

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ここで2~3人が降りた。

 

■中津~別府北浜

中津の市街地ではさほど渋滞に遭わなかったが、バイパスから分かれて国道10号に入ってしばらくのところから渋滞に・・・

しばしノロノロ運転が続き、時計は見ていないが遅れが増大していくように思えた。郊外のロードサイドにありそうな店やら住宅やらがある中にぽつんと設けられた宇佐法鏡寺のバス停で停車するも降車はなし。

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ここから東九州道に入るのかな・・・と思ったが結局そのまま国道10号線を進み、宇佐神宮を通過。景色はよいのだが今は到着がどのくらい遅れるのかが関心事であるから、日本でも屈指の歴史を誇る神宮を目の前にしてもどこか気がそぞろだ。

 

日豊線と並行するようになり、車窓も緑が多くなってきた。

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プライベートの移動であればこの景色を心行くまで堪能してるのだろう。が、今はそういう気になれない。しかし「遅れたら遅れたで一応の手はある」事は調べているので、今は運に任せるか・・・と二度寝をキメる。

 

気が付いたら日出町の外れで左の車窓には別府湾が広がっていた。車線数も増えてここまで来たら目的地の別府北浜はさほど遠くないな・・・と思ったが車線数に比例するかのように交通量も半端なく多くなっており、停まりこそしないものの飛ばせるという状況ではなかった。

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やきもきしながらバスの挙動を見守り、別府北浜には定刻より40分遅れの8時50分に着いた。この先どうだったか・・・はまた別の機会に。

 

 ■エピローグ

実は大阪~大分間の高速バスというのは一度廃止された経緯を持っており、「SORIN号」は言うなればリベンジで開設された格好になっている。もちろん車も当時のものから最新のものになっているし、ルートも東九州道を一部通るなどそれなりに変化している。

しかし変わった点と言えばそれくらいなもので、特に旧路線時代から目新しいものが無いというのが正直なところだ。しかも大阪~大分間にはカーフェリーも就航しており航空路線だってある。それだけパイの奪い合う環境にあって「SORIN号」を積極的に使う動機が「乗り換えなし」だけで、どこまで利用者数を伸ばせるのかが少し不安でもある。

中津以南を東九州道へ乗せ換えるか、パーク&ライドのような企画きっぷを途中利用の客に使ってもらうとかの誘致策が必要になるように思うが、さてこの先どうなるのか・・・今のままでは旧路線の二の舞という気がしてならない。

(2017年9月21日乗車)

 

(乗継先・とよのくに号

臨時快速 ムーンライトながら号 東京~大垣

■プロローグ

手元にあるきっぷは「青春18きっぷ」・・・このきっぷ、国鉄時代から続く普通列車限定の乗り放題きっぷなのだがここ数年、期の変わり目ごとに改廃の俎上に上がりつつも結局何事もなかったかのように売り出される、ちょっとした話題をいつも背負っている不思議なきっぷだ。

そして「青春18きっぷ」の改廃の話題と同時に、これもまた季節の変わり目ごとに改廃の噂が絶えない列車がこれから乗る「ムーンライトながら」・・・古くは東京と大阪を結ぶ国鉄時代の客車鈍行列車をルーツに持つ伝統ある列車なのだが、時代の流れと共に鉄道の夜行移動というものが廃れ、定期運行だったこの列車も多客期のみ運行の季節列車に格下げされた。

僕も思えばこの列車がJR東海所属の373系で運行されていた時期に何回か乗ったが、季節運行化されてからここ数年は乗ってないことに気が付いた。そして「18きっぷ」も「ムーンライトながら」もこの先ずっと販売・運行されても安泰とは思えなく、それならばこの機会にと思い指定券を取った。

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■東京~沼津

22時前に東京駅の東海道本線ホームに上がるとちょうど「サンライズエクスプレス瀬戸・出雲」が出発するところだった。「ムーンライトながら」と同じ夜行列車なのだがこちらは定期運行で、寝台券・指定券の入手が困難と言われておりどこで差がついたのか・・・そんな事を思いながら出発を見送った。

ベンチで出入りする列車を眺め23時過ぎ、東海道線の普通列車が出てしばらくして真っ白な電車が新橋方から滑り込んできた。

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今夜の「宿」となる185系で編成された「ムーンライトながら」大垣行きである。臨時「快速」という設定なので普通乗車券と(もちろん「青春18きっぷ」でも)この列車の指定券があれば乗車は可能だ。

指定券に記された号車と席番に行くと・・・ん、先客がいる。とっさに手元の指定券を再確認する。間違いない、ここの座席だ。

 

僕:あのー、ここ・・・

先:え、私もここなんですが・・・きっぷ見せてもらえます?

 

相手と僕とで指定券の席番を確認する

 

先:あー、これダブってますねー

僕:そう・・・ですよね

 

こういう時は妙なもので、何故かお互いのハラを探り合いをしながら喋っている。

 

僕:まあ車掌さんに相談しましょう・・・ところで席は・・・

先:あーいいですよ、私あっちに座ってます

 

そういって先客さんが数席離れたところへ移動していった。ダブルブッキングというのは初めてのことで、人からはよく聞くことはあっても自分はそういう目に遭うと案外どうしていいものか判らないものだなとちょっと情けなくなった。

複雑な気持ちで座るとほどなく発車。185系の主電動機の唸りがそのまま車内に入ってきてとても特急型に乗ってるという気はせず、往年の165系あたりの電車に乗っているかのような錯覚に陥る。

品川に着くと今乗ってるハコ(車両)にもドヤドヤと足音が響く。ぐるっと見回すと80%ほどの入りか。

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大森あたりで車掌さんがやってきて先客さんと一緒に

 

僕・先客:ええと、ダブってるようなんですけど・・・

車掌:ええ?ちょっと見せて貰えますか?

 

車掌さん指でなぞりながら券面をチェック。特におかしいところはないようで腑に落ちない表情だったが、

 

車掌:わかり・・・ました。そしたら〇番の〇席にどちらか行ってもらえますか?

 

僕はサッとカバンを持って移動しようとしましたが

 

先:わかりましたー、私近いところに座ってたんでそっち行きますー

僕:えっ、いいのですか?

先:構いませんよー

 

あっさりとダブルブッキングは解消した。あとは荷物のやりとりをして先客さんも落ち着いて何事もなかったかのように・・・いやなんか、もっとこう拗れるものなのかなーとか思ってた自分、いったいナニを期待してたんだか・・・

 

横浜に着き数人が乗車。隣は今のところだれもいない。そろそろ大船だなーと思ったらあっさり通過・・・アレ?長距離系は大船停車じゃないの?と訝しがりつつ携帯で時刻表サイトを開けて確認したら・・・小田原まで通過だった。そういえば最近の「ムーンライトながら」についてはまったくサーベイしてなかったなぁ。

 

「もうお休みのお客様もおられますので、車内放送は緊急時を除いて明朝の名古屋到着まで控えさせていただきます・・・」

 

車掌さんのこの案内で一気に夜行列車の旅気分が盛り上がる。ただ列車の足取りは快調かと言えばそうでもなく、時折信号停車一歩手前まで減速して加速したかと思ったらまた減速・・・そんな感じの走りが国府津付近まで続いた。考えてみれば今乗ってる列車は「臨時列車」。立場としては定期列車の隙間で走っていることになり、定期列車の影響をモロに食らう立場なのだ。平塚、国府津では当駅止まりの列車がホームに見えたので、ずっとこれらの列車の後追いをしてたんだなーと納得。

小田原でドカッと乗るか・・・と思ったらここも数人だけが乗車しただけで発車。隣は・・・まだ誰もこない。時刻表では次の停車駅は沼津だけど時間が時間(1時過ぎ)だから乗ってくる可能性は低い。となると隣は空席って確率が高い。ちょっとだけ気がラクになった。

根府川~真鶴間のワイディングな区間をレールを軋ませながらゆっくり走り熱海着。乗降扱いのない運転停車だ。運転士、車掌がJR東日本からJR東海の乗務員に交替した。丹那トンネルの中で反響する主電動機の音を十二分に堪能し、ほどなく沼津着。他のハコからだけど2人ほど降りた・・・

 

■沼津~豊橋

それにしても・・・暑い!僕はピザ(肥えているの隠語)であるため人の多くいる場所での暑さは人以上に感じやすいタチなのでそれなりに覚悟していたが、それを差し引いても蒸し暑い。トイレに行きがてらデッキ付近に立つとダクトからの風になんとなく湿気を感じた。思い返せば今乗ってる185系は車齢は30年以上たつロートルな電車である。特急型と言えど設備的にガタが来ているのも事実だろう。

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かつての夜行列車では冷暖房はおろか、空調といえば扇風機とベンチレーターがあれば御の字といわれてた時期があったそうだ。そうした時代を生きてきた人からすれば僕の言など弱音にしか聞こえないだろう。しかし普通電車でもキンキンに冷えた空調冷房完備が当たり前な時代にあっては。申し訳ないが185系は「ボロい」と言わせて頂く。

暑さにうだされてたせいで、富士通過や蒲原付近の駿河湾の夜景をばっちり眺められた・・・

2時過ぎに静岡到着。このあたりになるとさすがに意識が朦朧としかけたが、そんな中でもここから数人が乗車してきた。「大垣夜行」時代はここでの長時間停車で買い物や背伸びができたそうだが、臨時列車となった今は数分で発車。用宗の駅名板を確認したところまでは覚えていたが気が付いたら停まっていた。30~40分は寝たことになるのかな・・・

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浜松での停車時間は20~30分ほどあった。静岡での長時間停車がこちらに移ったようだ。ホームに出て涼んでいると鉄道ファンが「ムーンライトながら」のサボやらヘッドマークをしきりに撮影し、電車の色々な部位を撮っていたりと忙しそうだ。僕ももちろん便乗し数枚をカメラに収めた。

そしてホーム下の改札を抜け徒歩3分ほどのところにあるコンビニへ。ぶっかけそばとおむすびを買い込んでホームへ戻る。ファンの間では長時間停車の事を「バカ停」と呼ぶのだがそのバカ停のおかげで夜食にありつけた。以前なら駅弁販売があったのかもしれないが現代の世にそれを求めるのは酷な話。ここはコンビニ飯でその雰囲気を味わうことにする。

貨物列車の通過を撮ったり、相変わらず動きの激しい鉄道ファンの様子を眺めてたら発車・・・やっぱり蒸し暑い。周りは寝静まって?いるのだが、意を決して窓を数センチほど開けてみた。特急型で窓が開くのは185系のみで急行への運用を想定していたための仕様だとか。カタンカタン、カタンカタン・・・音がモロに入ってきて少し喧しいが少し涼しい風が入ってくる。これは蒸し暑さにうだされてた身には非常にありがたい。誰も起きる気配はないな・・・よし、もう少し開けよう。もう一段窓を上げてみる。風が体に当たって心地よい。自然風は冷房の風のような冷たさはないが、走行中の列車から入ることから体感温度を下げてくれる。線路際の建物に時折ジョイント音が反射してドキッとするくらい響いたのだが、今のところクレームはない。

ようやく暑さから解放され夜食を涼しい風にあたりながら平らげ、まだ真っ暗な闇を眺めながら腕を少し出して往年の夜行列車の旅を気取ってみた。

減速し停車したのは豊橋。ここも熱海同様に運転停車で乗務員のみの交替が行われた。ホームを歩く運転士さんの後ろ姿はどことなく疲労の色を見せていた。

 

■豊橋~大垣

いつの間にか寝入ってしまい気づいたら停まっていた。

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ホームの駅名板を見たら「共和」・・・もう名古屋の都市圏に入っていた。本線とは違うホームだから貨物列車の待避かなと思ってじっと通過を待っていたが特に何も通過せず20分ほどで動き出した。ちょっと肩透かしを食らった気分だ。笠寺手前でうっすらと空が白み、

 

「おはようございます。おはようございます。ただいまの時刻は午前5時、午前5時になりました。まもなく名古屋です・・・」

 

いわゆる「おはよう放送」が熱田通過あたりで流れた。それを機に車内の動きもちょっとあって洗面所へ行く団体、トイレへ駆け込む人、荷物整理をし始める人・・・今まで動きの無かった空間に突如湧いたように発生するこの喧騒感も夜行列車の旅の醍醐味だなーと窓の風を受けながらぼんやりと見ていた。

 

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5時過ぎに名古屋着。ハコの1/3ほどが下車した。さすがに乗車はなかった。ホームの通勤・通学客の目線がまるで異人を見るかのような厳しさを感じた。「なんでオレタチが乗れない列車がこんなところにいるんだ!」というグチが聞こえる風な雰囲気だった。

 

名古屋を出ると周りはすっかり明るく、名古屋始発の特急が停まる尾張一宮ですらこの列車は通過。木曽川を渡る風が心地よかった・・・

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県都・岐阜での降車はパラパラで、車内は60%ほどの入りのまま終点の大垣に到着。

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そして僕が乗ってきたハコの乗客(だけでなく他の客の大半もそうだが)は恒例の「大垣ダッシュ」で跨線橋を渡り、隣に停まっていた米原行き普通列車へ我先にと争わんばかりに駆け出し乗り込んで行った・・・この列車の使命は単に東京と東海地方の都市を結ぶだけでなく、その先を乗り継ぐ「青春18きっぷ」利用者へ便宜を図る東海道のフィーダー輸送という側面を持っている。

僕も関西へ戻るためにこの列車に乗ったのだが、「大垣ダッシュ」に参加する気力はなく喧噪をよそに「ムーンライトながら」の余韻に浸る事にした。

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■エピローグ

さて、この「ムーンライトながら」であるが、乗車してから数日後に185系を使用するのはこれで最後、と思わせるようなネットの情報を見かけちょっと心が騒いだ。確かにこの乗車でも空調の悪さは目立ったし、車両全体のガタは否めないからいずれは引退するだろうな・・・とは思っていたが、これほどまでに早々と結論めいたものが出るという事に驚きを隠せなかった。

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もっとも東阪間での夜行移動で鉄道を積極的に使おうにも、こういう座席だと敬遠する人は多いだろう。このシートよりも豪華な独立シートを装備した夜行バスも多く走っているし、それこそツアーバスであれば青春18きっぷ1回分の値段くらいで、通常期に上のシートのような便が売り出されてるのが現状だ。航空便だって以前のようにベラボウな運賃だけでなく割引も充実しているから新幹線並みの金額で行けるようになっている。この列車が何の手を打たずして生き残ろうというのは、もはや無理な段階にきているのは明白である。

プロローグに書いたように「青春18きっぷ」と「ムーンライトながら」は連関性があって18きっぷが売り出されるからこの列車が設定される、といっても過言ではない。平成29年度の「青春18きっぷ」はまだ冬期間の発売計画を残しているので今しばらくは安泰だろうけど、「ムーンライトながら」の方はそうも言ってられないだろう。平成29年夏の運行期間は終了したが、もし噂通りに185系がこの列車に充当されなくなったとしたなら、後継車が決まらない限りそれは「ムーンライトながら」の廃止を意味することに繋がる。もっとも冬季の18きっぷに合わせJRが車両をどこからか捻り出して冬季の「ムーンライトながら」は運行されるかもしれないが、その先はJR各社の「胸三寸」にかかってくる。

関係者でもない僕が今からどうのこうのと言うのは僭越かもしれないが、時代の流れにこの列車が飲み込まれる(廃止される)のか、それとも何らかの形(後継車決定・ダイヤ改正)でJRが今一度利用者に問いただすのか(存続)、大いに注目されるところである。

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(2017年8月13日乗車)

はじめまして・・・かな?

某所でブログを十数年ほどやってました。

 

色々思うところがあり、こちらへ引っ越してきました。以前は徒然と思うところを書いてきて自分でも方向性が判らなくなってきましたことから、ここではテーマはある程度絞り込んでいく予定です。面白いかどうかは判りません。

 

続けられるところまでやっていくつもりです。宜しくお願いします。

太宰府ライナーバス旅人号 太宰府~博多バスターミナル 西鉄バス二日市

太宰府天満宮近くでの仕事が終わり、あとは次の目的地までひたすら移動・・・という事になって西鉄太宰府駅の運賃表を眺めていたのですが、ふと駅前のバス停に視線を移すと福北ライナーあたりで見慣れたトップドア車が待機していたので、ほぼ反射的にバス待ちの行列に加わりました。

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【概略】

路線名称:太宰府ライナーバス旅人号

運行会社:西鉄バス二日市 甘木支店 8508

使用車両:いすゞエルガ(推定)

 

【行程】

13時11分 太宰府発車

13時14分 太宰府市役所発車

13時16分 太宰府政庁跡発車

13時24分 太宰府ランプから都市高速へ

13時33分 半道橋ランプで一般道へ

13時34分 福岡空港到着

13時54分 博多バスターミナル到着

 

【旅程】

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駅前からの乗車でほぼ満席。お客さんは例外なく「西隣」と「北隣」の国の方々ばかりで当然というか地元客というのは皆無に等しく、僕と数人といったところでしょうか。もっともこの路線の性格上「空港を降りたら福岡を代表する観光地へ1本で行ける」という事からお客さんがこういう感じになるのは至極当然という事なのでしょう。

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市役所、政庁跡にも停まりましたが乗降はなく、地元のまほろばバスと別れて国道3号へ。そのまま都市高速に乗り気分は西鉄高速バス・・・と言いたいのですが程なく近づいた半道橋ランプで高架下へ。

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福岡空港の国際線ターミナルに着くとほぼ全員が降りてあの喧噪はどこへやら・・・きっと海外で路線バスに乗るとこういう感じなのかな、とか思っていると東比恵の交差点で市街地へ。高速には戻らずそのまま下道を走っていました。

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見慣れた博多グリーンホテルを正面に見てもうすぐ終点、というところで車内を見渡すと外国人カップル数組と僕を含めた用務客数人といった感じで福岡空港へ立ち寄るというのが九州の高速バスを設定する上で必要不可欠という事を感じました。

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終点の博多バスターミナルは他の高速バスと同じ2階に到着。高速道路を走る距離はわずかだし、実質空港~太宰府が主任務な路線ですが停留所の待遇は高速バス並の扱いでした。

 

【印象】

起点を福岡空港ではなく博多駅にしているのは都市間移動客を見込んでの事だと思いますが、訪日客をターゲットにしているのであれば、土日だけでも福岡空港にも常時数台置いて臨時で空港~太宰府間を走らせる、といった措置も必要になってくるように思いました。

というのは、西鉄電車で太宰府から福岡(天神)まで500円、それから博多駅行きのバスが100円の計500円に対し「旅人号」は100円upの600円・・・毎日乗るには負担が大きいですが僕のようにパッと飛び乗る客が「博多まで乗り換えなし」というのを覚えた時に利用しようにも数便待たなくてはいけない状況になっては・・・と思ったもので。

そこまで成長する路線なのかという事にもなってくるかと思いますが、ある意味親会社のライバル路線になる「旅人号」が訪日客にも普段使いの客にとっても気軽な足になってほしいと感じました。

(2015年12月24日乗車)

名古屋特急ニュースター号 名古屋~大阪 名古屋バス

GWに名阪間をひたすら高速バスに乗り続けてネタ集めをしていた時、最終レグの「名古屋特急ニュースター号」を始発(愛知県庁前)から予約してたのに名古屋駅で余裕ぶっこいていたらどうにも間に合わなくなって、結局1つ手前の栄からの乗車に切り替えた、という出来事がありました。それ以来どうもそれがアタマに引っかかって「いつか始発から乗り直そう」と決めてました。

それが2ヶ月後という比較的早い時期に達成できたのでupします。

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【概略】

路線名称:名古屋特急ニュースター号 名4便

運行会社:名古屋バス

使用車両:三菱ふそう エアロエース

 

【行程】

8時00分 愛知県庁前発車

8時12分 名古屋栄発車

8時30分 名古屋駅到着

8時36分 名古屋駅発車

9時30分 甲南PAで休憩

9時50分 甲南PA発車

10時27分 高速京田辺到着

11時11分 大阪駅アルビ前到着

11時40分 天王寺駅到着

 

【旅程】

実を言うと今回手配したキップは、前泊してた名古屋駅前のホテルで寝過ごしたらバスそのものに乗れなくなるなーと思って念のため名古屋駅からの乗車という風にしていたのですが、意外と早起き出来たのでホテルを余裕で出て地下鉄で市役所前へ。

地上に出てバス停付近で色々写真を撮っていたら、

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「大阪」幕を出した大阪バスカラーのエアロエースがハザードを焚いて停車。厳密に言うと大阪バスではなくグループ会社の名古屋バスでした。グループ会社だからこそ出来る統一カラーですね。

ややあってドアが開いたので乗務員さんに

「ここから乗りたいのですが・・・」

とキップを見せると

「ああ、いいですよ」

と快諾。

指定された1Aに座り発車までどれだけ乗ってくるか・・・と思いましたが結局ここからは僕とあと1人だけ。官公庁街始発はそんなものかもしれませんね。

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定刻に発車し、栄の市街地に入るとほどなく次の停留所・名古屋栄に到着。ここでも1人が乗り込んできました。

 

車内は4列シート、シートのカラーパターンも大阪バスと同じものでした。当然と言えば当然ですか。コンセントもあって本当に助かります。

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いやあこの時期の冷房はホント助かるわぁ・・・とふと上を見上げると窓枠にこの飾りカーテンが。うーん、名古屋バスで夜行運用はないハズだし大阪バスでは見なかったような気がするし・・・名古屋バスだけの特殊アイテムですかね。

(追記:前の乗車記にあった写真を見たら大阪バスにもちゃんと付いてますね)

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名古屋駅に着くと7~8人が乗り込んできました。学生さんらしい姿がほとんどというのも興味深いです。

定刻よりもやや遅れて出発。乗務員さんのアナウンスで

「今日は長田とUSJで降りるお客さんが居ないけど、もし変更して降りるのなら教えてほしいです」

という旨の案内が流れました。長田の降車地は高速道路の下だからいきなり「降りたい」って言っても無理ですからね・・・

則武本通から環状線へ。このあたりのルートはJRバスだろうが大阪バスだろうが皆同じルートを取るのでお馴染の風景が続きます。

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烏森ランプから名古屋高速に。

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庄内川を渡っていよいよ名古屋を脱出。それにしてもホントに乗りバス日和な素晴らしい天気です。

名古屋西の料金所を抜けて東名阪に入るものの交通量は名古屋高速の頃とさほど変わらず。愛知県内まではこんな状態なのでしょう。

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木曽三川を渡ったあたりからスムーズに流れはじめ、90キロ台を保持して滑るような感覚で安定した走りになりました。

亀山JCTから新名神へ。交通量はさらに減って時折すさまじい勢いで抜いて行くスポーツカー以外は至って平和です。

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甲南PAで20分休憩。

売店を少し覗いて戻ると豊橋からの豊鉄バス「ほの国号」が停まってました。

出発間際には浜松からの遠鉄バス「E-Liner」もやってきたので時間帯に丁度集まりやすいPAだったのかもしれませんね。

 

草津JCTで再び雑踏の中に飛び込みそのまま京滋バイパスへ。京都の市街地を走る名神をパスできるとあって交通量は常に多いというイメージがあります。そろそろ3車線化しなきゃ捌けないでは・・・

宇治トンネルを抜け巨椋JCTから今度は第二京阪へ。よく高速道路を乗り換える路線です。

京田辺の料金所を抜けた先にある高速京田辺に停車。

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1~2人が下車。京都府下のバス停ではありますが、意外と枚方にも近いことや片町線の駅が近いということもあって多くの路線が立ち寄ります。

片側3車線をまったり走り門真JCTから近畿道、さらに長田JCTで阪神高速東大阪線へ。東大阪長田駅での降車が無くそのまま高速を乗り継げたので、名古屋高速から数えて8本目の高速道路という事に・・・

森之宮までは年中行事のごとく渋滞しておりノロノロ運転を強いられましたが、運行ダイヤにはそのあたりも盛り込まれているようで、大阪駅前到着はそれでも10分ほどの早着に。

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ここで大半が下車し、客は僕とあと数人ほどに。

USJで降車しない事を再び乗務員さんから確認され、そのまま御堂筋を南下。

南海なんば駅の前を通り、新今宮の界隈を環状線沿いに進み、終点の天王寺駅についたのは定刻よりも20分近く早い11時40分頃でした。

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環状線を跨ぐ陸橋の傍という意外な場所が終点であることに驚かされましたが、天王寺駅の駅ビルがすぐそこに見えているので充分徒歩圏内であることは確か。質素な設備ですが大阪バスの南の「拠点」にようやく辿りつけた事にちょっとした感慨を覚えました。

 

【印象】

大阪バスのグループ会社ということで全体的な印象はGWに乗ったこの時と同じですが、名古屋バスの方が若干ドライといった雰囲気を持っていたように思います。

名古屋バス独自の高速路線等があればまた評も変わったのかもしれませんが、名古屋特急ニュースター号を実質1社で回している現状では、あまり独自色を出すというのが難しいのかもしれませんね。

(2015年7月15日乗車)

福知山特急ニュースター号 福知山~大阪 大阪バス

舞鶴出張の帰りに乗ってきました・・・と言いましても当初からこの路線を狙ってた訳ではなく(仕事の都合で乗れるかどうか分からなかったので)したがってキップは買わず「飛び込み」で乗れたらいいかなー、程度に思ってました。

 

・・・乗れちゃいました(笑)

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【概略】

路線名称:福知山特急ニュースター号 福6便

運行会社:大阪バス

使用車両:三菱ふそう エアロエース

 

【行程】

12時15分 福知山駅発車

12時27分 福知山インターから高速へ

13時05分 吉川JCT通過

13時26分 中国池田で高速out

13時30分 阪神高速大阪空港料金所通過

13時42分 梅田ランプで高速out

13時47分 大阪駅前アルビ前到着

14時26分 東大阪布施駅到着

 

【旅程】

予定していた舞鶴線と山陰線の列車に順当に乗り継げたので「これはひょっとして?」と思って改札を抜けて北口を見ると、名古屋で見慣れた大阪バスがまさに停まっていました。

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おそるおそる乗務員さんに、

「えっと予約してないんですが・・・キップありますか?」

と間の抜けた問いに特にリアクションもなく笑顔で、

「はい、ございます。どちらまで行かれますか?」

とあっさりスルーを決め込まれ何となく拍子抜けになったものの、終点の布施駅までの1850円を払って車内を見渡す。

「席はどこでもいいですか?」

とこれまた捉えどころの無い問いを乗務員さんに投げかけましたがこれも

「そうですね、お好きなところへどうぞ!」

とにこやかにスルー。では遠慮なくということで1Aへ。

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 名古屋特急ニュースター号で乗ったシートと配色は同じでしたが、絵柄がなんとなく大胆なデザイン。導入年度で変えているのでしょうか。

セルフノリホ。3人。以上・・・大阪バスの路線でもひときわ少ないという風を聞いてたのですがここまで少ないとは。

 

定刻に福知山駅を出発。乗務員さんのアナウンスを聞きながら福知山城公園の横を抜け国道9号へ。

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福知山インターから舞鶴若狭道へ。最前列のシートベルトは乗用車と同じ3点式だったので、高速の風景にかぶりついているとなんとなく自分が運転してるかのような錯覚に・・・

 

終始80~100キロの間で踏み込むこともなく滑らかなクルージングが続いており、途中で数ヶ所の車線規制ポイントも滑らかに合流。名古屋線の時も感じたのですが、同社の貸切時代のクルージングの技術が、そのまま高速バスにも引き継がれているのかもしれません(この点は高く買いたいです)

あまりの滑らかな乗り心地のせいか、西紀SAの通過あたりは覚えていたのですが結局三田西を過ぎて吉川JCTにさしかかるあたりまでウツラウツラ・・・

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中国道に入ってもひたすら防衛運転に徹しており、昼間という交通量の少なさを差し引いても極めて静かなクルージングを提供してくれて

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あっという間に中国池田インターへ。

準地元なこのあたりの風景も、高速バスから見ると他所の土地のような雰囲気に思えるというのも不思議なものです。

阪神高速の接続部を駆け上がり、

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舞鶴から1時間ちょいで大阪空港付近に到達。早い・・・

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梅田ランプで降りるとJR四国バスがこれから目的地へ向かわんとするところへ出くわし、

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大阪駅前に到着。

ドアを開け乗務員さんが外へ出る・・・が客が降りる気配が一向にない。

外に出た乗務員さんが再び客室に戻り、大阪駅前下車予定のお客さんが座ってるあたりまで進んで

「お客さん、お客さん、大阪駅ですよ・・・」

とおっかなびっくりな感じで声をかけていたのが印象的でしたね。

結局件のお客は爆睡していた、というオチで「え、もう大阪なの?」という感じで慌てて降りていく後ろ姿がなんともユーモラスでした。

ドアが閉まり再び動き出すと、

「次は東大阪布施です。今日は天王寺と上本町でお降りのお客様がいらっしゃいませんので通過します・・・」

との事。大幅にショートカットするよって事ですね。

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御堂筋をひたすら南下し千日前筋の難波で東へ転進。上本町の駅前を過ぎ(多分この辺に降車地があるか?)鶴橋、今里を経て布施柳通で再び南下。

近鉄の高架が見えてきたところでそれに沿って西へ戻り終点の布施駅に到着。

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結局僕と一番後ろにいた客がここまで乗ってきたのですが、そのお客さんはどうやら添乗の社員さん(乗務員さん?)だったようで・・・結局純粋に客として乗っていたのは2名という事に・・・うーん。

 

【印象】

大阪バスにはグループ含め3回ほど乗ってきたのですが、運転技術は乗客という立場で見る限り恐ろしく丁寧というのが共通して言えることだと思います。接客等は可もなく不可もなくといったところですが、乗り心地の良さは地味なところながらアドバンテージを持ってるな、といった印象を受けました。

しかしそういった長所も、この客の少なさでは・・・というのが正直なところで、昼の一番人の動きの少ない時間帯ということを差っ引いてもフォローしきれないように思えます。12/1からは3時間ほど発車時刻を繰り上げ、福知山発は朝2便夕方1便という体制になるようですが、過去に同区間は西日本JRバスと神姫バスが路線を設定していて敢無く撤退した経緯を持っているだけに、発車時刻のテコ入れだけで路線を維持できるものなのか、外野ながら心配しています。

この路線の横で京都交通が「なんば~福知山」や「神戸~福知山」といった路線を頻発させているのを見ると「二匹目のドジョウ」を同社が狙っているようにしか見えません。

PR、割引等の充実以上に何か付加価値を付けないと、と思えるのですが今後がどうなるのか注目したいところです。

(2015年11月26日乗車)

WEライナー12便 新潟~仙台 JRバス東北

新潟で乗り鉄を堪能し今日中に仙台まで移動したい、というプランだったので鉄道乗り継ぎよりも早い「WEライナー号」をチョイス。

JRだけで行くと乗り継ぎに乗り継ぎを重ねて仙台着は23時台・・・以前の僕ならこっちを選んでたいたかも知れませんが、カラダが疲れきってる中でこの大移動は些か躊躇してしまいました。やはり歳なのですかね・・・

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【概略】

路線名称:WEライナー12便

運行会社:JRバス東北 H654-11411

使用車両:三菱ふそう エアロエース

 

【行程】

(万代シティBC始発)

17時11分 新潟駅前到着

17時15分 発車

17時33分 新潟亀田インターから高速へ

17時37分 新潟中央JCTから磐越道へ

18時25分 西会津PAで休憩(推定)

19時36分 郡山JCTから東北道へ

20時15分 松川PAで休憩(推定)

21時06分 仙台宮城インターで高速out

21時16分 広瀬通一番町到着

21時27分 仙台駅東口到着

(推定、とあるのは記録がされていないためです)

 

【旅程】

新潟駅前の新潟交通ターミナルでひといきバスを撮り続け、17時前に乗り場へ。

丁度東京行きが客扱いをしていましたが乗車は数えるほど・・・ドル箱路線だと聞いていたのですが、日着ギリギリの便とあっては利用も限られたものになるのかもしれませんね。

 

定刻より少し遅れて仙台行き「WEライナー12便」が到着。古い人間なためか「つばめ」を書いたこのデザインに落ち着きを覚えます。

ここからの乗車は数人で窓際がちょっと空いているかな・・・といった感じの入りで新潟駅前発車。

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乗務員さんのかなり丁寧なアナウンスをバックにいよいよ新潟を離れ・・・と思ったら渋滞の最後尾に突入。中心部はさほど混んでいなかったのですが、高速へつながる国道7号バイパスはご覧の有様・・・夕方ラッシュはいずこも同じですね。

ノロノロ運転を繰り返しようやく新潟亀田インターへ。加速も心地よくハイウェイクルーズの始まりだな・・・と思ったらまた減速。今度は磐越道へのJCTの急なコーナーへ入り最徐行。ハイウェイクルーズも一筋縄では行きません。

 

新津の外れで対面通行に。新潟方面の車線はライトが光の帯になるくらい車の数が多いのですが郡山へ向かう当方の車線はまばらなもの・・・

このあたりから初日に始めた「ニコニコ生放送」で車載中継を敢行。三川くらいまでは安定してつなげられましたがトンネルが増えると所々で電波状態が悪く強制中断されることしきり。それでも電波状態が最悪だろうと踏んでた新潟と福島の県境あたりは意外と安定していたという不思議・・・

「生中継」に悪戦苦闘していると最初の休憩地・西会津PAに到着。車外に出てようやく「声出し」の中継を開始。トイレと数台の自販機がある以外は何もないPAで人気も少なかったので中継環境としては良かったのですが、バスの客からは「薄暗い中で携帯もちながら何をブツブツやってるんだろーなー」って感じで見られてたかも知れません。

 

西会津PAを出ると緩やかに下り始め、会津盆地に降りているんだなと実感。会津若松を過ぎると一転、今度は急勾配になるので鉄道の磐越西線と同じようなトコロを走っているのだろうなと推測。

後日ネットで確認すると磐越西線と磐越道は若松~郡山間をお互い付かず離れずといった感じで絡み合うように走ってました。

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交通量も少なく、終始マイペースに走れて2時間ちょいで郡山JCTへ。ここからは東北道を走ります。

僕はというと相変わらず携帯電話でニコ生の中継放送の連続で、揺れる車内でまっすぐ携帯を持つという作業がこれほどまでに辛いものだと思っていませんでした。

おまけによく強制中断することから、アプリを再起動したり設定を変えたり・・・2回目の休憩地である松川PAはこれらの操作に追われ結局降りることなく、携帯電話と格闘する破目に。

 

福島を過ぎると東北新幹線の高架が夜目にも判る位置で見えてきて、真っ暗な風景ながら今僕が見てる風景は全部東北なんだなぁと妙な感動を覚えたり・・・

 

21時過ぎに東北道を降りて、国道48号バイパスを市内方面へ。仙台出張の際にイヤというほど走ったトコロなのですが覚えているのはトンネル内の分岐くらいで、後はキレイサッパリ(笑)

広瀬通1番町で3人ほど下車。外は新潟以来久しぶりに見るネオンの海で、なるほどこちらの方が繁華街で利便性は高そうです。

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東北線のガードをくぐって駅の反対側(方向的には東)に出てほどなく終点の仙台駅東口のバスターミナルに到着。

JR系の高速バスのターミナルは夜行便ラッシュの始まる前の静けさに包まれていました。

 

【印象】

今思えば「WEライナー号」のルートは、かつての国鉄急行「あがの号」をほぼトレースしておりさらに遡って言えば、磐越道未開通時代は坂町まで北上して一気に飯豊の山々を貫いて米沢や山形に出て、そこからさらに仙山国境を越えて仙台入りしていました。

国鉄が民営化直前に「陸越連絡」を手放した後に苦労しながらルートを開拓している同路線を見るとパイは小さくなったものの、ダイヤを見る限り双方向に同数の便が設定されているのを見ると決して「陸越連絡」の需要が無くなったのではないことを実感しました。

現代の「あがの号」とも言える「WEライナー号」に課せられた「陸越連絡」の使命は磐越道経由という「最適解」を得て進化しながら果たしています。

【2015年10月31日乗車】

グランドリーム10号 宝塚~東京 西日本JRバス

11月初頭の飛び石休日を利用して新潟、東北方面へネタ探しに行く時に乗りました。

宝塚駅から「ドリーム号に乗れる」というのは川西市に住んでる人間(というかバスクラスタ)にとっては大きなアドバンテージを感じるもので、何だかんだで3回目の宝塚駅乗車になります。

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【概略】

路線名称:グランドリーム10号

運行会社:西日本JRバス 神戸営業所 641-4936

使用車両:いすゞガーラ(HD)

 

【行程】

(JR三ノ宮駅始発)

21時44分 宝塚駅到着

21時53分 発車

22時55分 京都駅烏丸口到着

23時00分 発車

23時23分 京都東インターから名神高速へ

23時38分 草津PA(満車のため通過)

00時06分 土山SA到着(休憩)

00時25分 発車

02時21分 三ヶ日駐車場到着(乗務員交替)

04時35分 足柄SA到着(休憩)

04時55分 発車

06時06分 池尻大橋到着

06時29分 新宿駅到着

06時58分 東京駅日本橋口到着

 

【旅程】

宝塚駅の乗り場はバスターミナルの一番外れといったところ。

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ここから出る「ドリーム号」はこれから乗る「グランドリーム」と30分ほど後にやってくる「青春エコドリーム」の2本。先に3回乗ったと書いたがそのうち2回は当時は「無印ドリーム」と呼ばれているものと「青春ドリーム」(現在の青春エコドリーム)になります。

 

発車10分ほど前にターミナル内をぐるっと回って到着。

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真っ白な車体は国鉄のバスっぽくない、というのが正直な感想。もちろん国鉄はとっくの昔にJRになっているのは承知していますが「ドリーム」=国鉄バスのあのカラーというのが半ば公式化している中でこの車体の色は本当に衝撃的です。

車内は独立3列シートが並んでいるのですが、

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肉厚の背もたれに可動式のヘッドレスト、そして横に垂れているのはフェイスカーテン。これも「国鉄バスじゃない」と言わしめる仕様です。独立3列までは「国鉄も変わったな」くらいで受け止められますが、こうなってくると本当に「別物」になってます。

僕以外にもう1人が乗車し定刻に発車。

右の肘掛の下にコンセントが。これはありがたいです。「ドリーム」でもコンセント付きが当たり前になりつつあるようです。

携帯電話を使って「ニコニコ生放送」を始めた頃に宝塚インターから高速へ。

2枠目(ひと枠は30分)の後半くらいに京都南インターに達し、国道1号へ。深夜の京阪国道は流れがよくほどなく京都駅烏丸口で最後の乗車扱い。宝塚駅発車後は寂しかった車内も、ここで窓側がすべて埋まったという感じで、中央席も後ろの方は埋まっているような感じでした。

京都駅発車後、再び国道1号へ乗り京都東インターから高速に復帰。

うとうとしかけてたら草津PAに到着・・・と思ったら何処にも停めるスペースはなく第二駐車場へ逃げ込むもここもあえなく満車。諦めて新名神へ。夜行バスが「休憩難民」になるという事態に初めて遭遇し一人テンションを上げていたのはここだけの話。

結局最初の休憩は新名神の土山SAでした。甲南PAでないというところがこれまた意外というか・・・

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それも駐車スペースではなく名神高速線のバス停スペースというのがまた・・・

トイレまで往復して帰ってきたら、

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横浜行き「ハーバーライト号」がリアにぴったり付いて休憩中。シート等は今乗ってる「グランドリーム」の方が格段にいいけど、2階建てにも惹かれるものが・・・

この後、「プレミアムドリーム号」もやってきて土山のバス停は時ならぬ「ドリーム」タイムとなりました。

 

土山SA発車後、亀山JCTの緩いカーブを感じたところまでは覚えていたものの、眠た目で見た三ヶ日駐車場で停まった気配は携帯の位置情報アプリで無意識のうちに「確保」していましたが、次にしっかり目覚めたのは足柄SA到着の案内放送でした。

声の主が変わっていたので三ヶ日の交替はしっかり行われたんだなーと妙に納得したり。

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ここも20分ほどの休憩なので、トイレに行きがてら停車している夜行バスを色々見て回りました。多かったのは四国方面からの高速バスでしたね。

キンと冷えた空気が火照ったカラダには妙に気持ちよかったです。

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発車後再び減光されたのでうつらうつらしていたら、既に首都高に入っており池尻ランプで高速を降りるところでした。

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ほどなく池尻大橋に到着。ここで数人が下車しました。

しばらくは高速の下をテレテレ走っていたのですが、やがて山手通りに入って一気に高層ビルの下に潜り込むような感じで回り込み、気がついたら新宿駅の前に来ていました。

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新宿駅東口で再び降車扱い。代々木のターミナルでもなく新南口でもない新たなJRバスの降車地が出てきたことにちょっと戸惑いを。

靖国通りを流し、気がついたら皇居のお堀横に出てきており見慣れた風景が続き、

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定刻より若干早めに東京駅日本橋口に到着。

今朝の足柄SAよりも暖かいというのが意外でした。

 

【印象】

2階建ての頃までは国鉄バスの伝統を墨守した路線、というイメージが強い「ドリーム号」でしたが「グランドリーム」はそういった伝統を破った「前人未到」なものを感じさせました。

この路線以前に既に「プレミアムドリーム」という上位クラスがありましたが、これまでの「ドリーム号」とは別次元のトコロに存在するモノという認識でした。しかし「グランドリーム」はこれまで「ドリーム号」が墨守してきたスタンダードというクラスに踏み込んだもの、ということで「伝統を破った」ように感じたのかもしれません。

これ以上装備をUPすると運賃との兼ね合いから「プレミアム」と差別化しづらい事から、これ以上の進化は望めないのかもしれません。が、ライバル社の運行する路線のシートのグレードが上がっていく現状に対抗する上で、今しばらくは「グランドリーム」という「ミドルクラス」が必要ということになるのかもしれません。

【2015年10月29日乗車】

大阪福井線 福井~大阪 阪急バス

福井出張も昼過ぎに終わり、福井駅に行ったものの鈍行乗り継ぎもかったるく感じたので高速バスの時間まで福井市内のバス関連ネタ探し(という名の乗りバス)で十二分に福井のバスを堪能。17時前には福井駅東口に着きました。

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【概要】

路線名称:大阪福井線

運行会社:阪急バス

使用車両:日野セレガHD

 

【行程】

17時22分 福井駅東口入線

17時30分 発車

17時45分 福井ICから北陸道へ

17時53分 鯖江ICで乗車扱い

18時00分 武生ICで乗車扱い

18時23分 敦賀ICで最終乗車扱い

19時05分 多賀SAで休憩停車

19時15分 発車

20時03分 京都深草到着

20時14分 名神大山崎到着

20時35分 名神高槻到着(降車ゼロのため通過)

20時27分 吹田ICで高速out

20時37分 千里ニュータウン到着

20時45分 新大阪到着(降車ゼロのため通過)

20時52分 大阪梅田到着

 

【旅程】

バスターミナルに着くと京福の高速バスでお馴染の漢字をデザインした車両が停まっていたので撮影。よく見たら「京福リムジンバス」・・・「京福」と名乗っていますが、ナンバーは隣県の石川という「変わり種」でした。

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ほどなく大阪行きが到着。阪急バスの担当でした。今朝大阪を発った便が福井で整備と休息を済ませ夕方の便で戻るので毎日この時間は阪急バスが担当します。

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アサインされた席は「11D」。乗りバスの本分からすれば前方の席を陣取りかぶりつきを楽しむところですが、行程の大半が夜になりあまりよい展望は望めそうに無い事と、今回は仕事で来ていたという事もあって「ゆったりと帰りたい」と思ってここを指名買いしました。

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「ゆったり」というのはこの足元の事。エンジン音が響くのと非常ドアが近い事、また足元には非常時に使う冶具があったりするのですが、それさえガマンすれば至って快適なポジションです。結果的に最終乗車地の敦賀ICまで隣に客が来る事もなかったので広々と席を使えました。4列シートの足元は狭い、というのが通り相場なのは誰もが認識している事だと思われますが、稀にこういう「当たり席」に出くわすので高速バスの旅が止められないのかもしれません。

 

定刻に発車。乗務員さんの車内案内、到着時間案内と続き一通り終わったあたりすでに市街地の外れに来ていました。乗務員さんの大阪弁のイントネーションが「ああこれから帰るんだなぁ」と実感させられます。福井ICから北陸道へ。

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それほど飛ばすでもなく鯖江IC、武生IC、敦賀ICと停車を繰り返します。鯖江で1人乗ってきた以外は「ゼロ行進」で車内の入りも5割あるかないか、といったところでしょうか。敦賀ICを出る頃には弱い雨が窓にまとわりつき始め・・・

 

滋賀県に入るもすでに外は真っ暗。携帯をプチプチ弄っていたら「お疲れさまでした。多賀SA到着です。10分ほど停車します・・・」という案内が流れました。

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外に出てみると大雨。それでも休憩を堪能(?)すべく近くのコンビニへ。そしてここのブログ用に写真を撮ってみましたが容赦なくカラダを雨が叩きつけます。なんとか撮影してバスにかけ戻りました。半ば雨にバス車内へ追いやられた格好に・・・

 

多賀SA発車後も携帯を弄り続け、ふと見ると京都府に入っていました。雨は少し小やみになったようです。

最初の降車地・京都深草で5名が下車。乗ってる数からすれば結構多い方だと思います。続いて停まった名神大山崎でも1人が降車。他路線ではほとんど降りる客を見た事がないバス停ですが・・・逆にその次に停車予定だった名神高槻は降車予告が無いということでスルー。これも意外でした。

 

吹田ICで名神を降り中央環状線へ。土曜の夜半でしかも悪天候ということもあってか快適に走り抜け、その後停まった千里ニュータウンも早着気味になるくらい。

 

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終点の大阪梅田に到着すると、ほどなく後ろに同じ阪急の高速バスが到着。この時間帯は中距離系昼行便の到着ラッシュで、朝出た阪急バスが1日かけて戻ってきたという事になります。

 

【印象】

土曜の夕方に共同運行相手先の発車という事もあって、利用は少なめだったが逆のパターンでは増発便が設定されるくらいなので路線全体では好調、といっていいのでしょう。

4列昼行の路線は数多くあれど、事業者によっては今回の阪急バスのようにゆったり出来るシートを用意している事もありますので、一度お試し下さい。

(2015年8月29日乗車)

北陸道高速バス 名古屋~福井 京福バス

「しらさぎ」と高速バス、どちらにしようかと迷ったのですが、どうせ同じネタを探すならこうしてブログを作っているのだから・・・という事で迷わず名鉄バスセンターへ。

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【概要】

路線名:北陸道高速バス

運行会社:京福バス

使用車両:日野セレガHD

 

【行程】

14時50分 名鉄バスセンター入線

15時00分 発車

15時17分 名古屋駅BT発車

15時48分 名神一宮発車

15時50分 名神高速へ

16時24分 米原JCT

16時40分 賤ヶ岳SAで休憩

16時50分 発車

17時06分 敦賀IC到着

17時30分 武生IC到着

17時37分 鯖江IC到着

17時46分 福井IC通過

17時56分 福井駅東口到着

 

【旅程】

名鉄バスセンターの待合室で涼をとった後、乗り場へ移動。ちょうど高岡・氷見行きの加越能バスが客扱い中でした。

出発してほどなく黄色い高速バスが入線。車体サイドに漢字を大きくデザインした大胆なもので、随分前からこのデザインの高速バスは見かけますが、今もなお新鮮さを感じさせます。

乗務員さんの改札を受け車内へ。4列シートが並ぶごく標準的な昼行仕様の内装で、足置きがあるのが嬉しい限りです。

定刻に発車。

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バスセンターを出てしばらくは同時発車した名鉄バスの高速車とランデブーしていましたが、こちらは駅の反対側へ出るべく高架をくぐり、

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名古屋駅BT到着。ここで大量の乗車があって8割方の席が埋まったようです。

民鉄系のバスがJRのターミナルへ乗り入れるというのは一昔前であれば信じられないシチュエーションでしたが、名古屋発着路線に関して言えばそういったシチュエーションは昔からごくごく当たり前のようで、ここからの乗車が多いというのもそういったことが定着している事の証左なのかもしれません。

 

名古屋駅BTを出て則武町付近を流すように走り、栄生駅(名鉄)の高架をくぐって再び鉄道線を左に見るポジションに。そのまま国道22号へ入り若干流れが悪いかな・・・と思った頃に最後の乗車地・名神一宮に到着。

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乗務員さんが降りて周りを確認のち舞い戻って発車。乗車はゼロでした・・・

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名神に乗るとこれまた交通量が多い。

車間距離に気を付けつつグイグイと加速。木曽川を渡ったあたりまでは覚えていましたがいつのまにか寝入ってしまい、気がついたら

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米原JCTで北陸道に入ったあたりでした。

あれだけ交通量の多い名神高速を大きなショックもなく走らせる乗務員さんの技量にただただ脱帽するばかりです。

 

仕事の関係で湖東・湖北方面はよく走りますが、こうして高速バスから見る風景はやはりどこか違うもので、見慣れたはずの伊吹山も雲が隠しているせいで何か神々しく見えました。

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賤ヶ岳SAで10分休憩。

ようやく車体に書かれた感じが「光」であることを知りました。確か以前見た漢字は「愛」だったように思うのですが・・・色々バリエーションがあるようで。

 

本線に戻ると余呉から先の連続カーブを慎重に、それでいて大胆に加速しつつクリアし最初の降車地・敦賀ICに到着。

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ここで4~5人が降車。出迎えのある客、タクシーを拾う客とさまざまでした。ここは市街地から遠いので、降りた先の交通手段がある客が使える上級者向けバス停、といったところでしょうか。

 

この後、杉津・刀根の旧北陸線に沿って連続したコーナーと勾配を滑らかにこなす。エンジンをあまり吹かさないのか本当に静かでした。

武生IC、鯖江ICと降車地が続き、その都度2~3人が降車していきます。福井への客ばかりだろうとタカをくくっていたのですが、意外と途中バス停の利用が多いのに驚かされます。

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福井ICで高速を降り、国道158号を福井の市街地へ。

夕方ラッシュの始まっている頃だが意外と国道は空いていて、市街地の入口で少し混雑したのを除けば至って快適なルートでした。

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定刻より若干遅れて終点の福井駅東口に到着。

あれだけ混んでいた名古屋の市街地や福井の小渋滞に付き合ったのにも関わらず、数分の遅れで済んだのにこれまた驚きました。

 

【印象】

福井側の担当便に乗れた訳ですが、特に大きな特徴があった訳ではなく事業者間の違いを意識させることなく利用できたということは、裏を返せば日常的な利用に深く浸透している路線ということなのかもしれません。

・・・あ、そういえば「福井のバスだなぁ」と思わせるものが一つありました。左折するたびに「キンコン♪キンコン♪」とチャイムが鳴る事。京福バスでは路線バスに例外なくこのチャイムを装備しているようで、街中至る所でこの「キンコン♪キンコン♪」が聴けます。高速バスも例外ではなかったようで・・・。

(2015年8月28日乗車)

サンマリンライナー号 福岡~宮崎 サンマリンツアー

いつもの九州出張は「SUNQパス」片手に・・・という事が多かったのですが、今回は飛行機で福岡入りのち午前中一杯仕事をすませ、宮崎へ移動して次の仕事は翌日から、それでもって夕方前には飛行機で帰るというパターンだったので、ここは滅多に乗る機会がなかった「サンマリンライナー」にしてみようかと思いました。

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【概要】

路線名:サンマリンライナー号

運行会社:サンマリンツアー

使用車両:いすゞガーラ

 

【行程】

15時15分 博多合同庁舎前入線

15時30分 発車

15時41分 都市高速へ(半道橋ランプ)

15時48分 九州道へ(太宰府IC)

16時41分 北熊本SAで休憩

16時51分 発車

17時02分 益城停車

18時02分 えびのPAで休憩

18時15分 発車

18時19分 宮崎道へ

18時48分 都城北停車

19時12分 高速を出る

19時19分 南宮崎駅前停車

19時28分 宮崎駅東口到着

(参考:佐土原待機所20時05分到着)

 

【旅程】

ネットで予約した際に書かれていた案内に「博多駅(筑紫口)」とあったので最初は新幹線口側の観光バス乗り場だろうと思ったが、実際はそこから数分ほど歩いたところ。西鉄バスのバス停も近くにあってその停留所名が「合同庁舎」・・・

なるほど、確かにバス停から筑紫口が見えるのであの表記でも間違えないのでしょうけど、高速バス=博多バスターミナルという図式が出来上がっている中で、それを上回る知名度のある場所にバス停は設ける事は不可能だったんですかね。

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発車1時間前から「BUS STOP CAFE」という喫茶店で待ち合わせが出来るとの事。試しに入ってみると高速バス利用者専用口というものがあってそこを利用せねばならないとの事。

店内の1/3ほどを利用者スペースにして残り半分は純然たる喫茶店にしており、飲み物や軽食等も普通に利用出来るとの事。何よりもうれしかったのはコンセントがあった事で、さっそく携帯を充電・・・wi-fiも提供されていて、博多BTに比べの地の利の悪さをささやながらフォローしているようでなかなか興味深いです。

 

発車20分ほど前にバス停に行くと若草色のベストを来た係員が立っていてどの便を利用するかとかお名前は?という感じで聞いてきました。そして時おり「15時半の宮崎行きをご利用のお客様は~」とメガホンを通じて呼びかける。案内係といったところでしょうか。

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そしてやってきた宮崎行き「サンマリンライナー号」は、白地ベースの桃色と濃紺のコントラストが結構はっきりしているガーラのハイデッカーでやってきました。

降りてきた乗務員さんに携帯の画面を見せて改札終了。

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新高速バス(後発組)なので下手したら50人トイレなしかな・・・と思ったら意外や意外。4列でコンセント等は無いのはともかくシートピッチは広めだしトイレも付いていました。在来組との格差はほとんど無いのに驚きました。

窓側はほぼ埋まり通路側もチラホラ・・・くらいの埋まり具合で定刻に発車。

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中比恵通りから旧国道3号を経て半道橋ランプから高速に乗る。出発直後に乗務員さんから簡単な案内があった以外は極めて静かな車内でした。

 

雨が降ったり止んだりの車窓を見ながらいつの間にかうたた寝をしてしまい、

「お疲れ様です。北熊本SAです」

の案内で目が覚めました。

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丁度宮崎行きの在来組「フェニックス号」の宮交担当便が同じように休憩していました。

福岡~宮崎線の休憩箇所は以前は宮原SAのみでしたが、運行管理上この北熊本SAとこの先のえびのPAの2箇所に。それは在来組も後発組も一緒の条件なのでこうした光景が見れるのでしょう。

 

10分休憩のち発車してほどなく益城に到着

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宮崎行きは乗車、福岡行きは降車のみを扱う。中間地点だし乗車なんて無いのでは・・・とタカをくくっていたら1人乗車。

意外に感じましたが、地図を見ればバス停の位置は熊本市の東区の中心地にほど近く、公共交通機関あるいは車の送迎があれば無理なくここからの乗降が可能な状況に。

後発組はどちらかというと点と点を最短で結び在来組に一矢報いる、という傾向が色々見受けられますが、こうして在来組に近いサービスを提供している事業者もいる事が、正直意外でした。

 

八代からトンネル群で九州山地を貫き、加久藤トンネルで宮崎県入り。

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えびのPAで2回目の休憩。

当然ながら、というか先程北熊本SAで見かけた「フェニックス号」も同じように数分遅れで滑り込んで停車。

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宮崎道に入るとさすがに外は暮色に。しかも今日は雨続きなのでその暗さは1時間程早く夜が来たのではないかと思うくらい暗いです。

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都城北、清武と高速道路上のバス停に停まるたびに6~7人が降りていきます。途中利用がこれほどまでに多い高速バスも久しぶりに見たような気がします。並行する「フェニックス号」には何度か乗ってますが、人吉、都城北以外の乗降は滅多に見ないだけに・・・

 

宮崎ICで高速を降り、南宮崎駅の駅前通りに入って停車。駅まで徒歩だと数分もかかりません。宮交シティも充分徒歩圏内です。

JR線沿いに進んで大淀川を渡る。橘橋じゃないのがこれまた新鮮・・・

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定刻より少し早めに宮崎駅東口。さすがに「フェニックス号」が発着する西口と比べると「裏手」という感は否めないものの、駅前である事には変わりないし利便性はさほど悪いとは思えません。

1~2人ほどが車内に残っていました。終点まで行かれるのでしょうか・・・

 

【印象】

バス停の設置場所や案内等に「ツアーバス時代」の残滓を感じさせるものの、それを色々とフォローしている姿勢は在来組ばかり使ってきた身には新鮮に見えましたし、その姿勢は買いたいところです。

予約体制や接客設備等では後発組も在来組も大差ない現状にあっては、知名度の在来組か色々なチャレンジをしてくれる後発組で「棲み分け」が出来てるように思います。

(2015年7月21日乗車)

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